普賢菩薩(ふげんぼさつ、 梵: samantabhadra [サマンタバドラ]、蔵: ཀུན་ཏུ་བཟང་པོ་ [kun tu bzang po])は、大乗仏教における崇拝の対象である菩薩の一尊。文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られることが多い[1](参照:釈迦三尊)。法要では四七日の仏とされる
普賢菩薩
あらゆる場所に現れ、命あるものを救う慈悲を司る菩薩
普賢菩薩(ふげんぼさつ)とは?
普賢とは「全てにわたって賢い者」という意味で、あらゆるところに現れ命ある者を救う行動力のある菩薩です。
文殊菩薩とともに釈迦如来の右脇侍として三尊で並ぶことが多いですが、独尊で祀られる場合もあります。文殊菩薩の智慧とともに修行を司る菩薩として、明晰な智慧で掴み取った仏道の教えを実践していく役割を果たすとされています。また、女性の救済を説く法華経の普及とともに女性に多く信仰を集めました。
ちなみに普賢菩薩から派生した仏に延命のご利益のある普賢延命菩薩があります。
ご利益
女性守護、修行者守護、息災延命、幸福を増やす増益のご利益があるとされています。また、辰・巳年の守り本尊です。
普賢菩薩(ふげんぼさつ)の像容
白象に乗っている姿が一般的です。3つや4つの頭の象に乗っている場合は普賢延命菩薩像の可能性が高いです
大安空真実菩薩は悟りを生み出す智慧を持つとされ、この菩薩が制定した禅定に入れば時の限界を超越した安楽な命が生成されるとされることから「普賢延命」と呼ばれるようになった[4]。
普賢延命菩薩は、普賢菩薩(釈迦如来の脇侍であり、独尊としても祀られる)から派生した密教系の菩薩像であり、除災、長寿などを祈念する修法「普賢延命法」の本尊として造像される。
延命十句觀音經
觀世音
南無佛
與佛有因 與佛有緣
じょうらくがじょう
ちょうねんかんせ
佛法僧綠
朝念觀世音
常樂我淨
暮念觀世音
ねんねんゆうしんき
念念從心起
ねんねん
念念不離心
準眠觀音經
準展功徳衆。寂静にして心常に
誦すれば一切諸々の大難能く是
の人を侵すこと無し。天上及び
人間福を受くること雌の如く掌
し、此の如意味に過は定んで無等等を得ん。
若し我誓願大悲の建一人として世の願を成ぜずんば我れ妄罪過の裡に喧し
て本覧に歸らず大悲を捨てん
観音われいま作るところの形相は、
觀音妙法實相仏物の相
思うところの想念は、觀音妙智
の大智恵。
となうるところの眞言は 觀
示現の大神呪
三密ことごとく具足して、われ
いままさに座す觀音光明世界一切の悪因を離れ、もろもろの惡業を捕って觀音妙法實相 の聖
あくこう
のんみょうほうじっそう心に一切の悪因なく、身の惡業なきゆえに、心に一切
悲しみなく、
怒りなく、
怖れなく、
傲りなく、
身に一切の痛みくるなく、
苦しみなく、
一切の魔障怨敵退散して内外ともにことごとくなく、
苦しみな怨敵退散して内外ともにことごとく無欠なり
光明遍照三昧行因
即諸惡之身願“因成成消佛就滅照
三味味味
御言(十唱)