オーストラリアの非雇用率が5.4%に急上昇した。しかしこれは、あくまで序章にすぎない。
グラフをみてもらおう。
世界の不動産価格の上昇が見て取れるはずだ。
2009年から、世界のトレンドは下がり始めているのにもかかわらず、オーストラリアだけは上昇している。
低金利に加え、手厚い政府の保護と、住宅が足りないというプロパガンダを新聞が流したためだと 私は分析している。なぜ新聞社はそんなプロパガンダを流したのか?
新聞社には不動産の広告が大量に入るので、不動産の価格上昇は、新聞社にとっても利益になるからだ。
そして、それを信じた群集心理が、ひとつの方向・・・つまり家を買うという行為に出たとき、一気に価格は上がる。
化学調味料で味付けされた食べ物を、おいしいと感じるように、人々は高い家に慣らされてしまっていた。
家の価格は上がり続けるものだと 信じて(今でも固く信じている人がいるのだ!)いたために、下がると言うシナリオは彼らの頭の中にはなかった。
アメリカが下がり続けているというニュースを聞いても、オーストラリアは別だと信じて疑わなかった人々がそこにいた。