孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

早生まれと遅生まれ

2023-04-09 14:41:11 | 1歳半から

 

長男は、かなりの早期教育パパです。

明日小学校入学式を迎える長女に、4~5歳のころから読み書き計算を熱心に教えていました。

先日も、タブレット端末をつかってわが子の賢さを大自慢するので、つい冷やかしてしまったわたしです。

「あのさ、そういうことって、4~5歳でならっても6~7歳でならっても、その後の勉強理解は大差ないと思うよ。何のために急ぐ?」と。

するとその答えが「早生まれだから」(その子は1月末生まれ)なのでした。

 

*幼いうちは、早生まれの子は心身の発達でどうしても遅れをとる

*始めから引け目を感じての学校生活スタートはまずい

*せめて勉強だけでも自信満々で楽なスタートを切らせたい

*さまざまな分野(とくにスポーツ)で大成するのは4~6月生まれが圧倒的に多い

*小学校入学時の自信が生涯にわたってその子を支えるのだ

 

えっそうなの?

目からウロコでした。

 

じつは、わたし自身早生まれです。(3月下旬。)

「早生まれは少しでも若くいられる」など、どうでもいいメリットしか感じませんでしたが、言われてみれば思い当たることがたくさん。

幼稚園でも小学校低学年でも、やたらオドオドしていた70年前の自分のすがたが思い出されました。

まわりの子たちの自信満々オーラがこわかった。

4年生くらいになって自分の身体も大きくなり、勉強面での自信もついて、「オドオド」はしだいに解消。

でも言い換えれば、むだな「オドオド」は5年近く続いたわけです。

そして、生きるスタンスが「天上天下唯我独尊」的になった今でも、心の根っこのところに「オドオド」は消えずに残っている感じがします。(三つ子の魂百までも。)

 

そうだったのか。

70年以上生きてきて初めて知った人生の真実。

 

そして、マメのことで深い納得が得られてホッとしました。

じつはつねづね、マメが4月生まれなのを残念に思っていたのです。

「3月生まれにくらべて、1年もったいない」と。

でも、これで良かったんだ。

心身ともに、誰よりも早い成長段階で集団生活を始められるんだもの。

このメリットはたしかに大きい。