ここは団地の木漏れ陽水路、並木のカエデやケヤキの落ち葉がひらひらと容赦なく水路に舞い落ちる、WAKIはどちらかと言うとこの季節はあんまり好きではない、とくに夕方の陽の沈む頃は侘しい気持ちになってしまう。ところで水路の枯れ葉は淀川を経て大阪湾に流れてやがて太平洋に至る、近年判ってきたことはこれらの植物は土の中や水中で分解して微生物の栄養素となりそれが生物の餌となる、食物連鎖を起していることで漁業が成り立つ、そのためには森を育てろと言われる所以だ、WAKIは土に返してやればいいものをビニールの袋に詰めて焼却してしまうやり方は腑におちないと思っている。
鶴見緑地花博会場跡地で行なわれていた木下大サーカスの公演を観に行って来た、サーカスを観るのは二人とも思い出せないくらい前で何十年ぶりのことか、入場を待つあいだ退屈しないように団員がジャグリングをしてくれる、ほのかに動物の香りがただよってくる。ポップコーンを頬張りながら、昔ながらのキリンやゾウ、それにトラやライオンの猛獣ショウ、球の中を2台のオートバイで駆けるショウのほかに定番の大空中ブランコで幕を閉じるまでおよそ3時間、はらはらさせる演技を童心に帰って見入り楽しんだ。ずっと昔「地上最大のショウ」という総天然色映画を観たことを思い出したが懐かしい。
ときどき「WAKIのトンボの目」にコメントを頂戴するW@niさんから王仁塚の楷の木の紅葉が始まったとの知らせていただいたので行って来た。場所は百済門のすぐ隣り、「論語碑」と「顕彰碑」の前に植わっている、中国山東省「孔子廟」から頂いた種子から育てたものだそうですでに5~6mに育って見事に黄金色に映えている。楷の木はことのほか孔子が好きな木であったそうでこの場所にふさわしい学問の木でもある、また、この碑を揮毫したとされる有栖川宮幟仁親王は能書家で明治天皇の書道の師範だったそうだ、千字文との関わりもわかったような気がする。
この記事を読んでいただいたらWAKIが下手な文章でいちいち説明をするまでもない、WAKIの住んでる街にもマスコットキャラクターが登場した、なかなか奇抜ないでたちの恰好をしていて親しまれそうなかわいいやつだ、もう少し恰好を付けるとすれば背中に三十石船を白抜きで染め上げた紺の法被でも着せてあげればこの寒空で風邪を引かなくてすむと思う。「くらわんこ」くん、地域振興のため思い切り頑張ろうね。
ひらパーのばら園はシーズンには600種、4,000本の花が咲いていると伝えたが。リクエストがあったので、この前撮って来た代表を載せることにした、WAKIは残念ながらバラの知識は持ち合わせていないので種類も名前も判らなければ解説もできない、このひらパーの京阪電車の線路の反対側には京阪園芸という会社があっていろいろな花の苗を育成したり、イギリス庭園や日本庭園の展示場があったりして園芸全般のノウハウを持っている、また中も見学できるし、バラの苗などの購入もできる。
きのうは午後から本降りの雨3連休最後の日、この雨では行楽地へ向かう人もいない、冬物の部屋着でもとショッピングセンターへ向かったが目的の店に近づく程道は混んでいて別の店にする、どの家も車を駆って出かけてきたのだろう。衣料品売場はクリスマスの飾りつけがあったが、普段と変わりはなかった、夕食の食材を買って家に帰り、ケーブルTVを見ることにした、「涙そうそう」は見たいとかねがね思っていた映画だが、題名のとおり涙を貰った 。
ときどき買物に行くショッピングセンターの横には乗馬クラブやテニスコート、それにフットサルのコートが二面ある。このフットサルが若者たちに凄い人気だ。コートの大きさはルールでは25~42m×15~25mと至って小さい、そこで選手はそれぞれ5人、ゴールキーパーも攻撃ができるのがルールらしい。ボウルは普通のサッカーボールに比べてやや小さい、コートが小さい分試合運びはスピーディで選手の動きが目の前で見れて迫力十分、前半・後半20分の試合もあっという間に過ぎる。女性だけのチームや国際試合もあるらしいが、熱心にプレーに励む若い人たちを見ていると気持ちがいい。
WAKIの家から歩いていける「ひらかたパーク」大阪近辺の遊園地が次々と閉園されるなか、元気さを保っている。これから冬はスケート、春は花見にローズガーデン、夏はプール、秋は菊人形にかわるイベントやバラ園と色とりどり、工夫を凝らした企画で、子供から大人まで人気を保っている。そして絶叫マシンも健在だ、イベントホールは「それいけ!アンパンマン」子供たちが夢中になっている。アトラクション・施設が43もあって全部乗ったり入場すると17,300円、フリーパスなら3,000円、2歳~幼稚園児・65歳以上は1,500円だ。見頃は過ぎたが600種4,000株のバラは素晴らしかった。
WAKIの住む団地の紅葉をいろいろと紹介してきたがやはり圧巻はモミジ、それも以楽園のモミジが一番素晴らしい、この日も園内の回遊式庭園が開放されて近くの園児やお年寄りそれに夫婦連れが美しい紅葉に見とれていた。TVの紹介では、このような紅葉が見られない台湾の人たちの人気の的は温泉とともに富山県の立山や黒部峡谷だそうでそれも秋の木々が色付く頃がえらい人気だそうで地元は大層潤っているそうだ。
WAKIの住む香里団地は日本でも有数の古い歴史を持つ団地だ、戦後日本が所得倍増を掲げて高度経済成長に向かった時期多くの勤労者が都心から郊外の住宅地に新天地を求めて住居を構えた、そのはしりの一つがここ枚方市の香里団地である、もともとは陸軍弾薬製造所の跡地であるが、鉄筋5階建て2DKが主流の建物が大半を占め、団地族という言葉も生まれた、その団地も寄る年波には勝てず、この香里団地も再開発の(高層団地へ)工事も着々と進み、変貌を遂げている。市役所の出先機関ではこの程開所50年を回顧した写真展が行なわれた、殆んどの写真は当時から住んでおられた人たちの撮影で、バイタリティーにあふれた人たちが写っている。中央下の写真は平和のモニュメントとして今も残されている製造所の煙突だ。開発当初からの住民の人たちもそれぞれ感慨を込めて写真や当時の団地新聞に見入っていた、このことはNHKTVのニュースでも報じられた。