この6ヵ月、とても意味深な、後味の良くない夢を何度も見る。
今まで一番大切にして来た人は夢に出て来る度に老いて、醜くなって行く。
ボクの居場所はどんどんなくなって行く。
世界からボクの名前が消えて行く。
数日前の夢。
何の集まりだろう。
たくさんの友人、知人が集まっている。
半年前まで一緒に働いていた人がたくさんいる。
みんな黒い服を着ている。
ボクの左隣には高校の時、バイトでお世話になったTさんがいる。
Tさんは細身で長身。
ボクの父親くらいの歳だったか。
Tさんは化粧をしているみたいに真白な顔をしている。
そうか、Tさんはもう亡くなっているんだ。
Tさんはまばたきひとつせずに小さな声で何かを歌っている。
ボクは顔を近付けて耳を澄ませてみる。
『MY WAY』だ。
こうして今 終わりの時を迎え
俺は終幕へと立ち向かう
友よ 俺ははっきり言える
確信を持って俺の生涯を伝えることができるんだ
満ち溢れた人生を生きてきた
ひとつひとつの道を旅してきた
そして何よりずっと自分の道を生きてきたんだ
最近、生きている実感が薄く、自分が死んだことに気が付かないで幻影のように生きているんじゃないかと思うことがある。
もしかしてボクはあの時、本当に死んだのか?
みんなは一体どこに行ってしまったのか?
ボクは生きているのか?
今、ボクはそんな世界の境界線にいるのかな。
ケセラセラ☆
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