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ゲームが止められない子


最近のゲーム機は小さくなり、高度化し、当然おもしろい。したがって、やればやめられなくなります。

手軽にすぐ始められる。始めたら、つい時間を忘れてやってしまう。

子どもたちが何人か集まって遊んでいる様子を見ていると、みんな集まっているにもかかわらず、一人、ないし二人でゲームをやっている。4~5人いるのだから、みんなで遊べば良いと思うのですが、そういうことに頭が行く前に、ゲーム機に手を出している。

外で遊ぶ場所もなくなったし、公園でバットは使えないし、いろいろ制約がついていくると、勢い遊びはゲームに限られてくる。だから話題もゲームになるから、どうしてもゲームはやめられない。みんなの話題にもついていけないし、みたいなことが起こるわけです。

ゲームをやっていてやはり問題なのは、きりがないこと。

「じゃあ、30分ね。」

というのが、なかなか切り上げられない。つい、あと5分、10分となって、結局取り上げないと止まらないということは多いわけです。

以前、塾でゲーム禁止を言い渡したことがありました。

「入試まで一切、ゲーム禁止。」

禁止すること自体があまり好きではないが、しかし、きりがないのだから、我慢させるのです。

教室で発表すると大ブーイングでしたが、それでも強行しました。コントロールできないものは、手を付けないのが一番なのです。

結果としてしばらくはごたごたしましたが、そういう生活に慣れてくると、それなりに生活はできるものです。遊ぶのにもいろいろな工夫が出てきて、定規戦とか、消しゴム落しとか、まあいろいろやっている。

それでも充分遊べるし、なによりすぐ切り替えができるようになりました。

コントロールができない子には、考えてもよい選択肢かもしれません。ただ、最初は絶対、もめますが。

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まずは近くの教室で
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中学受験 算数オンライン塾

3月11日の問題
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放任型と安心メール


安心メールというシステムが多くの塾で採用されています。

到着すると、お母さんの携帯にメールが入る。また帰るときも同じ。最近はシステムが発達して、鉄道の改札を通ってもまたメールがくる、というようなものもあるようですが。

で、これを中学校に採用するか?というと、いろいろ議論が起こってくるだろうなあ、と思うのです。

いわゆる放任型、という学校では多分、大反対が起きるだろう。

逆に管理型と言われる学校では、結構、「いいかも」と思われるかもしれません。

安心メールに反対する学校、つまり保護者は安心できないかもしれないわけですが、その分だけ自由を子どもたちに認めようではないか、ということでしょう。

逆に安心メールを採用する学校は、「生徒の登下校の管理も万全です。」という話になるわけです。

大学も最近はIT化が進んで、出席はIT化されるから、学生が真面目に出席するようになった。

我々のころは、試験のときだけは満員になったので、担当の教授が、「こんなにとってたんだねえ」と驚いたようですが。

放任型というのは、つまりは安心メールに反対する学校である、というイメージは案外的を得ているかもしれません。

そうやって、いろいろな学校を見ていると、ああ、この学校は放任型だな、という感じがおわかりになるのではないでしょうか。

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追跡調査
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生き物を飼う
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志望校が言える?


新6年生の勉強もだいぶペースに乗ってきたところだろうと思います。

で、この頃の新6年生に

「どこに入りたいの?」とか「志望校はどこ?」

と聞いてみると、なかなか明確な返事が返ってこない子がほとんどでしょう。

「わからない。」

「お母さんが決めてない。」(え、君の受験ではないの?)

「これからの成績で考える。」(それは、何かお母さんの口癖?)

みたいな感じでしょう。

まあ、時期が時期だし、

「え、そんな成績で?」

と言われてしまうかも、と考えてしまうからか、なかなかはっきり言えないのかもしれませんが。

しかし、明確にここ、という子がたまにいます。

「○○に入る。」

すごいでしょ?

