富士フイルムは5月22日、コンパクトデジタルカメラ「FinePix Z200fd」を6月7日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。
新製品は“世界最薄最軽量の5倍ズーム&手ブレ補正コンパクト”として登場した「FinePix Z100fd」の後継機種。レンズカバーをスライドさせると起動するギミックや光学5倍ズームレンズを搭載しながらも最薄部20ミリというスリムさはそのままに、撮像素子を有効1000万画素へ高画素化(Z100fdは800万画素)、顔認識機能「顔キレイナビ」を応用したセルフタイマー撮影機能を充実させた。
特徴的なのが、フレーム内の2人の距離が近づくとカウントダウンが開始され、設定した距離に達するとセルフタイマーが作動し、自動的に撮影される「恋するタイマー」。距離は「お友達」「仲良し」「ラブ」の3段階に設定でき、「ラブ」設定では顔と顔が触れるほどの近距離にならないとセルフタイマーは作動しないようになっている。
同種の機能として「みんなでタイマー」も用意。最大4人までの人数をあらかじめ設定しておき、フレーム内の人数がその数に達すると自動的にカウントダウンが開始され、撮影が行われる。
そのほかの主な機能はZ100fdと同様。光学5倍ズームレンズの焦点距離は35ミリ換算33~165ミリで、CCDシフト式の手ブレ補正機能も併せて搭載。最高ISO1600の高感度撮影も行える。背面液晶は2.7型(約23万画素)。IrSSによって対応プリンターなどへワイヤレで撮影画像を送信することもできる