やうちのブログ

gooの仲間と語り合う

過ぎし歳月

2010-04-22 12:44:04 | 雑感
高齢化社会の今日、今までの過ぎし歳月をつらつら想うに、

物心がつくと、
”七つ八つでいろはを習い はの字忘れていろばかり”
の自分があった。

そして社会人になり、先輩に連れられてお座敷に上がると、

お姐さん達からは、
”お酒呑むひと心から可愛い 呑んでくだ巻きゃなお可愛い”
と 煽てられ、

更に、
”好いたお方になぞ掛けられて 解かにゃなるまいしゅすの帯”
などと持ちかけられた頃が 一番に思い出が深い。

あれからウン十年、
「定年で 暇とお金が 入れ替わる」の 昨今では、

カウンターの片隅で飲む酒も、
”不満に愚痴まで浮かべた酒は 徳利寝かした憂さの数”
である。

さてさて、この先どう生きればよいのだろうか?・・・

既に 「人間五十年 下天のうちを比ぶれば 夢まぼろしの ごとくなり」も、とっくに過ぎた現在では、そっと利息で生かされている身である。

ただただ心残りなのは あの時の、
”たった二文字の言えない好きが 今も抜けずに朽ちるトゲ”
の、ことである。

諸兄の人生航路は如何に・・・