弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

他の労働者からの 請求のこと 裁判官が考える 必要はない

2025年02月11日 07時42分56秒 | 「喝!」判決
「裁判所が口封じ」残業代未払い解決金、拒んでも付いた口外禁止条項
(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20231221/k00/00m/040/075000c

長崎地裁に続いて、大阪地裁の裁判官が、労働審判でやらかしてしまった。労働事件集中部の担当であるとすると、なおさら罪が重い。
毎日放送の報道では、審判廷の場で審判官(裁判官)は申立人に「あなたが他の労働者のことまで考える必要はない」と発言したという。
不見識極まりない。
審判官に「喝!」だ。
私は、一方が求めて、他方が同意すれば、調停で口外禁止条項を入れることはあるが、本来は好ましいものではないと思っている。ましてや労働審判の主文では、そんな条項は絶対に入れない。

「はしご髙」など やめるのならば 隗より始めよ「最髙裁」

2025年02月07日 21時29分48秒 | 裁判
津地裁の新庁舎が完成。
正面の「裁判所」の揮毫は誰が書いた文字なのか、調べたくなった。
(写真)最高裁は、庁舎前に「最髙裁判所」と揮毫されているが(Wikipediaより抜粋)、他方で「髙」は「高」に統一するように指示している。

https://www.courts.go.jp/saiban/mojinotoriatukai/index.html

悪名高き石田和外長官時代に設計された「奇岩城」も既に落成から半世紀を経た。遺物は作り直したらどうだろうか。