Sydney Yajima


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復興のためのストラテジー

2011-04-05 00:11:22 | フリーメーソン
さて、ここから、復興のために、ストラテジーを組まなければならない。

一つ目 まずは、ビジョンとミッションをピラミッドのトップに持ってくる。
ビジョンは、言い換えれば夢であるが、夢というのは、この際、まあ、どうでもいい。
言葉は悪いが、今は夢を語っている場合ではないからだ。
しかし、ミッション ステートメントを考える必要は あるだろう。

ミッション ステートメントは、変化するということは 常識として始めに一応断っておく必要があるかもしれない。
なぜなら、ミッションステートメントは、外的環境の変化によって、フレキシブルな対応をしなければならなくなるからだ。

例えば、あるユダヤ人の学校では、教師のミッションステートメントは、「すべての子供たちは良い子」というものであった。
それを、通常の学校に当てはめて同じように、活用できるかどうかは、売春婦やらドラッグ ディーラーがいるシドニーのウエストの小学校に行ってみれば、考えが変わるはずだ。
ともかく、これは極端な例だけれど、、同じミッションで一律ということは、難しい。

私が、唱えるとしたら、今の段階でのミッションは、普通の生活を取り戻す。ということだろう。
これを、タイムリーな短期から中期 つまり、3ヶ月から2年の範囲でやり遂げることだ。
ゴールは、仮に、2年としよう。
そして目標は、普通の生活 である。ここがピラミッドの第二段階だ。
普通の生活は何か?ということになるが、まずは、屋根のある家、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、車などの移動手段、食料に着るものなどなど、当たり前に平均的な日本人が享受できるものがひととおり、そろっている状態と、明日のことを心配しなくてもいいという最小限のストレス軽減を約束することだ。

三段階目にはストラテジーが必要になる。
ストラテジーには、外的要素が 妨害をする。
例えば オイル価格が高騰するなどの、マクロエコノミーの変化によっても、うまく、すばやく切り替えて対応しなければならない。したがって、ここは柔軟、かつ かなり頭のいい集団が必要になるだろう。
政治的に、経済的に、うまく乗り切れることのできる力のもった集団・・・つまり、ここには、官僚の頭が必要になってくる。彼らが、誰もが納得できるストラテジーをすぐに組み立てるのに もっともふさわしい能力と技術を持っている。

四段階目に考えなければならないのは、意外に思うかもしれないが、バリューチェーンだ。
バリューチェーンとは、例えば、あなたが、ケーキ屋さんを経営しようとする。
一番の売れ筋は、ショートケーキだとしよう。
そうすると、まずは材料。
ここが、バリューチェーンの最初。
第一になる。
そして材料を使ってケーキを作る。
ここが第二
ケーキはある程度冷凍で保存が利くかもしれない。
ある程度のストックを作っておくことで、クリスマスに対応できる。
そこで、ケーキを保存する倉庫が必要になる。
こお倉庫は、直接には、バリューを上げることには貢献はしないが、必要なので、バリューチェーンの範疇に入る。
これが第三
そして、次に、必要なものが、ロジスティック、配達である。
顧客に配達をする
これが、第四
そして顧客に届く。
そこが、第5
最後に、顧客のアフターサービスが必要になるだろう。
無論、ここが 第6
大体大まかながら、お分かりいただけただろうか?

ここで、細かく、今まであった東北地方のバリューチェーンを見直さなければならない。
どんな形態のビジネスが あったか。それらは、今後も存続ができるだけの人的な資源があるか?インフラはどうか?
例えば、観光。
関係するビジネスとしては、鉄道。温泉。レストラン。ホテル。旅館。釣り宿 などなどである。
また、漁港が多く、漁業としてのビジネス。
漁船、漁師 その家族や、道具、海の状況などなど 精査に見直す必要がある
あるいは農家
塩害、いつになると再出荷できるか それまでの時間。労働力、肥料、土地の破壊度、トラクターなどの機械 などなど、精査しなければならないだろう。
そして、それらをすべて賄うために、必要なこと・・・

ここからが、第5段階になる。
これは、現実としての \ と 人。
これが、あとどのくらい残っていて、どのくらい投資できるのか?それに見合うだけの人数をどうやって集めてくるか?

