2年まえの今ごろ(2月)のことです。
マメは生後10ヶ月でした。
初節句ということで、娘の七段飾り雛人形を30年ぶりに出しました。
記念写真を撮るため、いつものつなぎ服をオシャレなワンピースに着替えさせました。
写真を撮り終わってヤレヤレとみんながバラけたとき、え〜んとマメの泣き声がします。
見ると、ワンピースのすそが膝にからまって、うまくハイハイできません。
「ああそうか、よしよし」
急いで救援に駆けつけると(つなぎ服に着替えさせる? or ワンピースのすそをズボンにたくしこむ?)、
マメはすでに自力で問題解決を済ませていました。
移動方法を、膝をつかない高バイスタイルに切り替えていたのです。
え〜んとひと声泣いたあと、即座に状況を理解して対処したのです。
おお!
この子はもしかして、かなり地頭(じあたま)の良い子では?
胸躍る発見を伝えると、「ええまあ、そうなんですよ」と悠然とほほえむ婿さん。
このときのことは、とても鮮明に覚えています。
マメのかしこさを初めて意識した瞬間でした。
その後も、日常のはしばしにマメのかしこさが感じられて...。
「もしかして」が「絶対確実」になって...。
でも、そのうれしさや誇らしさを、両親と祖父母の4人の間でしか共有できなくて...。
息子たちにはいまいち伝わっていない気がして...。
そんな中、部外者である義弟夫婦が、マメのかしこさをきっぱりと認めてくれたこと。
このインパクトはとても大きいものでした。
「難聴というハンディを補うにじゅうぶんな知的能力」がマメには備わっている。
<9歳の壁>など恐れるに足らず。
勇気りんりん、意気揚々のわたしです。
注<9歳の壁>
小4(9歳)くらいから急に学校の勉強が高度かつ抽象的になり、落ちこぼれる児童が多くなるとか。
難聴のマメは大丈夫かなと、不安にかられていた時期がありました。