身と蓋、実とフタ、いずれか。みがないので、ふたもない、という語順だから、何もそこにはない、ないということだろうから、それを、表現が露骨すぎて味気ない、含みもあじわいもないとなると、率直だから、と、辞書などに解説する。身や蓋で隠せばよいと、語源辞典によれば、この身はしたがって容器のことであるから、そうすれば、みにふたをして飾り立てるということになる。それを、もともと中身がないのであるというふうに理解をしてしまうと、表現そのものに含蓄がない、内容がなくて、それを隠そうとすることもない、というようである。ことわざ辞典には、容器の蓋に対して、物を入れる部分のことが見であると言い、身も蓋も無くて入れ物として成り立たないことから、とあり、実も蓋もない、」とも書くとしている。鰾膠もない 、よみは、にべ、この言いかえを例にする。そう言ってしまっては、身も蓋もない、となるのだが、にべもない、というのは、はたしてどうかと、また、わからなくなるのは、なぜか。 . . . 本文を読む
魯に戻った孔丘は国には仕えず、歴史書「春秋」の執筆に励んでいた。そのころ、弟子の冉伯牛が不治の伝染病に侵される。さらに衛に上将軍として残っていた子路が内乱に巻き込まれたとの知らせが届き、孔丘は彼の死を直感する。また、孔丘は顔回が姿を見せないことを気にして様子を見に行こうとするが、子貢がそれを押しとどめ、自分が様子を見てくると言う。顔回は重病にかかっていたが、清貧な暮らしを守っていて……。wowowオンライあらすじより。孔子が14年間の放浪の旅から魯の国へ帰って6年間、73歳までの間に、孔子69歳で長男の孔鯉が、71歳で弟子の顔回、72歳で宰我、73歳で子路が、次々と世を去る。孔子の最晩年、平穏な日々ではなかった。親より先立つ不孝は、儒教の倫理か、孝に立てばそうである。弟子が次々と先立つ孔子の晩年は、それこそ、天が何を示そうとしたのか・・・
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0110 仏テロ2容疑者死亡 立てこもりに警官突入 東部でも人質事件 死者か 中日新聞トップ記事、見出しである。20150110
リードに、フランスの風刺週刊紙シャルリエブド銃撃テロで、実行犯とされているアルジェリア系フランス人兄弟の両容疑者が九日、パリ北東のダマルタンアンゴエルにある会社に逃げ込み、従業員一人を人質に取って立てこもった、
とある。
記事の中見出しに、パリ東部の容疑者 仏紙テロ犯と関係 とある。
トップ左の見出しに、奥西死刑囚の再審認めず 高裁異議棄却 弁護団特別抗告へ 名張毒ぶどう酒8次請求 とある。20150110
記事に、三重県名張市で一九六一年、農薬入りぶどう酒を飲んだ女性五人が死亡した名張毒ぶどう酒事件の第八次再審請求で、奥西勝死刑囚(88)=東京・八王子医療刑務所収監=の弁護団は九日、再審開始を認めなかった同日の名古屋高裁刑事二部の決定を「審理が尽くされていない」と批判し、最高裁の特別抗告審で不当性を訴える考えを示した、
とある。 . . . 本文を読む