敬老記念贈呈用肖像画の制作過程ですが、本日のノルマを消化しております。ふと脇に目をやるとGONTAN様はご覧の有り様で固まっておりました。この空間領域だけは平和ムードが漂っています。 妻はと言えば別の部屋でヨガの最中・・・ヨガインストラクターの資格も持っていますが、最近はもっぱら自分だけの世界なようです。私は今日もひたすらイーゼルに向かって居ります。
一部髪型の修正希望を頂いた後、確認のため修正後のお写真をお送致しました。先程ご家族全員の御承認を得たという事で、ご丁寧に奥様からお礼のお電話を頂きました。明日発送の手配に入りたいと思います。有難うございます。
肖像画家にとって肖像画の修正は無いに越したことはありませんが、当アトリエではむしろお客様に参加して頂くという意味合いも含め、微細な部分でも修正のご希望を云い易いように提案という形でお客様に加わって頂きます。修正が無いことを自慢される作家さんが多いのですが、本当に気に入って頂いているのか、心底喜んでいただくかの違いは天地ほどの違いがあると考えています。お客様にとっては決して安い買い物ではありません。修正がむしろあって当たり前と考えた方が正解、肖像画家はそこから逃げてはいけません。お客様の本心の声を聞くことが大切です。このプロセスは末長く大切にして頂くためと、作家の今後の礎とさせていただくうえで重要なポイントです。出来上がった肖像画の評価はご家族、あるいは関係者それぞれ十人十色の評価をされます。そこが肖像画家の難しいところかもしれません。究極写真通りに描いたとしても、その写真が関わる全ての方のお気に入りの写真とは限らない事もあるのです。このことは更なる深みに状況を変えていきます。こんな事も含めて肖像画家という職業は奥が深いのです。毎回肖像画を描くうえである意味大きな課題を背負い込みます。肖像画依頼に至るプロセス、肖像画をお描きする人物との人間関係の強弱を計ることも大切です。ご依頼者と肖像画にお描きする方との人間関係、相関図をイメージする事も重要ですね。作家にとって難題が多ければ多いほど、ご承認頂けた時の喜びは一層大きいのです。
肖像画の問い合わせのお電話を××テレビさんから頂きました。お聞きした内容では面白そうな企画ですが・・・。
・・・肖像画教室制作風景・・・
ご依頼いただいている肖像画を制作中の小峰さん。来週には仕上げ段階に入ります。やわらかい人柄の雰囲気がとてももよく出ていますね。ご本人のリクエスト情報を参考に強調するところは強調、控え得る個所は控えて。肖像画の持つ特色を発揮しています。
肖像画のお問い合わせは フリーコール 0120-945-655