2018年7月12日にCUBEよりリリースされた作品。
小西遼生さんが若い頃から書き、温めて来た楽曲の数々。メッセージ(歌詞)はとても思慮深くシンプルでストレート。だからこそ純粋で力強い。
小西遼生さんがライヴのMCで『どんなに違った環境にいても共感、共有出来るメッセージ(楽曲)を大切にしたい。』というようなことを言っていたけれど、正にそんなメッセージが詰まったアルバム。
それらの曲がどの時代に作られたなどの情報やエピソードは全く分からないけれど、それらの曲が素晴らしい協力者(メンバー)の力を得て『カタチ』になると言うことは本当に素晴らしいことだと思う。
牙狼の映画『蒼哭ノ魔竜』のインタビューで雨宮慶太監督が『(この映画で伝えたいのは)モノを大切にしようということではなくて、モノを作って来た人たちの想い。例えば「この道具はどうやったらもっと使いやすくなるだろう。」という、作り手の想いや情熱をリスペクトして表現したかった。』(雨宮慶太監督が言っていたことを思い出して自分なりに言葉にまとめてみました。)と言っていたが、この『飛魚』というアルバムには『蒼哭ノ魔竜』と同じ熱を強く感じる。だかれ惹かれるんだと思う。
ちなみに4曲目に『OPIUM LOVERS』という『魔都夜曲(ミュージカル)』のカヴァー曲が収録されているが、『NOSTALOGIC』に収録されていたとても有名な3曲のカヴァー曲のアプローチとは違い、アルバムに絶妙なアクセントを与えていると思う。
先日の『Release Anniversary Live』では出来たての新曲が何曲も披露されていたから絶対に長い期間を空けずにコンスタントにアルバムをリリースして欲しい。そしてツアーをやって欲しい。個人的には次作も大嶋吾郎さんと一緒に作ったアルバムを熱望します。
ブログにはとても書けないけれど今現在、ボクは今までの人生で経験したことのないほど苦しく悩ましい状況にいます。けれど幸いなのはその『苦境』を自分自身、理解できて受け入れられているということ。まだこの先、更なる底が待っているのかも知れないけれど、今はこのアルバムの楽曲に救われています。
だからこのアルバムは自分の人生に於いてとても大切な宝物になることは間違いないと思います。
今のボロボロな自分にとっては薬のようなものにも感じます。
『飛魚/小西 遼生』
1.パンドラの匣
2.生きる者たち
3.飛魚
4.OPIUM LOVERS
5.GREEN TUNNEL
6.TIC TAC
7.おやすみ
そう。小西遼生さんのブログに『あなたの1曲』というコーナーがあって。
先日のライヴのメンバーから“あなたの1曲”を集めて紹介していてさ。
(ライヴ当日は開演前にフロアで流れていた。)
大好きなフィオナ・アップルの曲がかかった時に“ビビビ!”と来たんだけれど、まさかマニュピレーターの福原さんのお気に入りだったなんて。
12年前の自分のブログ(私的名盤)で紹介していたアルバムだったので偶然とはいえなんか嬉しかったな。
WHEN THE PAWN/FIONA APPLE☆☆☆★★
ケセラセラ☆
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