最後に、これらをすべてにおいて 数字にする作業が残っている。数字を集めて初めてストラテジーを官僚が描くことが出来るのだが、問題は、その数字の正確さと、すばやさである。
このために、政府は今、全力でその数字を集めなければならないときだ。

その数字が集まる過程で、バランススコア カードを作ることができる。

此処から先は、かなりめんどくさい話になるが、続ける。

まず、一番大切なことは、より今からよくなっていくということである。これが、核になる。
そして、そう、できれば、ここは、今まで・・・・つまり地震が来る前よりも もっと良くすることを、ある程度前提にする。
そのためには、当たり前のことをしていてはいけない。

まずは、スポンサーを増やさなければならない。
より、資金が集まれば、大きな事業を立ち上げることが出来るからだ。

計画には、人の確保が必要だ。
そしてその人に求められる資質は、新しい事業に対して耐えられる忍耐力と、そのために行われる訓練と攻撃力さらには守備力を兼ね備えているか、今後、兼ね備えることができるかどうか である。
まずは、肉体的に丈夫であるということ。
そして、正しい指導者がいるということ。
さらには、正しい道具・・・インフラストラクチャーを共有していることだ。

さらにKPIスコアーカードという概念がある。これは、数字を出す方法だ。
数字と一概に言うけれど、数字に出しやすいものと、数字に出しにくいものが 世の中には存在する。
例えば、顧客満足度などというものだ。
しかし どんなビジネスでも、ストラテジーを建てるためには、ありとあらゆるものを数字で管理する必要がある。
そう、この、津波による被害を立て直すのは、大きなビジネスなのである。そして、今 日本は、日本人は、その大きなビジネスチャンスをつかんでいるのだ。
そのためには、数字で徹底的にストラテジーを組まなければならない。

冷徹な言い方になるが、人は嘘をつくが、数字は嘘をつかない。
そのためには、正しい数字である必要がある。
時間との勝負になる。
今までのビジネスの形態を変える必要も出てくるかもしれない。
無駄は許されない。
そうしなければ 成功は覚束ないからだ。


ああ、日本人でよかった

2011-03-23 00:08:14 | フリーメーソン
今回、消防隊の男たちを見て、涙が出た。
言葉を抑えながら、目を潤ませ、感情を押し殺して、話す指揮官たちは、見事な男の顔をしていた。
石原 慎太郎東京都知事が、言葉を詰まらせ、感謝を述べた。
こういうとき、「ああ、日本人でよかった」と、心の底から思える。

何も無くなった被災者が、それでも自分たちの何も無いところから、コーヒーを沸かして記者たちにふるまう。
「何も無くて、すみません」と言う。
記者は、涙を流しながら、それを頂く。

「ああ、日本人でよかった」

広島の原爆記念館。
主語の無い言葉
あやまちは繰り返しませんから

どうして、主語がないんだろう?
そこには、きっと考え抜かれた深い意味がある。
それに気付いた時、

「ああ日本人でよかった」と思った。

日本中が、ひとつになった。
今、日本は、世界で一番まとまった 国。
誰もが、心の中で、思っている。
なんとか、この国をしなければならん。と。

「ああ日本人でよかった」

暴動など起きない。
ハイチでは毎日レイプ騒動が起きていて、それが事件にさえならない。
人殺しや、強盗、それに、詐欺や賄賂が横行している世界中の国々。
みんな、日本よりずっと狂っている。
でも、日本は、こんなにひどいめにあっても、自分に何が出来るか。この人たちのために、何をしたら良いのかを考えている。
そんな人が、ほとんどだ。

