森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

明石海峡大橋を臨む

2005-09-04 22:26:57 | 日々の写真
神戸市垂水区の出田さん宅にお伺いする。丘の上のマンションの10階で、目の前に明石海峡大橋が見える。以前は海岸の砂浜も臨めたそうだ。
 部屋は書斎風で、建築や美術などの専門書が本箱にいっぱいある。ベランダに出て冷凍酒をごちそうになった。出田さんは世界を回り、「屋根付き橋」の本を何冊も出版されている。漫画好きで「聖」の連載をみて私がでているのでびっくりされたそうである。そのふたつの縁でお付き合いさせていただいている。
 眺望360度で神戸の町や明石海峡、遠くは紀淡海峡も見えるそうだ。毎日雨降り以外はベランダに出て食事されるそうで、贅沢な風景だ。脚本の和田勉さん似た風貌で、占いのMさん(今は引退されたが清荒神の怖い?占い師)みたいに鋭くやさしい大きな目で話をされる。ここ数日、仙人みたいな人とばかりお会いしている。世の中面白いものだ。
 外で昼食もごちそうになり、ほろ酔い気分でマンションに戻ってきて昼寝をしてしまった。(厚かましくてすみませんでした)
 最近は自分の心に何かが起きて、自分を見つめ直さないといけない状況に感じていたので、いい気分転換をさせてもらった。
 今は難しい時代である。自分の価値観など木っ端微塵に吹き飛ばされてもおかしくない。かといって、時代に合わせられないもどかしさもある。
 出田さんのお話を伺いながら、眼下に広がるパノラマの風景をぼんやり眺めた。
 「カラスがよく来るんですよ。食事の残りを待っているので、少し置いといてやります]
 アゲハ蝶がベランダに来て、何故か私の頭を通っていった。相変わらず、生き物に甘く見られるのだった・・・
コメント
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