銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

"I Didn't Know What Time It Was"

2024-08-04 16:27:34 | つれづれ
若かった頃には (昨日のことのようでもあるけれど)
ジムともポールともダンスしたし、他の子ともキスしたし
まあ、若かったからだけど
それほどうぶじゃない、なんでもわかっているし、
自分はうまくやれると思ってた。
でも今は わかっちゃいなかったな、と思う。

「それがどんな時なのか」私にはわかっていなかった

あなたに会った時
素敵な、輝くような時間
私の手を握ったあなたの手は
五月のように暖かくて 素晴らしい気分だった

生きていて、若くて、あなたのものであることが、
あなたの顔を見て、あなたが触れるのを感じて
「君はボクのものだよ」と言うあなたの声を
聴くことが素晴らしかったんだ、と今はわかる。

人生がとてもつまらなく思えた時もあった
愛に飢えていたけれど、それはここに、
あなたの目の輝きの中にあったのね
今は私も大人になって
「今がどんな”時”なのか」
よくわかるようになったのよ

1939年 "Too Many Girls" の劇中歌 
Lorenz Hart/Richard Rodgers

 前に書いた「AIに説明してもらった歌詞」なのですが、
この曲の邦題が「時さえ忘れて」というものなので、
それを信じて訳していくと、「あの頃は時さえ忘れるほど
夢中になっていた」というニュアンスがつきまとい、
で、結局大人になった今は、愛が冷めたのか、愛を自覚したのか、
の論争に発展、という経緯らしく思えます。でも、この題名を
「それがどんな時なのか、若い頃はわかっていなかった」と
考えると、「素晴らしいものがここにあったんだな、
今もあるんだな」の方がテーマだと思えますね。
 



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