宅急便のミステリー
その日、俺は妻に言った。
「2りんかんで、バイクのグッズを買ったんで、S運輸(カンガルー)で今日、届くんで、受け取りを頼むね」
と、言って会社に向かった。
今は、Webで注文して、宅配便に問い合わせ番号を入力すると、現在、荷物がどこを経由しているかもわかってしまう情報社会だ。
帰宅する前に、確認をすると、到着完了を示し、早く帰路についた。
すると、妻のメールが届いた。
「荷物の件で不思議な体験をした」
何のことかかわからない焦った。
人間は、考えれば考えるほど、よくない方向に考えてしまう、
何事もなければいいなと、つぶやいた。
自宅に帰り、真相を確かめると・・・・・・
午後3時頃、宅急便が来たそうだ。
「ピンポン」と呼び鈴の後、インターホンから「卓球です。」
ああ、いかん、いかんハードボイルドにいこうとしているのボケてしまって・・元に戻そう
「ピンポン」と呼び鈴の後、インターホンから「S急便(飛脚)です。カワモトさん(仮名)にお届けです。」
あれ、S運輸(カンガルー)からの荷物で、カワモトでもない(ブログタイトルからも違います)
最近、宅配便を装った、事件や事故が少なくない。
「○○ですけど」
「ああ、すいません、前に届けた人がカワモトさんでした、すいません。」
そして、荷受人の名前を確認をして、荷物を無事に受け取ったそうだ。
しかし、この男は、おそらく前に務めていた宅急便の会社がS急便(飛脚)で、現在は、S運輸(カンガルー)ということであろう。
物騒な世の中で、ダブル間違えはプロとしては、注意してもらいたいものだ。