森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

三つ子の魂

2005-09-24 23:46:44 | 日々の写真
今日は土曜教室。午前中は子ども教室、大石二段に指導対局を任せて、手合いを付ける。対局姿勢や態度を見て、全体に少し緩みがちだったので、厳し目にマークする。教室は雰囲気が大切だと思う。子どもは2時間集中力を繋ぎとめるのは大変だが、将棋に向き合うようになるとそれも可能だ。でもちょっとしたきっかけで収拾着かなくなるときもある。
 とにかく目を凝らして、教室の子どもの表情を見ることがクセになっている。

 私は基本的に、茶化すのがきらいで、根暗でもかまわないと思っている。子どもの頃は友達もいなくて、通知表には必ず「みんなと仲良く協調性を持たないと、楽しい学校生活が送れません」と書かれていた。私はひねた子どもだったので「何で協調しないといけないのだろう、何で楽しく過ごさないといけないのだろう」と先生を疑っていた。
 高校生のとき隣に座った女の子に、みんなの前で「森君は何にもしゃべってくれないので、席を替わってほしいです」と言われたときもエッと思ったが、さすがにショックを受けた。
 社会人になっても寮の先輩に「お前は人生楽しくないだろう。笑いが無いな」と言われて心の中でむっとしたが、やはり傷ついた面もある。
 でもどのときも、そう言われても反論の余地はないとも思った。ただ悲しい気分になった。そしてへそ曲がりの私は「人に好かれようとか、明るくなんか絶対にならないぞ」と決心したのである。随分幼稚な決心だが、今も心のどこかの片隅に残っているようにも思う。
 私は筋道を立てて、なぞっていくのが好きだ。人が人を批判するとき、どういう思考回路でその言葉が出るのか、推理するのだ。子どもの頃から妙に冷めて、ひねた子どもだった部分も、あまり変わっていないようだ。
 
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伊丹将棋センター八周年

2005-09-24 01:13:11 | 将棋あれこれ
伊丹将棋センター開設八周年記念の日の午後、川崎大地三段と車で向かう。朝からの将棋大会が終わって、指導対局三面指しで苦戦した後、夕方から小宴となった。その前の表彰式で子ども教室の細川君がC級、佐和田君が敗者戦優勝と活躍した。賞品の「将棋年鑑」をもらってよかった。
 私は運転するので、情けないがジュースを飲みながら、手作りのおでんや寿司をいただく。アットホームと名前があるように、ほのぼのとした雰囲気だった。
 「子どもの頃の道場に似た雰囲気ですね」川崎君が帰りに懐かしそうに言った。
 最後に席主の梶井さんご自慢の「ペコ回り」の決戦が始まる。予選は4人一組で争うが、初めはどうかなと思っていたが、これがけっこう面白い。みんな夢中になっている。金四枚を振って、歩香桂銀角飛玉と出世していくゲームだが、角が一段飛びをする(筋違いなので後押しが無ければ永久に上がれない)、王将が上がると爆弾を設置するなどのルールは知らなかった。結構白熱した戦いが展開された。
 ペコ回り決勝、リレー将棋を見ながら、お暇をする。
 家に寄ってから、川崎君を送り届ける。
 長い一日はこれで終わらなかったが、晴れたり曇ったり、日々あれこれが続くのだ。
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