GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

10連勤終了!(読んで欲しい記事あり。)

2009年06月09日 11時22分47秒 | 介護のお仕事
ガタック・レディー(うちの娘。)
いつまでも三頭身だと思っていたら結構デカくなりました。

昨日までの10日間で3人の利用者様の入居&1人の方の実態調査。
そして記憶に乏しいが月末処理も何とかこなして参りました。

正直な話。
利用者様の退居手続きは楽なもの。ものの10分で済ませること可能です。
けれど、入居手続きはかなりしんどい。
入居契約書&重要事項説明書を説明し、家族の同意を貰わなくてはいけない。
目標は1時間半を目安にしているけれど、最長で3時間かかったこともありました。


腰に力が入らなくなった数日前。
不覚ながらもダウンし、半日勤務も挟みました。
けれども…ちょっとの時間を見つけて子供たちと遊ぶと(遊んでもらうと)大方のストレスは解消出来るのよね。ジジイなので身体の疲れは抜けないけれどね。


昨日。久し振りに家族で柳瀬川の土手に遊びに行きました。
夜勤明けだったので夕方だったけれど。
子供たちは大分、キャッチボールが上手くなりました。

娘が連絡帳に描いた絵。
こんな可愛いおっさんになりたいものです。

☆☆☆

今日。とある家に実態調査に行きました。
対象者の方(87歳)は耳も遠く、殆ど発語は出来ないものの身体は極めて健康な男性。
家族(妻&長女)は毎日ひたすら続く徘徊に献身的に付き合うも遂に体力の限界に直面。

事前に手にした書類には“徘徊”“暴力”とあったので、断る気まんまんで実態調査に臨みました。
しかし…医師の書いた診断書とは裏腹に…とても穏やかで、家族に愛されているお爺さまがいました。

実態調査を進めるうちに、家族の抱える一番の問題は他にあることに気付きました。
先月末に実態調査に行った御家族にも同様の問題がありました。

『鬱病』と言う病気が『現代病』として注視されるこの時代。
介護が必要となった高齢者を抱える家族の多くは、介護疲れや日々の生活の疲労によって健康な精神状態を保つことが難しくなっているのだと思います。
どちらの娘さんも『父(母)を最後まで面倒みたいけれど、自分の子が精神的な病気で自宅から出られない…このままだと家庭が崩壊してしまいます。』と号泣していました。

唯一無比の支えである“家族”が病気によって“支え”ではなく“負担”になってしまったら…。
正直、ボクには分からない。数多くの事例は見ていても、実際には直面していないから。

家族の想いは切実だ。
そこを如何に支援出来るかが介護職の醍醐味だと想う。
けれど…現場の意見は全く別もの。
どちらの気持ちも理解出来るだけに判断は難しいね。

今日、実態調査に行った先のお婆さんが言っていた。
『転ぼうが、川に落ちようが、死んでしまおうが…もう60年も付き添って来たからどうでも良いわ。死んでも文句は言いませんから、おたくでお世話してやってください。』とね。
でも、そんな憎まれ口を言いながらも達観した表情で旦那様の顔を優しく見つめる奥様は本当に美しく見えました。

今日は久し振りの休み。
明日からまた忙しいのでだるだるしようと思います。
でもちょっとは勉強しなくちゃね。

皆様も楽しい一日をお過ごし下さいませ。
コメント (2)
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