ばあーばの気儘な部屋
「人生に計画をたててはなりません」ヘッセの手紙残像となる
草むらをぴつと飛び立つ夏の蝶
カメラ構え揺れ止むを待つ藤の花
砂利道に延びて地獄の釜のふた
通称は桜街道八重桜
検査してまぶしき眼なり紫荊(はなずおう)
公民館のわきの公園でしゃがみこんで
たんぽぽの花を見ていたら
黒い蝶がすっと来てじっとしていた。
どうしたのかな! と思って見ていると
羽根をひらひらと動かした
あっ!!いってしまう!と思い
いそいでシャッターを切った
その直後ぴっと飛び立って姿が見えなくなった。
勢いの良さは若い蝶だったのだろうか!!