GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

井上尚弥VSノニト・ドネア☆

2019年11月07日 23時55分00秒 | 色々な話
こんばんは。

今日はWBBSバンタム級決勝

井上尚弥VSノニト・ドネアがさいたまスーパーアリーナで行われました。



解説にはバンタム級のレジェンド長谷川穂積さんと山中慎介さん。

長谷川穂積さんの11度目の防衛を衝撃的なKOで阻んだフェルナンド・モンティエル(メキシコ)



そのモンティエルを強烈な左フック一発で葬ったノニト・ドネア。
モンティエルはこのパンチで右側頭部を陥没骨折しており、最後のダウンの後は無残にも痙攣するほどのダメージを喰らいました。

この伝説の一戦から8年が経ったとはいえドネアの左フックは現在でした。

現在、パウンドフォーパウンド(全選手が同じ階級で戦ったとして誰が最強か)でも世界第3位に入っている井上尚弥。

そしてかつて5階級制覇をしたとはいえもうピークは過ぎたと思われていたドネア。

戦前の予想は圧倒的に井上尚弥の優勢でした。

しかしそれがその通りに行かないのがボクシングであり、ドネアの歴戦のキャリア、試合運びの老練さが不気味なところではありました。

試合が始まると井上尚弥は勿論、ドネアの動きもとても良い。

かつて2つ上の階級まで上げて戦っていたドネアだが、WBBSバンタム級トーナメントに合わせて、かつて伝説を築いたバンタム級まで階級を落として来た。

『井上尚弥という才能と戦えることが、ここまで身体を仕上げられたモチベーションだ。』とドネア本人が語るように、井上尚弥同様、ドネアも完璧に仕上げて来た。

まだお互い探り合っていた第2ラウンド。
ドネアの左フックで井上尚弥の右眉がスパッと切れた。
どうらやアマチュア時代を含めて井上尚弥はまだ一度も顔に傷を付けられたことがないらしい。



その井上尚弥の顔が鮮血で染まる。

もう嫌な予感しかしなかった。

過去に何度も見た嘘のような光景が今夜再び繰り返されるのではないかと思った。

そこからどちらも相手にペースを渡さず一進一退の攻防は続いた。 



個人的には第9ラウンドが終わった時点でイーブンかなと思った。

そして第11ラウンド中盤にこの試合最初で最後のダウンシーンが訪れる。

井上尚弥の強烈な左ボディでドネアが悶絶しながらダウン。



このままKOか?
と思われたがカウントギリギリで立ち上がりこのラウンドを凌いだ。

第12ラウンドは井上尚弥が倒しに行くもドネアも最後の意地で応戦し試合終了のゴングを聞いた。



第11ラウンドにダウンを奪ったのは大きかった。
3ー0の判定で井上尚弥がドネアを降しWBBSバンタム級優勝の名誉を勝ち取りました。

今までは早い段階で相手を見切って早いラウンドで仕留めて来ましたが、今回のドネア戦は初めて顔をカットした上、判定までももつれる接戦となりました。

このドネア戦を乗り越えたのは本当に大きいと思うし更に井上尚弥は強くタフになったと思います。

次は日本のボクシングファンにどんな景色を見せてくれるのでしょうか。

井上尚弥おめでとう!


ケセラセラ☆

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