カトマンズはネパールの首都だ。カトマンズに深夜に着いて、ホテルの客引きに車で連れて行ってもらう。旅慣れてきたが旅の初日はいつも不安を抱えての行動で、慎重になる。街は人であふれていて、まずは目印を見つけて、ホテルのそばをとにかく歩く。体で街の雰囲気を掴みたいからだ。数日経つとなじんできて、車で街を案内してもらった。古い建物と市場、寺院が多い。食堂は初め日本人が行きそうなところを選ぶ。
なるほどバックパッカーが長期で住みつく気持ちもわかる。街の風景になじむと居心地がいいのだ。衣食住が安上がりなのも大きい。しばらくするとホテルの手伝いの少年と仲良くなった。少年は夜は玄関で毛布一枚で泊まる。朝まで仕事して学校に行くのだ。片言の英語だが、トランプで遊ぶ。けっこうませていて、日本から持っていた週刊誌を欲しがった。
昼間はたいてい街に出て歩き回る。路地に入ると必ず小さな寺院があって、子どが遊んでいるのをよく見かけた。肌黒い顔に目がぱっちりで、昭和の初期の子どもたちと似た表情だ。同じ様な環境なのかもしれない。
この写真も、寺院の中で子どもが幼い妹の子守をしていて、セーターがいかにもお下がりみたいでぶよぶよだが、すでにたくましい面構え(?)だ。
絵になる子どもたちの風景は、日本ではすでに過去のものなのかもしれない。
暮らしはきつそうだが街に子どもを多く見かけ、大人と同じ様に働く姿が印象的だった。
なるほどバックパッカーが長期で住みつく気持ちもわかる。街の風景になじむと居心地がいいのだ。衣食住が安上がりなのも大きい。しばらくするとホテルの手伝いの少年と仲良くなった。少年は夜は玄関で毛布一枚で泊まる。朝まで仕事して学校に行くのだ。片言の英語だが、トランプで遊ぶ。けっこうませていて、日本から持っていた週刊誌を欲しがった。
昼間はたいてい街に出て歩き回る。路地に入ると必ず小さな寺院があって、子どが遊んでいるのをよく見かけた。肌黒い顔に目がぱっちりで、昭和の初期の子どもたちと似た表情だ。同じ様な環境なのかもしれない。
この写真も、寺院の中で子どもが幼い妹の子守をしていて、セーターがいかにもお下がりみたいでぶよぶよだが、すでにたくましい面構え(?)だ。
絵になる子どもたちの風景は、日本ではすでに過去のものなのかもしれない。
暮らしはきつそうだが街に子どもを多く見かけ、大人と同じ様に働く姿が印象的だった。