銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

もう一つ、ミント・ジュレップのお話

2017-05-29 14:32:22 | つれづれ

 昔のブログにO.ヘンリー短編集の中の「最後の一葉」について

書いたことがありました。 そのお話の中では売れない老絵描きが

いつも「ジンの匂いをぷんぷんさせている」設定になっています。

どんな匂いなのかなあ、と思ったものです。

 もう一編、印象に残っているのが「ハーグリーブスの一人二役」

というお話で、退役した厳格な元大佐が孫娘と一緒に暮らしているところに

新参の人当たりの良い青年がやって来てご老体も彼をとても気に入り、

自慢の「ミント・ジュレップ」を振る舞う。 ところがこの青年、実は

役者で、後日、二人が招待されて彼の出演する芝居を観に行ってみると、

なんと、古めかしいフロックコートから髭の具合まですっかり大佐と

瓜二つに決めたハーグリーブスが、舞台で大佐の手つきから細かい説明まで

完全に「パクって」演じ切り、その退役軍人の演技が絶賛され、本物の大佐は

激昂してしまう。 後日「参考にさせていただいたお礼を」と

やってきた彼を「ニ度と来るな!」と追い返しますが、そこは役者さん、

また別の解決方法でひそかなハッピーエンドを演出・・・

ラストの場面は機嫌の良い大佐が孫娘に呼びかける

「ミント・ジュレップの用意をしておくれ」

というセリフでおしまい、というものでした。

 

 これまた子供には縁のない、というか、アメリカン・ウィスキーを知らない限り

縁のない飲み物ですが、「細かく砕いた氷を詰めて、チリチリと音がするまで

グラスを冷やして」とか「ミントを潰すときには気を付けてやらないと・・・

この植物の持っている香りの代わりに苦みが出てくる」だの、何十年たっても

思い出せるフレーズがあるのは、どうしたわけでしょうね

 

 本日:5/29(月)久々のご登場

高浜和英さんの軽快な弾き語りで景気の良い週明けとまいりたいものです


雨も上がって

2017-05-26 16:02:10 | 情報

サイトページも回復いたしました

ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした

 

 遅ればせながら、「ケンタッキーダービーのオフィシャル・カクテル」

「ミント・ジュレップ」です

 軽くて甘みがあって、バーボンの風味が苦手な方でも清涼飲料のように

飲めてしまう、ある意味危険なカクテルです。

もともとアメリカ人は甘い味に強い人が多いですもんね~~

ちなみにケンタッキーダービーは、1875年の第一回目から今日まで(2017年は5月6日)

一度も中断されたことがないそうで、毎年違ったデザインのオフィシャルグラスが

作られます。これはそのうちのいくつかをお土産としていただいたもののひとつ。

勝利者(馬も)にバラのレイがかけられるので「Run For The Roses」という呼び名があって

赤いバラをあしらったこのデザインが私のお気に入りです

今回はライ・ウィスキーでより軽く作ってみましたが、お好みのアメリカン・ウィスキーを

指定するのもよろしいかもしれません。 バラのニ乗でFour Rosesもいいですね

 

 本日は先日「演奏家生活60周年」のコンサートをなさった江草啓介さん(P)と

久々の登場:成重幸紀さん(B)の先輩Duoです

心にしみるオーソドックスなアメリカン・スタンダードも、心行くまで

味わって下さいませ。

 


お知らせとお詫び

2017-05-26 03:20:56 | 情報

  ホームページのスケジュールなどの部分が

閲覧不能になっており、ご迷惑をおかけしております。

調査・対応中ですが、今しばらくご容赦いただきますよう、

よろしくお願い申し上げます。

 

 なお、お問い合わせは平日18:30~

03-3574-5508 ジャズバーエムズまでお願いいたします。 店主敬白


ライブな風景

2017-05-19 15:01:00 | つれづれ

親分は晴れ男」と書いたのに。

昨日五十嵐さんご本人は、ちょうど出かけるときに、駅まで5分少々の道だけ

雨に降られて「ついてなかった」そうで。

でも夕方からは気持ちの良い晴天になりました

 そしてなぜか、前日の出演者H嬢や、翌日(今日)の出演者のS氏が

申し合わせたように「通りすがり」すっかりご満悦の親分は、順番にステージに

呼び上げてセッションな演奏を繰り広げたのでした。

昨今、「ジャズひな祭り」や「新宿トラッドフェス」など、イベントでもなければ

同じ種類の楽器の人同士が仕事場で顔を合わせる機会は多くありません。

でも、管楽器が2本以上いるということは、スリルのあるコーラスが

フロントに出現する、ということで、聴いているオーディエンスはゴージャスな気分、

そして何よりも、演奏している人々自身が高揚する、ということなんだなと

しみじみ思いながら聴きました。

 ピアノやベースがソロを取っている間に、五十嵐さんとトランペットのS氏は

傍らのテーブルにおいた自分のグラスを取り上げてウィスキーを一口、

喉を湿しています。ライブ演奏では普通に見かけた風景を、このところは

目にすることが少なくなったんだなあ、とも改めて思いながら、なんだか

うれしかったしだいです

 

 本日も、お天気のようにカラリと晴れ渡るライブが、いろいろな場所で

楽しめますように


天気雨

2017-05-18 15:49:58 | つれづれ

降ってますね。

「狐」を始め、いろんな国や地方で、いろんな動物やら魔物やらが

嫁入りするらしいです

 

今夜:5/18(木)は実は五十嵐トリオのライブです

毎月だいたい上旬の金曜日が多いのですが、今日は変則スケジュール。

親分は「晴れ男」だからきっと大丈夫です

安心して飲み会にお出かけください

 

 明日:5/19(金)は初組み合わせ

深澤芳美(P)鈴木正晃(Tp)

こちらも楽しそうですよ

 

「季節物」としてお届けしている曲・・・

'I'll Remmber April'

'Skylark'

'胸の振り子'など