そんな美しい国は世界に無い。ほとんど、 奇跡 と言っていい。
「ああ、日本人でよかった」


Sophie Knight さんの文章を紹介させてもらう。

2011-03-20 14:38:18 | フリーメーソン
Why Tokyo isn’t dangerous and you don’t need to leave Californians buying up iodine. British citizens “starving” in Tokyo. French residents “swamped” by a “toxic cloud of radiation”. Foreigners urged by their embassies to escape. In reality, everyone in Tokyo is fine. I’ve stopped worrying about filling my bathtub up with water to draw on in case the tap water is contaminated, or wearing a mask for those invisible dregs of iodine and cesium supposedly floating through the sky. The level of radiation in the capital today was measured at the equivalent of a 0.15 millisieverts dose per year, while normal levels for cities worldwide is 0.2. The only thing I’m worried about getting “exposed” to is the sensationalism in the foreign press that is causing widespread panic. There’s a fine line between reassuring our families and friends abroad that we’re all well, and appearing blithe and impervious to the suffering 150 miles away. I’m sure I’m not the only one who finds trivial things strange at the moment, or who feels guilty for laughing or enjoying themselves. I do want to stress, however, that life in Tokyo is going on almost as normal. I know from my friends battling to convey this to their families that this is difficult to parse this image with the reports on American and European TV. The masks are worn to ward off hay fever and colds, not to protect against radiation. Children are playing in the streets, the shops have re-stocked, and the so-called “ghost town” is a consequence of the train disruptions introduced to conserve electricity for diversion to the stricken areas. Looking towards Miyagi, Fukushima, Iwate and Ibaraki prefectures, no one in Tokyo should be complaining about the inconvenient consequences of the quake, such as blackouts, empty shelves in shops, and disrupted train services. People aren’t exactly having the time of their life in the capital, but they feel extremely lucky to be there rather than in the northeast. There are two main things I want to make clear. Firstly, while the Fukushima Daiichi (No. 1) plant is still not stable, there are several reasons why there will not be a spread of radioactive material significant enough to have health impacts beyond the 30km radius evacuation zone. Secondly, people have complained that both the Japanese government and TEPCO have refused to discuss a “worst case scenario,” whereas the American and European press have been all too happy to oblige. The lack of information in Japan, partly due to the vague expressions used by the language, has created a vacuum, into which the dark sludge of paranoia from the foreign press has poured. We need to evaluate the opinions of experts who actually have a grasp on the numbers and understand what different levels of radiation imply for human health, rather than meaningless figures such as “20 times higher than normal.” In this case, the foreign press’s scaremongering about the risk of radiation poisoning has had significant consequences. Firstly, on an emotional level, it has detracted attention away from those really suffering, and made this tragedy about the suffering of Americans who are apparently going to get irradiated because of Japanese incompetence. Secondly, on an economic level, it has put foreign residents out of pocket, thanks to the astronomical airfares they paid to get out. It has dealt another blow to the Japanese economy, with understaffed companies struggling or even closing in their wake. Thirdly, on a personal level, it has caused a lot of stress and worry to the families of foreign residents in Japan, who beg their loved ones to come home. As previous Tokyo resident Craig Mod tweeted, “The inability for the foreign media to differentiate between northern Japan and the rest of the country is deeply troubling my mother.” I know a lot of people who have received a barrage of worried emails and calls from their relatives and friends at home, whose fears are inflamed by news reports at home. The few of us here who have decided to stay in Tokyo are comforted by the assurances of experts. Everyone was relieved to read the following discussion with the British government's Chief Scientific Officer Professor John Beddington that was posted on the British Embassy’s website. He explained that the worst case scenario was one in which the reactors could not be cooled and pressure in the containment vessel could not be controlled. This is what is referred to as a “meltdown.” If that happened, the reactor core would melt and drop down to the floor of the container. It would then explode, releasing radioactive material that could go up to 500m in the air. But he