Gorbyharp

ハーモニカのページ。

D♭ポジション

2017-06-25 | 吹き方
フェイスブックで、ロブ・パパロッチさんが、投稿してた内容がずうっと気になってたんですが、少し情報が集まったので、記事にしてみます。昔、ロブさんが、トゥーツから電話でアドヴァイスを受けたらしいのです。

トゥーツが言ってたのは、A♭の曲で、Gのクロマティックを使うというもの。Gのクロマティックでスライド・レバー押しっぱなしにすると半音上がるので、A♭のクロマティックを使ってるのと同じになります。A♭のスケール上にない音は、レバーを離せば、半音下の音が出ます。当然といえば当然ですが。これをCのクロマティックで考えると、D♭の曲を吹くのにCのクロマティックを使うということですね。

ロブさんは、ほとんどの場合、Cのクロマティックを使ってるそうですが、このようにA♭の曲にGのクロマティックを使うこともあるようで。吹きやすくなるのかな?もちろん、Cのクロマティックでも吹けると思いますが未検証です。すみません

ずうっと気になっていたのは、「じゃあ、トゥーツも他のキーのハーモニカを使ってたの?」ということです。
ロブさんにメールで聞けばよかったんですが、そのまま放置。最近、Harp-Lというアメリカのハーモニカのメーリングリスト上で、Winslow Yexa(ウィンスロー・ヤルクサ)さんが、「自分も曲によって、他のキーのクロマティックを使うし、1950年代には、トゥーツも使ってたよ」と発言。思わぬ形で、答えをいただいたようで、納得してしまいました。これも未検証だけどね

例えば、 East of the Sun (Abの曲)の録音で、Gのクロマティックを使って、Soul Station (Bbの曲)で、Aのクロマティックを使ってるらしいです。これも未検証これらの曲は、Man Bites Harmonicaに収録されてますね。そもそも曲聞いてキーは何か判別する能力が私に備わってない。さらに、GのクロマティックもAのクロマティックも持ってない。

でも、他のキーが揃ってる270を使ってたしなぁ〜。時々、映像で、リードプレートの色が、270ぽいのにカバープレートがメロートーンだったりして。疑いだしたら、キリがない

「D♭ポジション」という呼び名は、ウィンスローさんが使ってたので、使わせてもらいました。トゥーツが他のキーのハーモニカを使ってたかどうかは、別として、曲の半音下のキーのクロマティックを使うというのは、面白いアイデアだよね。どんな効用があるのかは、今後の私の研究次第もしくは、読者に丸投げ


このアルバムの写真を見るとGのメロートーンが存在したんじゃないかと疑いたくなってしまう。そういう目で見るとなんでもそう見えてしまいますね