森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

車窓の風景

2005-12-19 23:16:32 | 日々の写真
東西線(宝塚ー木津)の車中から以前に撮った風景だ。私は電車に乗って、窓の外の景色を眺めるのが好きだ。都会よりも田舎の風景が見られるとワクワクする。この路線は初めて乗ったので、目にする景色は新鮮である。
 空の模様、山や雲の表情、街の雰囲気、道の姿、建物の色合い、田んぼの声などの感触を通り過ぎる一瞬で想像する作業は楽しい。
 いいなあと思って撮った写真には、どんな風景が映されているだろう。
 人生が未知数で、希望に燃える日々は数少ないかもしれない。しがらみや自己の思惑に支配されるようになると、何だか知らない間にがんじがらめの縄に縛られてしまっていることになる。
 車窓の風景は人を除いた無機質な、それでいてのんきで静かなスクリーンである。この写真の風景は、一瞬ながらいいなあと思った。つまりいつか住んでみたいなあと思える景色だった。
 
 
 
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一門研究会

2005-12-19 00:31:44 | 将棋あれこれ
 毎月一回第3日曜日に「一門研究会」を開いている。昔から続けているので、古い成績ノートには懐かしい名前もある。基本的には全員参加(他の門下でもよい)だが、棋士は自由にしている。以前は私も参加していたが、途中から面倒になった。
 昔は兄弟子が弟弟子を鍛えていたが、今はどうだろう。将棋だけでなく、心構えなども教えるどころか、お手本にならないケースもある。だから新しい弟子は何かが足らないようにも思える。今の時代のひとつの特徴かもしれない。
 少数精鋭主義というのが、私には抵抗感がある。自分が劣等生だったからでもないが、その人間の才能のあるなしなど、見切れる人間がこの世にいるはずがないと思っている。どれだけのエネルギーを将棋に注いでいるか、その結果は神のみぞ知るである。
 ただ努力と言う言葉もあてにならない。自己満足で終わる脆さもあるからだ。
 弟子を持つことは仕事のひとつと思っているが、仕事は常に危うさと無駄な労力の蓄積の面も多分にある。
 私は弟子が強くなったからということだけで、うれしいと思ったことはない。苦労して実を結んだなあと思えたとき、心底よかったなあと思うのだ。
 将棋の勝ち負けの結果だけでの人生なんてつまらない。でもプロを目指すのもプロになっても、将棋に真摯に向き合わないのは、もっとつまらない。そして自分が選ばれた人間などと勘違いせずに、普通の目線を持った人間でいてほしい。
 自分自身でも耳が痛い面もあるが、まあとにかく、みんな発奮して頑張ってほしいと願う。
 
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