趣味の小箱

ばあーばの気儘な部屋
 絵手紙と写真を楽しんでいます。

人生いつだってこれから

2010-06-17 21:00:38 | つぶやき
 98歳で処女歌集を出した柴田トヨさんの詩集を読みました。


           


90歳を過ぎてから詩作を始めたといいます
そして詩を作るようになって、どんな辛いこと、悲しいことがあっても
両親や、夫、せがれ、嫁、親戚、知人、そして多くの縁ある方々の愛情に
支えられて、今の自分があるということに気付いたということです。

前向きで、想像性があり、楽しく生きようという積極的な精神力に
見習うことが一杯です。

2010年3月に初版を発行して、6月には第7版を発行しています。
すごい人気です。

何歳になっても新しいことが始められるというお手本です。
どの詩を読んでも心に響き、すがすがしい気持ちになります。

同感、同感と思う詩を紹介します

      先生に

私を / おばあちゃんと / 呼ばないで
「今日は何曜日?」
「9+9は幾つ?」
そんな バカな質問も / しないでほしい

「柴田さん / 西条八十の詩は好きですか?
小泉内閣を / どう思いますか?」

こんな質問なら / うれしいわ


簡単に年寄り扱いしないで欲しいという心からの
訴えが柔らかに表現されています。
人は外見じゃない、年とは関係なく平等にしてほしい
そんな叫びに共感しました。