Sydney Yajima


GSM会員希望者は下記のURLへお進みください。
http://www.gsm.jp/

Mining13

2009-05-14 21:06:46 | オーストラリア資源
このあたりには、無論カンガルーが生息している。
ここに来るまでに、何頭もの死体や骨を見た。
多くは車にはねられたもの。
写真には撮っていない。あまりにもグロテスクだろう。

カラスがついばんでいたりする。

カンガルーは夜行性なので、昼間に見ることはほとんどない。

Mining12

2009-05-14 20:15:53 | オーストラリア資源
道なき道は 遥へと続く。
そして土の色は、さらに赤みを帯びてくる。
鉄分を含んでいるからだろう。

車の中は、がたがたと音がする。
日産のマキシマを使用したのだが、こういう道では、4WDのほうが良かったかもしれないな・・・と相棒が言う。
相棒は、オーストラリア人だ。(彼の名前と会社名などは、ここでは、秘す。
むろん、GSMのメンバーは知っている。)
マキシマは、高級車の部類に入るのかもしれないが、ここでは、単に赤い土ぼこりにまみれた ショッキングな外見になる。


Mining9

2009-05-14 09:59:22 | オーストラリア資源
この田舎町。
タウンと呼ぶべきなのか、ただの田舎町と言うべきなのか。

わびさびの日本の美学が、どことなくこの田舎町に漂っている。

それは ただのオーストラリアの鉱山か・・・

こういうとき、心の中のセンチメンタルな声が聞こえる。
旅の醍醐味だ。

Mining8

2009-05-13 22:12:58 | オーストラリア資源
ミュージアム
ここはかつて駅のあったところだと聞いている。そういえば駅舎のようだ。

200年の歳月は多くの人の人生を、この小さな田舎町から送り出し、そして受け入れてきたのだろう。名も無き人々がそこにいて、そして、いなくなった。

彼らは、何を考えて今を生きているのか?
それは、分からないほうがいい。分かったようなふりをしてもいけない。
ただ、そっと、その田舎町はそこに佇んでいるんだ。

Mining6

2009-05-13 20:55:56 | オーストラリア資源
この看板を超えると、いよいよだ。
私のつきはいつも分け与ええることで より大きなつきを呼ぶ。
多くのGSMの会員が、すでに多くの資産を作り上げた。
家を買った人、老後のたくわえが十分に出来た人、借金をすべてあっという間に返済したひとなど、様々な人がGSMにいる。
なぜか?
それは、ついているからだ。

人生をどう生きるかなんて、難しいことを考えても分からない。なぜなら、人生なんて、潮で決まるものだから。

Mining4

2009-05-13 11:48:11 | オーストラリア資源
タウンをゆっくり走った。その町では、この日、葬式があり、その人を見送るために待ちの皆が外出を控えてドアを閉めている。まるで西部劇に出てきそうな話だ。
町の人々は、シャイで、人懐こいが、どこか警戒心を持っている。そんな感じがした。素朴な町だ。もし私たちがここでマイニング事業を成功させると、かなりの雇用を生み出せる。そう・・・次世代のために、日本のために、私たち 投資家が何を貢献できるだろうか?

Mining3

2009-05-12 19:51:14 | オーストラリア資源
小さな田舎町。
ここには一攫千金を夢見た、山師が集まる。
去年は かなり活況だった。
どこにも、泊まる所がなかったほどだった。

しかし、今年は世界不況のあおりを受けて山師は減った。
これからは、何を掘るか?
ターゲットを決めて行わなければいけない。

私たちのターゲットは次世代をにらんだもの。スカンジウムだ。

Mining1

2009-05-12 14:55:23 | オーストラリア資源
シドニー空港のドメスティックの58番入り口。ウイングの一番端っこにカンタスのDUBBO行きのプロペラ機が待っていた。私は、今からこの飛行機に乗ってマイニングの試掘現場へ行く。
そこでは、かつてプラチナが出たこともあるところだが、今回は、そうではなく、スカンジウムという物質を探しに行く。
ゴールドのマイニングとは違うが、しかし、基本は同じ。
どのくらいでるのか?
採算がとれるのか?
一発当たるかどうか・・・


ラックとは 何なのか?

2009-04-19 00:23:56 | オーストラリア資源
ラックとは 何なのか?

