娘はとにかくトロい。
その上グズでのろまときています。
そんな娘が順調に学校生活をおくれるよう、わたしは常に心を砕いていました。
気がかりなこと(主としていじめ)があれば、すぐ担任に連絡。
小学校時代なら、まずは連絡帳から始めます。
状況を具体的に書き(**くんがこういうことをした)、担任としての対処を求めます。
連絡帳に誠意ある返事が書かれていれば、しばらくようすを見ます。
<返事に誠意が感じられない、または、なかなか事態が改善しない> という場合は面談を要求します。
両親そろって出向いて、こちらの「本気度」を伝えます。
それでもらちがあかない時は、校長との面談を要求します。
だいたいこの辺で、学校側はこちらの「モンスターペアレントぶり」に辟易し、
<きちんと対処しないと面倒なことになる> と理解します。
こういうふうに娘を守ってきたわたしですが、今後、マメのことも同じように守るつもりです。
(娘はトロすぎて、婿さんは気が弱すぎて、わたしのような強気対応をとるのはむずかしそう。)
ただ...。
30年まえのわたしは、公立高校教員というキャリアを持ち、見た目も若々しくさっそうとして(!?)いましたが、
いまのわたしは、ただの無職の老人です。
エイジズムにとらわれたひとから見ると、「なんだこのばあさん」です。
そこで、老人なりに「見た目」が大事になってくるのです。
さいわいわたしは、背中も腰もぜんぜん曲がっていないし
身のこなしもシャキッとしているし
顔も表情豊かで、それなりの魅力(!?)があります。
この先もできる限り「耄碌」「よぼよぼ」「老いぼれ」というイメージを遠ざけ、
じゅうぶんにマメを守れるという「さっそうとしてる感」を保っていきたいです。
難聴のマメが学校生活でどんな困難に出会うか、まだ予測はつきませんが、
なんとしても守る、全力で守る。
「頭の良さ」や「強気の弁舌」では、現役世代の若い人たちに負けはしないのだから。