土曜日の「変則通常営業」にお越しいただいた皆様
ありがとうございました。
「ジャズバーで良い生演奏を聴きながらくつろいで飲みたい」という
明確な意思とか、ジャズの知識とか、そういうこととは無縁の方も
たくさんいらっしゃりつつ、それでもその場にいるほぼ全員で
楽しいひとときを共有できる、というのは、ある意味ライブ空間の
理想的な姿ですよね。 女将冥利でございました
12月のスケジュールをアップしました
今宵の「スーパー・ムーン」は眺められないようですが、実は昨夜の帰り道までは
マシュマロみたいにややおぼろにポヤンとした大きな月を観ることができたのです。
「記念日」とか「まさにその瞬間」でないと叶えられないこともあるし、
それをミスするのは残念なことだけれど、でもね、それに代わる時間も
たくさんあって「お祝い事は遅くてもいい」「いや、前倒しでもいい」と
先輩方は良く言ってくださいます。うれしい気持ちや祝う気持ちが伝われば
要は何でもありなわけ。日本人の感覚は緩い、というか意外におおらかです。
もう一ついいこと思い出しました。
1930年代の有名なレコーディングがあって、実際その時代のその録音が
残っていることは奇跡的な幸せではあるんだけれども、あるミュージシャンが
「でもさ、このプレイヤーたちはその前の日もその次の日も、同じように
素晴らしい演奏をしていたにちがいないんだよね」
その通り
「この録音だけが空前絶後の演奏」ということはあり得ないのです。
良いプレイヤーは、日々どこかで、良い演奏を繰り広げているのですよ
今宵の相方は 廣田ゆりさん。
彼女のオリジナルを含むピアノ・ソロで、雲の上のスーパー・ムーンに
思いを馳せつつ飲みましょうね