最近所用があっていく機会が多い、ここは今里ロータリーから今里筋を少し南に行ったところ、右手に生駒山の暗峠へと続く奈良街道の起点がある。その脇に由緒が掲げてあってここがその昔、シルクロードの終点の奈良へ向かう道であることを示している。古くは遣唐使や遣隋使が何千キロもはるばる海を越え日本へ文明をもたらした。最後のゴールへたどり着く道だ、右の絵は暗峠(椋嶺峠)の様子、左は鑑真和上の唐招提寺で真ん中は旧街道の民家に掲げられた看板、そしてこの道は伊勢詣での道でもあり一日数万人の人が歩いたとも言われる。芭蕉も「菊の香に暗がり登る節句かな」と詠んでいる。