どのタイミングで拍手するのか?
これ、初めての方は結構気にされるのかもしれません。
クラシック音楽の場合は、すべてが終わるまで物音も声も
立てずに聴いて、最後の音が消えた瞬間に大拍手して
「ブラボー」など声もかかりますね。
ジャズの場合は(オーケストラでは無理ですが、
少人数での演奏の場合)個々の演奏者のプレイに対して、
一区切りごとに誉める(声援を送る)のが望ましいので、
例えばフロントに管楽器がいて何コーラスかのアドリブが
終わって、次の楽器(例えばピアノ)に移る瞬間に、
その管楽器に対しての拍手や掛け声を送ります。
次の演奏者の邪魔になってはいけないので、短めに。
でも、強制でも必須でもありません。
慣れていない方が息をつめて聴いていてくださるのも、
またスリルのあるものです。
ただね、「間違ったタイミングじゃないかな?」と
怖がるあまりひそやかすぎる拍手はちょっと・・・
「いい!」と思ったら思い切り拍手していただきたいです。
一人だったり、他の方を気にし過ぎると「ぱち ぱち ぱち」
「ぺち ぺち ぺち」と遠慮気味になって、これは拍手には
聞こえません。演奏者も満面の笑みで応えて良いものか
悩んでしまって、場のスピード感がなくなります😣 残念!
昔、一人で見える偏屈そうなオジサマがいて、必ず
真ん中あたりの客席に陣取り、黙って聴き入っていました。
ここぞ!というタイミングで彼は立ち上がり、
とても盛大に、真剣に拍手を送ってくれます。
周りの反応が薄いとクルリと振り向いて、後ろの客席に
向かって「ハイ!!拍手!!」「拍手は小刻みに速く!」
と鬼気迫る表情で呼びかけるのです😅
飲みながら適当にくつろいでいた人たちも
「あ、はいはい、スイマセン!」などと半分面白がって
応答し、現場はさながら拍手講習会のようになるのでした
・・・・続く…