中国の北京にどのくらい青空があるのか?が、一番よく分かりやすい経済指標なのだと、真面目にシドニーモーニング ヘラルドのビジネスの一面に載っている。私は、この新聞を読むのをよそうかと思ったほどだ。なぜならば、天候や風の強弱によって青空は出るときもあるし、出ないときもある。スモッグも風向きしだいで、悪いときもあればいいときもある。これらと、経済は関係がない。もちろん、工場の稼働率が増えると、スモッグはひどくなると言う正比例の関係についてならば、私だって理解するが、それが、即、経済指標になるなどということは、言えないと思う。例えば、工場が稼動していたら、それですぐにレベニューが増えるのか・・・ということもあるし、工場の種類にもよっては、スモッグの出る工場と出にくい工場もあるだろう。だが、ここまでかんがえて、はて・・・と思った。
北京の空の色で、経済を推し量らなければならないほど、この中国政府の発表する数値は信用できないものなのだろうか?ということに思いが突き当たったからだ。
だとすると、もしかして、この国の指標は多くの経済学者にとっては、頭痛の種になっているのではないだろうか?と。

日本が、経済が悪いと言い続けているのには、確かに、裏打ちされた統計があるはずだが、実際に東京の渋谷に行った外人のほとんどが、「本当にこの国はリセッションなのか?」と言う。

夜中でも真昼のような明るさで、多くの人通りが絶え間なく、それぞれが笑顔でショッピングバッグを持って、おしゃれを競っているのである。こんな光景をみて、リセッション?と言う言葉が、しっくり来ないのは、当然かもしれない。

だが、日本の景気後退は確かに始まっている。大方の見方では、アメリカの輸出が渋っているからだというが、アメリカがこれから経済てこ入れをするために、多くの産業を活発化させるためには、日本の先端技術が不可欠になる。これは日本で言えば、長年培ってきた、新幹線の技術力であったり、あるいは、電気モーターのテクノロジーであったりするのであろう。ということは、ここに、いびつが生じる。いびつは、チャンスである。日本の産業はいつもこのいびつをうまくレバレッジを効かせて、のし上がってきた。だから、今からはチャンスが日本の国に訪れるのである。

問題は、ある。
日本にとって、いつの時代にも苦しんでいることになるのだが、それは、資源がないということだ。いくら技術があっても、人がいても資源のない国であることだけは、変えられない。どうしても、資源・・・とくに鉱物資源はのどから手が出るほど欲しくなるはずだ。ことに、今後のハイテクで必要な鉱物資源は、なかなか手に入りにくい。ここが、日本にとってはアキレス腱になる。アフリカに中国人の労働者がどんどんと流れている。彼らは政府の命を受けて、アフリカの資源を追い求めている。南米にもここ、オーストラリアにも、触手を伸ばしている。その手はとても狡猾でしかも粘り強く、資金力を豊富に持っているから、普通では勝てない。それに乗っかる投資家も多いために、事態はより複雑化して、誰が誰でどこまでが中国企業の資金なのか、分からないということも実際には起こっている。ここで問題が生じてくる。それは、オーストラリアのような資源国では、自分たちの資源を会社ごと外国企業ならともかく、外国の政府そのものに乗っ取られる・・・それも共産主義国に・・・となると、大問題なので、それを阻止したいと考えるが、先ほども言ったように、どこからどこまでが、中国政府であるのか実態がつかみにくいうえに、多くの華僑を国内に抱えているために、すでに新聞社、不動産、株式ブローカーから、金融スペシャリスト、弁護士、会計士、さらには政府の高官に至るまで、中国人が入り込んでいる現状では、到底 阻止は難しい。

例えば日本で言うならば、基幹産業の自動車や、鉄鉱、重工や、テクノロジーなど、あらゆるところを中国政府の管理下におかれるようなもので、株主の意見を聞かなければならない・・・となると、他には選択肢はないのである。

さらに、困ったことには、このまま買収が中国政府主導ですすむと、日本が買いたくても買えないという事態も想定できるという可能性だ。オーストラリアの資源は重要で、日本にとって必要なものが、資本提携により、中国経由でなければ手に入らないとなると、将来の日本の製造業にとっては、生死の境目になる。

この事態は、何の危機感も持たずに、自分たちの都合の良い解釈だけで、未来像を描いていたら、どうなるだろうか?まず問題になるのは、時間だ。中国のかなりアグレッシブなやり方で、労働力とネットワーク、それに資金力の三大パワーで攻められてきては、到底、オーストラリア、アフリカ、ブラジル、などの資源国の小さな経済形態では、太刀打ちできない。買収がすすむのは、向こう数年の間で、私がこうして警笛を鳴らしているのは、とても小さな声だが、誰かに聞いてほしいと願う。とても重要なことだ。なぜなら、もし私の言ったとおりになったころ・・・おそらく10年前後・・・には、日本は資源の枯渇で苦しんでいるかもしれないからだ。こうなると、根本の製造業に影響が出てくる。もちろん、経済は崩壊し、すでに今の産業の多くは希望も持てない状態になっているだろう。

今のうちに、きちんと資源を・・・特に鉱物資源・・・を抑えておかなければ、次のナノテク文明になるとき、確実に日本は枯渇する。テクノロジーなないからではなく、資源が手に入らないからだ。そうなると、中国は自国で日本のテクノロジーを買収して作ることを提唱してくるだろう。そうなると、日本の脳は流出する。まるで溶け出して消えていくように。

何もかもがそうなると、日本には、何が残るだろう?もし中国の立場で彼らの利益を中心に考えるならば、海外のすべての鉱山を押さえることは、当然のことで、あらゆる優秀な交渉人を送り出していることは、間違いない。

