近所のバーのマスターたちとも良く話すことですが、インターネット経由で初めて来店された
お若い方々は、飲み物の注文をなさるときに、いろんなカクテルの名前をおっしゃることがあります。
たぶんどこかで飲んで気に入って覚えたのでしょう。
(曲目のリクエストを聞かれて、唯一覚えている曲名を反射的に言う、というのに似ていますね)
たいていがあまり強くない、ジュース系のものという点で共通しています。
Boccie Ball(ボッチ・ボール)・・・アマレット+オレンジジュース+ソーダ
Shandi Gaff(シャンディ・ガフ)・・・・・・ビール+ジンジャー・エール
こないだは母娘でいらしてお嬢さんの方が「ピンク色のをお願いします!」とおっしゃるので
「強いのですか?(コスモポリタン=ウォッカ+ホワイト・キュラソー+クランベリージュース+ライムかな?)」
「いえ、それほど強くなくて」
そこで、グレープフルーツジュースで割ったロングカクテル・・・Sea Breeze(シー・ブリーズ)をお出ししたら
「あっこれですこれですこのピンクです」
隣のご婦人方も「アレ美味しそう、アレください」
面目をほどこしましたが、グレープフルーツはあっという間に終売
もう一つの注目点は、女性ばかりでなくお若い男性もこういう系の飲み物、お好きですねえ
別に悪いというのではないのですが、なんか「家飲み系」「居酒屋系」な気がする。
バーテンダーのいるバーだったら、そしてジュースはフレッシュ・フルーツを絞るバーだったら、
「フルーツ系でさっぱりしたもの(または甘めの)を」とオーダーするほうが、かなり大人度も高く、
マチガイなくその日の美味しいものが出てきますよ。
スタンダードなリキュール系のカクテルで名前がついているものは、ほとんど甘味がくどい
(もともとのリキュールと配合の分量のせいで)ので、今風というより「現在凮」に
その場でアレンジしてもらうほうが、作り手も飲む側も満足度は高まります。 アドバイスその① to be continued.....