昨夜、深澤芳美さんのソロ・ステージに、若手ベーシストの新井健太郎さんが
打ち合わせがてら通りすがってくださいました。
「夏至」だったのに、太陽は全く見えない台風のような天候が、
夕方には収まり、夕焼けもして来て、楽器を運ぶ人にとっても幸いでした。
ほっ
この頃は、30代、時として20代のミュージシャンにもレトロ志向というか、
古い時代のスウィングを「カッコいい」「カッコ良くやりたい」人々がいるらしく
限られた業界ではありますが、年代を超えて共演が可能になり、また昔からの
ファンが聴いても楽しめる演奏も世界的に増えてきているようです。
ジャズはどのスタイルでなければいけない、というものでもなく、それぞれの
好みですから(演奏する側も聴く側も)、好みの合う人同士で楽しめる場が
いろいろ増えるといいなあ、と思うわけです。
そんな企画:その①
「JAZZ&BAR em’s Sunday Afternoon Live
ピアノ、ギター、ベース。
Nat King Coleトリオでお馴染みの1940年代のスウィングスタイルが、
21世紀のニューヨークで注目されています。日曜日の午後の銀座で、
そんな「NY スウィング」を美味しいお酒やお茶を片手にお楽しみ下さい。♪
2017年7月30日(日)14:30開場 15:00開演(2stages)
\3,500(1drink) 追加:\500/glass
おつまみ等お持込自由にて
♪ 深澤 芳美(P) 河野 文彦(G)
新井 健太郎(B) w/影山 ミキ(Vo) ♪
ご予約・お問い合わせ;JAZZ&BAR em’s
(ジャズバーエムズ)http://www.jazzbar-ems.com
( 03-3574-5508 (平日18:30以降) 」
なお、この企画につきましては、「初めてのアクセス」の方を
優先させていただきますこと、ご了承ください。
一般の受付はエムズでは7月3日(月)以降開始いたします。
先日「月光価千金」(Get Out and Get Under The Moon)のリクエストを
いただいて、懐かしいなあ、初めてオーディションに出た、というかジャズバンドで
歌った歌だなあ、と思いつつ・・・しかしそういう古典的な曲目は、バンドアレンジが
ない限り譜面を書いたことがないのです。譜面など必要としない方々との共演ばかり
だったせいもあります。 けれども、音楽的な技術があっても、曲を知らない場合には
譜面がないと演奏はできないので、今後に備えて一応改めて用意しました。 で、
深澤・下間ペアの日、そういう時代のレパートリーを得意とするお二人なのに、
私は譜面を躍起になって探していた、という・・・。ちょっと混乱しています。
伝統的なスタイルを好み、歌の曲目もたくさん知っているプレイヤーたちが
増えてくれれば、やっぱり譜面は無しで軽々とライブ共演できる場は
続いていくかもしれません。
「どんな曲でもどんなキーでも」演奏できる、ということが、現場の
ミュージシャンの誇り、というか大前提の条件だった時代もありましたが、
その頃は「どんな曲でも」と言っても日常的に演奏される曲がそれほど
多岐にはわたっていなかった、ということも言えるかも。
同じスタイルを好む者同士で、それを楽しむオーディエンスに囲まれて常に
ライブ演奏ができる、演奏者の楽しみはそれに尽きますね。
そう言えば
本日:6/22(木)
小林洋(P)大津昌弘(B) Duoに、また別の「通りすがり」も
予定されております