ここで、勝ち組と負け組みという古臭い言い回しが、出てくる。第二次世界大戦の例を持ち出すまでも泣く、勝ち組は、資源を抑えた国であったし、負けた日本は資源を持たなかった国であった。テクノロジーが劣っていたわけでもなく、また士気が後れを取っていたわけでもなかった。強いて言えば、資源の確保を十分に行わずに戦争に突入してしまったことが敗因の大きな理由だったろう。

日本が負けたのは、資源がなかったからだ。

資源があれば勝てたのか?という疑問には答えられそうもないが、もしふんだんに資源があったとしたならば、もう少し違った結果になったかもしれないということは 想像に難くない。

今の日本が戦前なのだとは、思いたくもないが、近い部分があるのは、いずれにせよ資源を確保すると言うことに、本気でどの程度取り組んでいるのかが、見えてこないという点だ。繁栄も今後の発展も、子供たちの未来もすべて、そう、すべてと言って良い・・・資源の確保が基本になってくるだろう。


私たちは今の自分たちの状況を、ラッキーな状態だと思うべきである。それは、資源の確保が、いつの時代にも大切だということと、背中合わせに成立している方程式だと認識することで、いつまでも続けることができるかもしれないし、もしかすると、あと数十年のうちには、消えてなくなってしまう泡のような存在になるのかもしれない。


オーストラリアの住宅バブル

2009-03-29 21:52:13 | オーストラリア資源
オーストラリアの住宅バブル


オーストラリア、特にシドニーは住宅バブルに沸いていた。それが、ここ15年から20年近く続いていた傾向だ。住宅の伸び率は、移民受け入れとと、資源価格の高騰により、GDPの177%まで借金するという借金体質を作り上げてしまい、今、まさにそれが崩壊寸前である。

参照1: http://article.wn.com/view/2009/03/27/Rudd_warns_of_recession_or_depression_if_G20_fails/

ケビン ラッド首相は、G20の話し合いがうまくいかなければ、オーストラリアは景気後退か、恐慌のどちらかになると話している。だが、これはもちろん責任転嫁に他ならず、今の経済危機を乗り切る方法は、オーストラリアには、少ない人口で、限られた内需の拡大を試みることと、お金持ちの移民を受け入れるという 虫のいい話と、ラッキーカントリーという今までの経験を信じてこれからも続けていけるという、他愛のない自信以外には、枯れた牧草と、赤茶けた広大な砂漠と、あと、できれば日本辺りにちょっとばかり資源鉱山を買ってもらえるかどうかの、運任せ以外には、あまり知恵もないのである。

そこで、もし住宅バブルが崩壊したなら、どのくらい悪くなるのか?を考えてみた。様々な試算が為されている。参照2 http://www.smartcompany.com.au/Free-Articles/The-Briefing/20090127-Australias-housing-bubble-yet-to-burst-report.html

控えめに見て、5-10%という試算だが、これは今年1月での試算であり、景気はさらにそのころから悪化をし続けていることから、もしかすると、数字はもっと極端に 悪くなる可能性もある。



参照3 http://housingbubble.com.au/

日本がバブルの絶頂期から、価格を下げたのを参考に考えても、その下げ幅がオーストラリアを襲ったと仮定したなら、かなりインパクトのある数字になると思われる。

バブルの絶頂期の東京は、ちょっとしたマンションが、軽く2億円を超えていた。場合によっては6億円などという数字を不動産屋のウィンドゥーに、恥ずかしくもなく貼ってあったことを思い出す。

それに比べると、今のシドニーの住宅価格はもっと、大きなバブルなのだと、数字の対比をすると、すぐに分かる。これは、オーストラリア全体を見渡しての話で、シドニーだけを取って考えるともっと深刻だ。この数字だけでも、2006年の278という数字は、平均2.97%も伸び続けてきた結果で、日本のバブルをはるかに凌ぐものだ。
参照 P-1 http://housingbubble.com.au/housePricesFixed.JPG
住宅バブルが崩壊すると、ここは暴動や労働組合によるストライキが起こり、あちこちに、社会のほころびが出てくることが予想される。すでに、その兆候が出ており、社会の成熟度が、多民族国家であるがゆえに、価値観の相違をお互いが融合するための時間が足りないために、小さなきっかけで、大暴動になる危険をいつもはらんでいる。政治が悪いという言葉は、こちらの人と話していると、二言目に出てくる常套句で、それは、どんな小さなことであっても、政治の責任になる。民主国家ゆえなのだが、それにしても、社会の借金体質までが、すべて国の責任であるという考え方は、今まで日本にあっただろうか?

177%の借金と、上がりすぎた住宅価格。
そして社会不安と信用力の低下。また、世界中にひろがる金融危機は、このオーストラリア経済を、間違いなくヒットするだろう。その影響の大きさを考えると、シドニーに住んでいる私にとっては、どんないきさつになっていくのか、漠然としているが、不安を感じないではおられないのである。

参照1/a>
参照2/a>
参照3/a>参照 P-1/a>