昨日は久しぶりに区のスポーツセンターに行きました。ひと汗かいて更衣室に戻ってきたら、小学1,2年生くらいの男の子3人がぺちゃくちゃと楽しそうにおしゃべりしています。
「ねえねえ、割り算って知ってる?」 「2割る1は2とか?」、「6割る3は3とか」
ここで私は聞き逃すわけにはいかないと思い、「6割る3はなんだって?」と聞くと、「‥‥‥」視線をこちらへ向けようともしないで黙ったままです。なんかフレンドリーな雰囲気ではありません。しょうがなく私は、「6割る3は2じゃないかなぁ」というと、さらに私のことは無視して、話題を変えてドラえもんの話を始めました。
「ドラえもんのポケットって何でも入るんだよ。家でも自動車でも」
「どんな大きなものも入るの?」
「そう、どんなものでも」
「じゃあ、世界も入るの?」
「そう、なんでも入るから、世界も入るよ。」
ここまで来ると、アマチュア哲学者は黙っていられません。
「へえーっ、世界がドラえもんのポケットに入ってしまったら、その時のドラえもんはどこにいるの?」と聞きました。相変わらず私の方は振り向かずに、一人の子が答えます。「そんなの知らないよ。」
私は、「だって、ドラえもんは世界の中に居るんじゃなかったの? その世界がドラえもんの中に入ったら、ドラえもんは一体どこにいるんだい?」と言いました。
やはり一人の子がそっぽを向きながらいいました。「知らない人と口を聞いたらいけないんだぁー」
おせっかいおじさんはさびしかったというお話しです。
吾妻山公園 ( 神奈川県二宮町 )
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