emphasizes that even this worst case scenario “the problems are within 30km of the reactor.” Even if you had prevailing weather carrying radioactive material in the direction of Greater Tokyo, with rain, there would be “absolutely no issue”. When Chernobyl went into meltdown, material was going up not to 500 meters, but 10 kilometers, and it lasted months. But even then, the exclusion zone was only 30 km, and there is no evidence to suggest that those outside of that zone suffered health problems. The problem was that people continued to drink water and vegetables that had been contaminated through the soil around the site. In contrast to Chernobyl, where the explosion was nuclear because the fission process ran out of control, the explosions we have seen at Fukushima have been caused by vented hydrogen steam being “sparked” by something. The nuclear fission process was halted as soon as the earthquake hit Fukushima. The problems started with the tsunami, which damaged the power supply that was necessary to cool the fuel rods. Without power, it has been a race to continue cooling the fuel rods and to keep them submerged in water so that they do not heat up and produce too much steam. The first explosion at reactor no.1 happened when both heat and pressure built up inside the primary containment vessel, and TEPCO decided to release some of the steam to avoid damaging the vessel. The hydrogen in the steam escaped into the secondary vessel and was sparked by something, causing a blast. Once electricity is reestablished and there is a steady supply of water to submerge the cores, we will be out of the danger zone. So why has the French and American embassy begun to evacuate their nationals? I would suggest that they are mainly doing it in response to the fears ignited by the media. They want to evade criticism that they are not sufficiently protecting their citizens. France perhaps has reason to feel jumpy, since there were widespread suspicions that increases in thyroid cancer after 1986 were due to radiation from Chernobyl. However, in a 2006 report the French Institute of Radioprotection and Nuclear Safety said that no clear link had been made, and that other kinds of thyroid cancer, unconnected to radiation, had also increased threefold in the same period. This case illustrates the kind of fear and paranoia that surrounds radiation. Nevertheless, this week the French embassy organized two Air France flights from Narita and one from Kansai airport to fly home any French nationals who wished to leave. The United States’ offer was less generous, seemingly designed to dissuade all but the most desperate, since they would be flown to a “safe haven” in Asia where they would have to organize their own accommodation and also pay for the flight themselves. The embassy have stated that they do not believe that current radiation levels pose a threat to public health, but that they will assist people in leaving if they wish. The British press also claimed on Thursday that the British Embassy was “urging” its citizens to leave because of concerns about the health risks of increased radiation levels, but their actual statement said nothing of the sort. They said: “Due to the evolving situation at the Fukushima nuclear facility and potential disruptions to the supply of goods, transport, communications, power and other infrastructure, British nationals currently in Tokyo and to the north of Tokyo should consider leaving the area." Although they did refer to the “evolving situation,” they stopped short of connecting it to any health risks posed to British citizens. Instead, they seemed mostly concerned with logistical problems, such as the trains cancellations and blackouts. What has probably caused some of the confusion and fear is that it has been implicitly acknowledged that the radiation levels at the Fukushima plant will have some impact on the health of the workers who have remained working there. Nicknamed the “Fukushima 50,” from the number of workers on a shift at any one time, 200 workers have bravely volunteered to remain in the plant to cool the reactors. Already recognized as heroes, everyone in Japan is incredibly grateful for their sacrifice. Five workers have died since the quake (none of radiation poisoning, however) and 22 more have been injured for various reasons, while two are missing. The government also rushed through a quick change to the regulations, which now allows workers to be exposed to 250 millisieverts from 100 millisieverts per year. The highest level measured so far was 400 millisieverts per hour on Tuesday morning, which can produce symptoms of radiation sickness in a few hours. But levels at the gate dropped later that day to between 0.6 to 11.9 millisieverts