銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

恋路の果て

2020-10-29 16:35:59 | 

歩き方がちょっと速いかも 運転スピード出過ぎかも

見境なくなってるかもね

でも 失恋したての時って そんなもんじゃない?

 

ちょっと喋り過ぎかも 笑い過ぎかも

ついつい声が大きくなって 人中にいると

みんなの注目を集めちゃう

 

みんな わかってるのかなあ

ただ寂しくて 落ち込んでるんだってこと

笑っているとしても それは作り笑いなんだってこと

 

タバコも吸い過ぎ 酒も飲み過ぎだよね

リクエスト曲も空気読んでなくて

必ずラッパが思い切り吹き鳴らしてるヤツだし

 

狂ったようにいろんなことをやり急いで

それで心の隙間を埋めようとしているのさ

恋が終わったばかりのこの時に

他に何ができるって言うんだい??

 

 「喪失感」はスタンダードになっている曲の

永遠のテーマかもしれませんね

 

 それはさておき

今宵は「十三夜

そして31日(土)はBlue Moon にしてHalloween

冬の始まる前に、ロマンチック路線も怪しい路線も

大盤振る舞いです

 

 

 

 


季節便り

2020-10-21 13:27:22 | 季節

 真ん中のシールが貼ってあるのはライム、

他の二つは「青レモン」です。

外見ではまるで区別がつきませんね。

 

この時期だけのカクテル:青レモンジンフィズ

瀬戸内産のジン「桜尾」でどうぞ。


distanceの弊害

2020-10-15 15:06:30 | つれづれ

 「東京の方言」と記されているページもあります。

「膝送り」・・・後から来た人を入れるために、その場に集った人たちが

座ったまま少しずつ奥へ詰める、という動作。

 

 私が実際に聞いたのは、五十嵐さんのお話の中で。

八丁堀の「講釈場(講談専門の寄席のような場所)」がご実家だった

五十嵐さんは、学校に上がる前から、毎日のように、講釈師の先生方の

語りを、楽屋口に座って聴いていた。 

良く繁盛していて、後からお客さんが入って来ると、案内係が

「相済みません。 お膝送りを願います。」と声をかける。

みんなが少しずつ詰め合って、和やかにお話に聴き入るという風景。

 

 現在の状況では、詰め合うどころかどうにかして離れていて

いただかないと、ということで、この、風情のある言葉も

使いどころがないのです。 全く野暮なことで

 

 そんな「粋」を今も地で行く五十嵐さん、

ひな祭りでお会いできなかったので本当に一年以上ぶりの秋満さんと共に、

今週は奈良でコンサートに出演されました。

お二方の元気な演奏のお姿が、五十嵐さんのサイトにビデオでアップ

されています。こちらからご覧ください

http://altosax.igarashi.cc/video.html

 

 


I Surrender, Dear

2020-10-11 12:19:58 | 

プライドってものはさ、そもそもウソっぽくて

恋愛にとっては厄介な邪魔者だ

本当に思っていることを素直に言えないんだから

でも、君が現れて、ボクのプライドを打ち砕いた

もうそんなもの、どうでもよくなっちゃったよ

プライドはかなぐり捨てて、打ちのめされて

恋の病に囚われて・・・そして告白する!

 

ボクたちは "Stay Away(近寄らないでいて)"

というゲームをしていたんだね

でもこのゲームは ボクには高くつきすぎる

君がいないとどうにもならない

君に首ったけなんだ

ボクって気位が高そうで いつも快活で、って見えるかな

でも全然そうじゃない そんなフリをしてるだけさ

心の奥ではいつも「君に夢中なんだ」って言い続けてる

 

意味もないことばかり言ったりしたりし合っていたけど

それはつまり、ゲームに過ぎなくて

恋愛のちょっとしたスパイスくらいなもんだったんだね

でも、もうゲームはどうでもいいんだ

 

星が輝き始め 夜のとばりが下りると

君は僕の哀れな心のつぶやきを聴くんだよ

ボクの愛しい人、ボクの命、ボクの全て

こんなに君を愛している・・・って

 

 ええと、これも「ディスタンス」がテーマの歌です。

(私見・曲解です)

1931年に同名映画でBing Crosby が歌い、そして

オマケに同時に新人女優に恋をして、この熱烈な

求愛ソングをそのまま捧げてプロポーズ、めでたく

結婚、最後まで添い遂げた、という映画のような

エピソード付きです。

 もう少し時代が下ってからのサッチモ・バージョンが

より有名かもしれませんが。

 私たちにとっては、トランぺッターの光井章夫さんと

水森亜土さん、両先輩のお気に入りとしてファイルされている

曲の一つです。 優雅でほほえましい時代ですね

 

 

 


What's New?

2020-10-07 15:44:03 | 

あれ!?久しぶり~~

元気にしてる?

ちっとも変わらないねえ

相変わらずキレイだよ

 

ホントに、あれ以来会ってなかったけど・・

その後うまく行ってるの?

いや~~

でも、ここで君に会えるなんて、うれしいなあ

 

なんかボク、つまんないこと話しちゃってるよね

会えて興奮しちゃってさ

付き合ってくれてありがとう

 

じゃ、サヨナラ

呼び止めてゴメンよ

 

君は気づかないだろうけど、

ボクも変わってないんだよなあ

今でも君をとても想ってるんだ・・・

 

1938年に作られたなんて信じられないようなクール・ビューティーな曲

元々はある楽団のトランぺッターのために書かれた曲で、その後

売れっ子作詞家を頼んで歌詞をつけたとか。 ここでは歌詞に注目して

その情景をイメージしてみました。

 女性が歌う時には、女性側からの歌詞に直して歌う人も

いるけれど、これは断然男性的な歌詞ですね。(私見です