受ける、なんて言わない。入る、といっている。

それくらい気合が入っているのなら、勉強してるかと思うと、そうでもありません。

しかし、そういう明確な目標を持っているだけでも、勉強する動機はあるのだから、やがて少しずつがんばりはじめていくのです。

やはりそろそろ「ここを狙って行こう」というのはあった方が良いと思います。これから結構大変な勉強をするわけだから、何のためにやるのか?ということははっきりさせておいた方が良い。

この学校に入りたいから、友だちと遊ぶのも多少我慢できる、とか、ゲームをしまおうとか、まあそういうきっかけになるように思います。

今は届かなくとも、明確な第一志望を持った子の方がやはりこの後、がんばりがきくものです。

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炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウム
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3月9日の問題
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慶應進学オンライン
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旅行


3月初め、あるお母さんと面談をしたときのことでした。

「先生、春期講習を休んではいけないでしょうか?」
「何か予定がありますか?」
「ええ、実は、ちょっと旅行に。」
「いいですねえ。どちらへ?」
「今回は香川県です。で、これで残りあとは2県になるのです。」
「??」
 
私の不思議そうな顔にお母さんは先を続けてくださいました。

「幼稚園の時から、子どもとすべての都道府県を回ることにしたんです。小学校のうちに。きっと中学になったら、そんな時間はなくなるだろうと思って。だからコツコツと休みを使って。でもさすがに冬期講習は無理なので、この春期講習で香川県に行けると、夏に1県と来年の春に1県で、全部回れるんです。」

私は正直、その子どもが大変うらやましいなあと思いました。

こうやって親子の経験を積み重ねていける、いいですねえ。

確かにテキストでも授業でも地理は勉強できます。しかし、実際に見るのでは印象が違う。その間にこの子はいろいろなものを見て、またたくさんお父さん、お母さんと話ができたでしょう。きっとアルバムも一杯だろうと思うのです。

「もちろん、かまいませんよ。まあ、ずーっと遊んでいてもなんだから、算数の問題集くらいは持って行ってください。」
「はい。それは必ず。ありがとうございます。帰ってきたらしっかり勉強させますから。」

実際、代わりに出した課題を結構がんばってやっていました。

この春休みも勉強ばかりでなく、家族の楽しい時間を考えてください。

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長い文章を読み慣れる
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早く解けなくていい
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放任型の恐怖


放任型の学校というのは、基本的に子どもたちの自主的な判断にゆだねる、という考え方をします。

もちろん良識ある判断をしてもらいたいと思っているし、またその自由からいろいろな可能性を伸ばしてもらいたいと考えられているわけですが、しかし外見はそう見えない。

例えば、お母さんが文化祭を見に行くとしましょうか。

制服がなければ、茶髪も当たり前、という雰囲気。ピアスをしている子もいるかもしれない。

どういうサイズだとそこまでズボンが落ちるのかわからないが、裾は引きずっているし。

その姿を見た瞬間、我が子がそうなるかもしれない、という恐怖感が襲ってきます。

ウチの子にそんな風になってもらいたくない!

しかし、ちょっと考えてみてください。

大学生になったら? 

そう、ほんの数年の違いしかないのです。でもこの子どもたちはそれなりに自分の考えをしっかり持っていて、結構全国模試の偏差値も高く、実は高校2年で文1A判定、なんてのもらっているとしたら?

落ち着いて、もう一度見回してみてください。

そういう格好ばかりの子ばかりではないはずです。

つまり、そういう子が一度目に入ってしまうと、もうお母さんは放任型の恐怖にとらわれてしまうだけなのです。

放任型の学校にはやはり自由な雰囲気が漂っているし、やはり子どもたちの活気があります。

放任型の恐怖にとらわれず、良くご覧になってみてください。

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腹が立つのは仕方がない
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中学受験 算数オンライン塾

3月7日の問題
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プリントを我が子用に編集してしまう


最近の塾はたくさんのプリントをくれます。

テキストが主体になっている塾でも、演習プリントとか、確認プリントとか、まあいろいろ名前がついてくるわけですが、そんなにたくさんやれっこない、と思えるほどもらってきます。

だから、お母さんが整理する、のですが、お母さんの整理もバインダーに綴じるだけ、のことが多い。つまり再利用されることなく、眠ってしまう。

だったらまだ使うためには、切り刻んでしまうのが良い、と私は思うのです。あるいはスキャナーで画像にして本体は捨ててしまう。

そして、子どもがやれる分だけ問題を選ぶ。

一番良いのは、子どもが塾でやってきて、できなかった問題。

以前からドジノートをつくることをお勧めしていますが、1週間にやれる問題は限られる。だから最初から選んでしまうのが良い。編集してしまうのです。

ノートと見比べて、できなかった問題をドジ問題として新たに保存します。問題番号を振って、テーマ別に分けてもいいが、面倒な場合は時系列で並べてしまう。つまり2013年3月第1週、みたいなホルダーを作ってそこに全部投げ込む。

ただし、下位のホルダーに「できた」と「できない」のホルダーを作ります。そして、できなかった問題をやり直してもらい、できたら「できた」に移動。できなければ「できない」のままになります。

