明け方の満月は春霞みもなく煌々としていました
季節は前倒し気味ながら
やはりこの季節は陽光まぶしく、薫風心地よく、
「生き物として」一番ありがたい時期だな、と深呼吸
ジャズバーエムズは5月6日(日)までお休みをいただきます。
どうぞ皆さま、楽しく穏やかな休日をお過ごしくださいませ。 店主敬白
明け方の満月は春霞みもなく煌々としていました
季節は前倒し気味ながら
やはりこの季節は陽光まぶしく、薫風心地よく、
「生き物として」一番ありがたい時期だな、と深呼吸
ジャズバーエムズは5月6日(日)までお休みをいただきます。
どうぞ皆さま、楽しく穏やかな休日をお過ごしくださいませ。 店主敬白
今宵:4月27日(金)
深澤芳美(P)下間哲(Tp,Vo) おなじみのDuoに
クラリネットのあの方が通りすがりをご予定とのこと
楽しいセッションになること必至です
連休前の金曜日、ご一緒に弾けてくださいませ
ジャズバーエムズは4月29日(日)~5月6日(日)
連休させていただきます。
(明日:4/28(土)は貸切です)
サニーがブルーになると 瞳が涙で曇って
雨まで降りだしてしまう
ピチピチ しとしと・・・ 憂鬱になる雨の音
失恋しちゃって 新しい恋人はまだ現れなくて、電話も来なくて
でもそれだけのことよ どうってことないのに
サニーがブルーになって 悲しい溜息をついてる
木立をゆすって木の葉をかき乱す風のように
耳障りなヴァイオリンのように
みんな彼女の笑顔を見て、笑い声を聴くのが好きで
だから「サニー」と呼ばれるようになったの
でも、あのことがあってから彼女は笑わなくなった
昔みたいじゃなくなって、変わってしまった・・・
でもね、思い出は過ぎて褪せてゆくもの
夢が枯れてしまったその場所から また別の夢が生まれるもの
早く新しい恋がやって来るといい
ブルーになっちゃってるサニーを優しく抱き寄せて
ほほの涙をキスでぬぐってくれるような人が
早く現れるといいな
昔から好きで歌っている曲ですが、改めてちゃんと調べてみると
気づかなかったこと、間違えて覚えてしまっていたこと、
たくさんの発見があります
だいたいこの歌はナット・キング・コールを始めとして、男性歌手の
素敵な歌唱が多いから(ろくに聴いてなかったけど)、やはり兄貴みたいに
仲良しの女の子を見守る感じなのかな、と思いきや・・・
なんとそもそもは、ある、若い女性歌手のために書かれたんだそうで
ところが彼女の(が?)イメージじゃない、ということになって
翌年(1956年)ナット・キング・コールが取り上げてヒット、
さらにその翌年にはジョニ・マティスがデビュー曲としてカヴァー、
他にもたくさんカヴァー・ヒットがあるのだとか。
複雑な音使いの妙味もミュージシャンとしてはシビレますが、
言葉の細部も、終わりに「s」がつくかどうかで意味は微妙に変わり、
やはり何年かごとに改めて見直して歌い直す、ということの繰り返しが
とても大事だなあ、と痛感した次第。ことにスタンダードの場合にはね
日曜日の【エムズ・ミュージックサロン】「五十嵐明要とザ・聞楽亭」に
お出かけいただきありがとうございました。
「晴れ男」を自任する五十嵐さん、直前まで「大荒れ予報」だったのが
何とかうす曇りで足元の不自由がなかっただけでもスバラシイ!と思ったのに
「イヤ、やっぱり陽が差さないと。パワーがイマイチでテンションが上がりきらない」
と不満げ 責任感が強いのか、意地っ張りなのか・・・
エムズ初登場の「ザ・聞楽亭」の由来をひとくさり。
「代々八丁堀でやっていた寄席・・講談が専門だったんですがね、兄貴とバンドを
組んだ時、まあ親孝行の意味もあってその名前を使おうかと。意味は
「聞いて楽しいハウス」ってとこだね」とのことで。ナルホド
昔からのメンバーの須藤俊也(P)加瀬達(B)のお二人との演奏を
じっくり楽しみました
次回は夏ごろに企画したいと思っております。
さわやかスーツの五十嵐さんも、もちろん「ハンカチーフ派」です。
ちなみに銀座には、「ノスタル爺」という種族も現存します。
その昔 微笑む気にもなれなかった頃
月の光なんて大っ嫌いだった
詩人たちがもてはやす夜のとばりも
月光と同じく薄っぺらな気がしてた
夜更かしする相方もいないから
10時にはベッドにもぐりこむ
全ての男の中で一番さみしいヤツにとって
人生はツライだけだった・・・
ご存知'Blue Moon 'のverse(冒頭の語りの部分)です。
本編は「ねえ、青いお月様、僕が一人寂しく立っていたのを
ずっと見てたよね。 ところが君が現れて・・・・
青い月が金色に輝いたんだ!! もう一人ぼっちじゃないんだ」
と続くわけですが、こうして全体を通して見ると、
「やっぱり男歌だよねえ」とつくづく思いました。
歌詞の内容に共感したからと言って、それを説明してオーディエンスを
説得するのは野暮だし無理ですが、詩の持っている気分や見える景色に従って
テンポやリズムのアレンジを思いつくのは楽しいものです