このところなたね梅雨で毎日鬱陶しい天気が続く。こういうときWAKIはいちばん困るのである。何しろ、屋外に出て春の息吹でもカメラに収めようとするがそれも儘ならず悶々としている。ああ、誰か気持ちを察してほしいなあ。と運動を兼ねて食材を買いに出掛ける、するとありました。これがきょうの話題、ちょっとしたことだが、多分お客さんの意向を汲んでアイデアを形にしたのだろう、今や杖も傘も年配者には必携品になってしまった。見渡してもなんと年配者の多いことかそしてこの売場もデパート系でレジは殆んどが主婦のパートさん品物を包むのも勘所を心得ていてテキパキと手際がよい。
WAKIたちのウオーキングコースに労働基準監督署がある、働くものは労働三法によって労働者としての権利が保証されている。労働基準法(1947年)では労働者が不利にならないように雇用主にたいして労働条件の最低基準を定めることを決めている。その一つがこの看板である。金額はそれぞれ時間給である。大阪の場合仮に月25日働いたとして15万円が最低賃金だ、「パートさん募集時給OOO円」と書いてあってもこの金額を下回ることはない、でも月15万円ではとても暮らせる金額ではない、それに今はこの仕事にすら就くことが困難でたいへんな事態になってきている。それに雇用主が従業員に掛ける雇用保険などの掛け金を払えない企業も増えていると聞く。政府が打ち出す思い切った経済対策が待たれるところだ。
政府の景気対策のひとつ高速道路の通行料金が一律千円になるというのがどうやら具体化するらしい、そんな噂もあってETCがかなり売れ出したと聞く。この某ディラーは抜け目なく大きな広告を出した、同時にナビも要るだろうという算段だ。WAKIも高齢化に伴なってこの頃は乗る回数もかなり減ってしまって、ETCを使って乗る事も無いと考えていたが一律千円となると魅力が出てくる、金子一義国土交通相は25日の衆院予算委員会で、国交省所管の財団法人が高速道路無料化の経済効果を「2兆6700億円」と試算していたことを認めたうえで、試算結果を予算委に提出する考えを示した。でも遠くまで走るとガソリンは減るし、果たしてこれが切り札になり得るのか、また元に戻すようなことはないのか、痛んでくる道路の修繕代はどこから支出するのか、あとあとのツケは国民に回って来ないだろうねと考えればキリがない。
今年もシーズンになってまだかまだかと果物屋の店先を覗いていたらありました、これがその鹿児島県屋久島特産の「たんかん」すごく香りが良くて美味しい、WAKIは少々無理をしてでも買うことにしている。今年は大きくて粒揃いだ、さっそく孫たちにも送った、屋久島には以前OBの友人たちと行ったことがあってそのときも全島たんかんで覆われていて大いに食べたその味を身体が覚えている。種子島でロケットの発射基地を見学して屋久島に渡ってWAKIは海釣りに興じたが他の人たちは勿論縄文杉の見物に行った。季節の割りに海も穏やかで楽しかった。去年は実生の鉢植えのたんかんの木(高さ30センチ程)に何度もアゲハ蝶が来てたんかんの葉を食べ、いまは蛹になって冬を耐えている。余程香りがきついのだろう、そのたんかんにも新芽がでてきて春が近い。
おそらくこれで最後と思われる免許証更新の手続きに行って来た、思えば車とは長い付き合いだ、最初は高校の自動車部で始めて乗ったのが1936年製のFORDでエンジンは二人掛かりでクランク軸を回して始動した。初めての免許はスクータで取って格上げの審査で自動車に乗ることが出来た、だから教習所には行ってない、最初の車は兄に譲ってもらった「スズライト」と言う軽自動車であった。いろいろと車遍歴があったがいままた軽自動車に乗っている。さて、門真の免許試験場表通りは昔の試験場の風情が残っている。待つこともなくあっという間に新しい免許証をもらうことができた、ひとつだけ気に入らなかったのは、写真を持ってくるようにと書いてあったので正装してすまして写していったのに、いきなり椅子に座らされてパチリ、シャツの襟は曲がっているはひどい出来であった。これからは運動神経も次第におとろえてくるので用心に用心を重ねてゴールド免許に傷を付けないように気を付けて乗ろうと思う。
ここはすぐ近くのかなり大きな規模の公団住宅の集会室、すぐ前のバス停留所から中が良く見える、毎週日曜日の午後はは囲碁の同好会が行なわれている、最近は団塊の世代の人たちが続々と定年を迎えて公民館もどこもクラブ活動でぎっしりと日程が詰まって盛況だ、とくに囲碁は盛んだ、こうして囲碁を通じて夕方まで近隣の人たちとの交流が続いておなかの空いた頃、奥さん手づくりの夕食が待っている。
前にも取り上げたことのあるNHKの「週刊こどもニュース」、毎週土曜日の夕餉のひととき、WAKIは大抵この番組を興味深くそして楽しく見ながら食事をしてフンフンと頷いている。難しいニュースの内容をお父さん役がわかり易く解説したり、レギュラーの子どもが自ら取材に行ったりしてニュースの内面を掘り下げて解説しているのを見ていていろいろと教えられることが多い。イタリアでのG7での中川財務大臣の醜態もちゃんと説明、解説していてやはりこの国は大人が規範を示していない難儀な国だなあと思った。でも、さすがに体外受精での取り違えのニュースは無かった、子供たちの目線は確かだ。
きのうは、天気もあまり芳しくなかったので公共交通機関を利用して大阪へ出た。バスを降りて乗り継ぎのターミナル駅、人だかりは臨時の野菜売場、不揃いばかりではあるが安売りだ。ちょうど春野菜がそろそろと言う時期、地元京都山城の野菜が山と積まれている。不況が続く中主婦の財布の紐は固い、一円でも安くあげたいのが家計を預かる主婦の心境、これを先取りした商売人もさすがだ。
ここはとある小学校の日曜日の午後の正門、校庭には当然誰もいないし、門は固く閉ざされている、平日も校門にはボランティアのおじさんがグリーンのジャンバーにタスキを掛けて交代で立ち番をしている。数年前に池田の小学校に変質者が侵入して以来ますます警備が厳しくなっている。どこの学校もいまは子供を守るための体制が厳しい、ところでこの門に張ってある警告は、「○○をしてはいけません」「○○を禁止します」の一点張りだ。伸び盛りの子どもの成長を見守るのにこれでは可哀想だとWAKIは思う。それに気になることが一つある、それは大阪府下の子供たちの学力が全国平均よりかなり下まわっていることだ、毎日夕方になると塾の送迎バスが何台も町を走りまわって子どもたちを送り迎えしている。どうも親たちは先生を信頼していないのではないか。一体学校教育の現場はどうなっているのだろうか。?
動物園に出かけた目的のひとつは大きな猛禽類を見ることであった、オオワシはいなかったがそれよりも一回り大きなコンドルやクマタカはいた、コンドルは羽根を拡げるとさすがに大きい優に3m近くはあるだろう、でもこのゲージの中では羽ばたくのが精一杯、多分北琵琶湖に来ているオオワシも飛び立てばこんな感じだろうとWAKIは一応納得した。琵琶湖のオオワシは狩にでるとカラスが後を追っかけてゆくらしいがそれを威嚇して離して行くらしい、一度見てみたいと思う。このコンドルもいまでは絶滅危惧種となっており、棲息数が減少の一途を辿っている、死体に群がるコンドルがハンターが獲物に打ち込んだ弾が鉛でその弾ごと食べてしまうのが原因らしい。でも猛禽類の目はさすがに鋭い。