パソコン上でやることだから、比較的作業は簡単でしょう。

ここで大事なことは、結果として「できない」を0にできれば一番いいわけだから、あくまでたまらないようにコントロールするということです。

つまり、できなかった問題が多ければ似たような問題は1問だけにするとか、切り捨てる。ここは大胆に行かないと、いくらでもたまってしまいます。お母さんは比較的まじめだから、できなかった問題を全部拾い上げる傾向にありますが、それだとまたやり切れないことになってしまう。

たくさんありすぎて、やらない問題が多いのなら、目の前から消してしまうのが一番。目の前には1週間で終わる量だけ残す。あとは捨てる。その方が精神衛生上、極めて良いと思います。

スキャナーとプリンターは最近セットになっていますが、受験勉強には大変便利です。

あとで過去問の解答用紙を作る時も重宝しますから、早めに用意されておくと良いと思います。

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第73回 答え合わせ
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前句付
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また塾に逆風!?

中学受験生が減少している中、また逆風が吹き始めてきました。

週休2日制の見直し。

現在の週休2日制が小学校、中学校で完全実施されたのが2002年ですから10年前。土曜日それまで授業があったのが、なくなりました。ゆとり教育で指導要領も大幅に削られたわけですが、しかしその後、指導要領は脱ゆとりになり、教科書も厚くなりました。そうなると、本当に授業時間が足りない。

だからまず土曜日の授業を月2回復活させる、という案が浮上しているようです。

ということは朝からやっていた土曜日の授業はできなくなります。月2回、どこかに振り替えるというのは無理なので、また根本的に授業日数を見直さないといけないでしょう。

この10年間土日は割と夜遅くまで授業をやらずに済んでいたわけですが、土曜日の夜の授業が中学受験では復活するでしょう。

この週休2日制。良いところもあったのです。

お父さんやお母さんが週休2日だから、子どもたちも合わせて、ということで家族でいろいろ出かけたりするのには都合が良いし、スポーツや習い事などにも時間が振り分けられたのですが、学校があるということになると、また子どもたちが自由になる時間が少なくなるので、その取り合いが激化するでしょう。塾も売り上げが減るかもしれないから、また授業日数を増やすことを考えるかもしれません。

そうなると大変だから、どこかやめたい、ということも考えないといけないわけですが、どうも最近の塾はセットになっていることが多いのでなかなかうまくいきません。

土曜日の授業がオプションになっていれば、今でも選択の自由が認められて良いのですが、なかなかそう融通を利かせてはくれないので、あとは先日お話した通り、「自主的にお休み」して全体のバランスを取るようにしないといけないでしょう。

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面積比の問題
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3月5日の問題
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下の子

お兄ちゃん、お姉ちゃんが受験を終えて、これから自分の番という子どもたちが勉強を続けていると思います。

上の子たちの受験を自分のことのように経験して、それなりに自覚を持っている一方で、しかし、まだまだのんびりしている、というのがこの子どもたちの特徴といえるでしょう。

実際に上の子どもたちが受験をしている間、お父さん、お母さんの関心を集めることなく、なんとなく勉強はしているが、当然、多少なりとも余裕をもって過ごしてきたわけで、その分、これからは自分が本場に入るのでそれなりに苦しい場面もあるでしょう。

しかも、お父さん、お母さんは上の子の受験を経験している分、ツボはわかっているから、手厳しい分があるのです。かつ、上が比較の対象にいるから、良きにつれ、悪しきにつれ、いろいろいわれることは間違いない。

しかし一方で、そういうことになれているのが下の子です。だから、案外深刻に見えて、そうでもない。その分、多少なりとも本気になるのが遅くなる傾向にあります。

口では「がんばるよ」と言ってはいても、なんとなくスルッとぬける部分をお父さん、お母さんは感じるかもしれません。

ただ、逆に言えば、下の子というのはツボは上の子に比べればやはりつかんでいるところはあって、ここはがんばらないといけないという場面では力を発揮します。お父さん、お母さんとしてはつい、上の子と同じようにしなければいけない、と考えがちですが、やはり個性が違います。したがって下の子には下の子なりの論理があり、効率的な勉強法があるものです。

お父さん、お母さんは上の子と違う面を感じるかもしれませんが、それが当たり前なのです。ただ、親も上の子の経験を活かせるわけだから、お互いメリットを上手に上乗せして、抜くべきところは抜き、締めるべきは締めて上手に導いてあげてください。

