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委員会での一般質問

委員会では議案のうち委員会に付託されたものだけを審議するものと思っていました。

が、10数年前までは付託された議案以外にも一般質問として委員会の所管に関するものであれば質問していたそうです。ただし、議案ではないので賛否を問うたり、意見を述べたりできなくて、議事録にも載らないそうですが。

他の市議会では委員会で一般質問できるところがあると聞いていますが(地方自治法上では可能)、それらの市議会は吹田市議会と違って、委員会があってから本会議で代表質問、個人質問をするそうです。
一方、吹田市議会では先に本会議で代表質問、個人質問をしており、そこで議案以外の一般質問もできるので、委員会では付託された議案以外の一般質問をしなくても、本会議でできることになっており、だから委員会での一般質問も最近はないとのことでした。

ところが、今回の委員会で、議案審議の後、一般質問をしたいという委員(議員)がいました。その場合は委員長(私)ができるかどうか決めることになっているのですが、委員会は委員長だけで行うものではなく、全ての委員が関わることだからと思って、休憩時間に委員の皆さんに「一般質問をしたいという申し出があるが、どうしましょう」と尋ねました。

「一般質問を止める権限は委員長にはない」と質問したいと思っている委員は言いましたが、私はたとえそうであっても、議案審議だけで委員会を終えることができるところを一般質問の間、開いていなければならないので、その時間を他の委員さんたちを拘束することになるのだから、許可というよりも了承をいただいておきたいと思いました。

結局、他の委員会に付託されている議案に抵触しない範囲で、一般質問をしてもよいということになったのですが、実際には一般質問というよりも特定の議案に関する質問とも言える内容が多く、どこまで発言を許すか許さないか、他の委員さんの思いもあるでしょうし、また今回のことが前例となることも考えると、とても気を遣いました。

最後は、他の委員会に付託されている議案審議にかなり濃厚に関わるような質問をされたので、暫時休憩を取って、他の委員さんの意見もいただきながら調整し、なんとか質問ではなく、情報提供という形で発言を終わってもらいました。

今日の委員会運営がベストであったかどうか、私にはわかりませんが、初めての委員長を経験して、私には初めてのケースを取り扱うことになり、とても勉強になったと思います。

委員会運営にご協力いただきました委員の皆様、ありがとうございました。

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