森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

冬の空

2005-12-03 22:22:58 | 日々の写真
冬の日差しは光線が斜めで、広く柔らかく地上に伸びている。空の雲もおどろおどろして、暗雲立ち込める雰囲気がある。
 陽の陰りも早くて、人恋しい空模様なのだ。雲間からきらりと光が差してくると、一瞬のぬくもりが天の恵みのようにすら思える。
 難しい言葉は置いておいて、要は陽だまりのネコなのだ。
 「霧深き わが心にも 冬の日差し」気恥ずかしい句だが、確か高校のころに国語のテーマで、授業時間ぎりぎりに提出したのを覚えている。
 中学のときは「かけくらべ 前の走者め 転んでしまえ」と読んで、先生に誉められ、みんなに大笑いされた。
 貧乏人の子なのに妙にコンプレックスが無くて、いじめられっこだったのに、妙に暗さが無い、私はそんな意地っ張りの子どもで、今も永遠に不滅である?
冬の空を見るたびに、胸が騒ぐのだ。

 
 
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有馬のアイロンクラフト

2005-12-03 01:29:27 | 日々の写真
有馬温泉の名物に「酒饅頭」と「よい湯(と)饅頭」がある。私はどちらも好きだが、その店が立ち並んだ一角に、この「アイロンクラフト」が飾られてあった。
 ギフトの店のようだが、澄み切った青空のバックを借景にして、なかなか色彩感のある看板である。これなら入ってみようと思うかもしれない。ただし、このクラフトは見る角度や、天候によっては霞んでしまうこともある。その不安定さがとってもいいのだ。
 生きていくのに100パーセント安全はない。いつも危険と隣りあわせでいながら、平凡な日々をさりげなく過ごしているのだろう。世の中で傲慢さを持ち合わせた人間は、永遠に生きられるという錯覚の持ち主ではないだろうか。
 元気一杯暮らしてもいても、心のどこかに無常観と隣り合わせの切なさを抱き、日々惜しみなくの心情でいたい。
 
 
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