下の子はやはり、上の子に比べればやはりタフですから、良いタイミングで締めると本当にグンと伸びていきますから、タイミングをしっかり見ていてください。

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成績表ばかりを見ない
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早めに過去問との相性を試す
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筆箱の中身

子どもたちが問題を解いている最中、横で子どもたちの筆箱の中をのぞいてみるといろいろな筆箱があります。

1 ペン類でパンパンな筆箱

いったい何に使うのか、良くわからないペンがたくさん。同じようなシャープペンシルも色違いで数本。いったい何本入っているのかわかりませんが、こういう筆箱を持っているのは女の子に多い。で、問題を解くことよりも、ノートをきれいにかく、ということに注意が行くので、あまり勉強が進まないというパターンが見受けられます。

2 何も入ってない?
鉛筆は途中で折れており、しかも芯は折れている。ボールペンは途中でまがっていて、かけないから本人が芯を取り出して書いている。だらしないから、こうなるだけなのです。つまりは、勉強する準備が何もできていない。こういう子もまた勉強は進まない。

3 キャラクターで統一
子どもたちに人気のキャラクターはたくさんありますが、そのキャラクターで統一されている。筆箱、ペン、消しゴム、ボールペン。どれも同じマークがついている。これも勉強の道具としてとらえているのではなく、単に趣味的に集めているだけ。したがってこういう子も勉強には集中できません。だって、大好きなキャラクターについ、見とれてしまうから。


4 整然とした筆箱
定規、コンパスはきちっと入っており、同じ種類の鉛筆がまた、同じ長さに揃えられており。そして消しゴムは新品のように、きちっと箱に収まっている。
あー、お母さんが整理している筆箱ね、と一目でわかります。もう6年生なんだから、筆箱ぐらい自分で準備しなさい。

となってくると、では、勉強ができる子の筆箱はどうなっているか?

1 必要なものしか入っていない。
2 自分が使いやすい道具だけ。
3 消しゴムは複数。
4 定規やコンパスは明らかに使い込まれている感じ。

シンプルですが、それぞれの道具は明らかに手になじんでいる、という感じのする筆箱。こういう筆箱の子は、なかなかできる。なんか、職人気質を感じるところもあって。

お母さんもたまに、お子さんの筆箱をごらんになると、現状がよくわかりますよ。

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制限時間内に覚える
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3月3日の問題
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誰も悪くはない

今年の中学入試も一段落しました。

で、その結果でまだいろいろ考える方が多いとは思います。あのとき、こうしていれば、というのもあるかもしれませんが、しかし、結果が出たのだから、これから先のことを考えていかないといけない。

子どもたちにとっては、自分の力で初めて突破しなければいけない試験だったと思います。だから、その準備について経験があるわけもなく、何となく受験準備をしていた、ということもあるかもしれません。ただ、ここで経験を積んだことは子どもの成長にとってプラスになることは間違いないのです。

失敗しても、次にがんばれば成功するし、成功したからといって努力を怠れば次はやはり失敗する。そう成功を続けていくことは難しいし、また必要もない。

失敗したら、その分だけ経験は増え、次に進む段階でプラスが生じます。逆にそれがない子は、やはりなめることが多いので、その先失敗しやすくなる。

入試は僅差の勝負でしたから、試験の段階ではそれほど差があるわけではありません。しかし、この後勉強しなければやはりできなくなる。逆に失敗を引きずってさらに努力が遅れれば、これはこれで良くはないのです。

結果を考えるとき、だれも責めるべきではありません。本人も家族も、これを受け止めて、さて次にどうするか、を考えていくしかないのです。

そこへ早く切り替えていく。そして中学に進む準備をし、

「この学校になって、良かったね」

と心底言えるようになれば、それが本当の成功ではないでしょうか。

良くお母さんたちと話をすると、やはり引きずる方はいらっしゃいます。しかし、その姿を子どもはどう見ているか、考えてみてください。

子どもによっては自分を責めるきっかけになるかもしれません。ただ、それは多くの場合奮闘努力する、という方向に行きにくい。雰囲気がマイナスに傾いているから、先先がんばるという気持ちになりにくい。

まだまだ子どもの成長には先があります。中学受験はワンステップで、次にもまたステップがいくつもくるわけだから、一喜一憂してもいけないのです。

子どもたちには大きな可能性がたくさんあります。

だからこそ、それを引き出して、これからも伸ばしていかなければいけない。

そのために何をすればいいか、に眼を向けてください。

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天気図の問題
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慶應湘南中等部 2013年結果
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