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他議員の質問から

性教育に関して、吹田の性教育副読本が今どのように運用されているのか?という質問がありました。

以前に、ある中学校で行われていた性教育が行き過ぎだと国会でも取り上げられたことなどについて書かれた書籍がこの12月に発行され、その本を読まれたそうです。

私は当時、その生徒にとっては刺激が強すぎた、言い方を変えると、その生徒にとってその性教育の手法が合っていなかったのだろうということは理解しましたが、だからといって、うちの子どもたちも学んだ、たとえば小学校で使う副読本『おおきくなあれ』の内容がおかしいとは思いませんでした。

したがって、ある特定のことについての問題であって、その後の吹田市の性教育が変わってしまったとは思いもよりませんでした。

が、この質問の答弁では、以前は児童・生徒に配布していた副読本は、今は学校保管になっており、必要な場合において、保護者の理解を得た上で、学校長も確認のうえ、性教育指導を行っているということでした。

ちょうど、この質問が出る前日に、ある学校の先生から「今、吹田市の性教育副読本はみんな怖がって触れなくなっている」というようなことを聞いていました。
そのとき、「うそ~」って思ったのですが、本当の話だったのです。

性教育副読本ができた当時は、全国的にも内容を高く評価され、副読本を見本にほしいといってこられた学校や、教師もたくさんあったそうです。それが、いまや、腫れ物というよりも爆弾になってしまっているのです。

私が考えるには、
すべての家庭において、子どもへの性教育がきちんとできているのであればもちろん学校であえて教える必要はないかもしれません。
けれど、少なくとも私の場合は、学校で性教育としてこれらの副読本を用いて教えてくださったことで、家庭でもそのことについて話をしたりする機会もでき、良かったと思っています。

もちろん、何事においても行き過ぎは問題でしょう。
たとえば薬だって量が多ければ毒になります。
けれど、だからといって薬を使ってはいけないということにはならないのと同様に、今の吹田市の状況が良いとは私は思えません。
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