per hour, according to the International Atomic Energy Agency (IAEA), and down to 0.2794 on Friday March 18, after the Self Defense Forces cooled reactors by spraying water from a truck. Radiation is cumulative, meaning that a level of 400 millisieverts per hour would give you a dose of 800 over two hours. Safe figures determined by the government are usually measured in annual dosages, whereas medical dosages are measured by the hour. People who lived near Chernobyl when it went into meltdown got a dose of 450 millisieverts over several days. To have a 50% likelihood of death within a month, however, you need a dose of 5,000 millisieverts. The panic in Tokyo was caused by the announcement on Tuesday that radiation levels were 20 times higher than usual. But not only was it still a miniscule amount- 0.000809 millisieverts per hour, or the equivalent of smoking one cigarette an hour- it went by a factor of 8 to reach 0.000151 one hour later. Since Thursday, radiation levels in Tokyo have remained at “normal” levels, giving the equivalent of 0.2 millisieverts per year. A single x-ray would deliver a dose of 0.2 millisieverts at once. Radiation levels at the gate of the plant were just 0.271 millisieverts on Friday morning at 8am per hour, which is very good news for the Fukushima 50 and everyone in the vicinity. Ironically, those who “escaped” Tokyo to go to New York received almost the same- an average of 0.2 millisieverts- just passing through airport security and traveling on a plane. It may be basic science, but people seem to forget that radioactive material decays and becomes inactive. The two radioactive chemicals that have been detected in Fukushima are iodine and cesium. The amount of time it takes for half of the chemicals to decay is known as a “half-life”. Iodine has a half life of just eight days, while cesium has a half-life of 30 years. Iodine has been associated with thyroid cancer, and cesium has been linked to cancer of the liver, kidneys and the pancreas. However, the impact of radiation on health, or the correlation with cancer rates, depends entirely on dosage. We are all exposed to a certain amount of background radiation from various sources, including outer space, cigarettes, and even bananas. Like any substance, including salt, vitamin C or even water, it is only in excess that it is dangerous. According to the U.S. Environmental Protection Agency, everyone in the United States is exposed to very small amounts of cesium in soil and water because of atmospheric fallout from the nuclear detonations of the cold war. It is odd see smokers getting panicked about ”carcinogenic” radiation from Fukushima as they puff away on little sticks that are far more likely to give them cancer. Both iodine and cesium are heavier than air, so even with strong winds blowing from Fukushima towards Tokyo, they will not adversely affect Tokyo, as Geiger counters in the capital have shown in the past few days. It should be pointed out that Three Mile Island, an incident that is being compared to Fukushima, was located just 100 miles from New York, where no health problems were reported. Tokyo, the city from which several countries are moving heaven and earth to “rescue” their citizens from, is over 150 miles from Fukushima. I have explained why I think the fear of radiation poisoning is irrational and baseless. It is understandable that one feels scared when even embassies begin evacuations, and allows one’s self-preservation instinct to kick in. But where we must turn our attentions is to those who are actually dying at the moment. Four people froze to death in a gymnasium in Miyagi on Thursday night, because they had neither kerosene heaters or blankets and it was snowing outside. Rescue crews have given up, since they say there’s little chance of finding someone alive in the ice. There are reports of five people sharing a fist-sized rice ball because supplies are not getting through. They now expect the death toll to rise to above 20,000, maybe even more, as the bodies float in on the tide. The shock and suffering is multi-dimensional, and enormous: they’re grieving, starving, and freezing. I may not be Japanese, but I feel fiercely protective and proud of my adopted country right now. I wish that the countries spending huge amounts of time, money and energy evacuating their citizens from Tokyo would spend the same on helping people in a very dire situation in Northern Japan.


そう、まさに、そのとおり。
まさに、今 困っていて助けを必要としている人は、寒空の下で、食べるものも届かずに、ずっと待っている人たちだ。
彼らに、暖と食物と水を届けるのが一番大事だと思う。
すでに1万人以上の死者が出ているんだ。同じ、日本人が。
イギリス人の友人たちでさえ、こうして、頭を抱えて、私たち日本人のために、東京で苦しみながら、耐えて、そして、心配してくれているんだ。
なぜ、同じ日本人が、心配しないでおれようか・・・


2年前

2011-03-19 11:01:39 | フリーメーソン
私が フリーメーソンのロッジの司祭 ウォーシュフル マスターを引き受けた 二年前の写真だ。
あれから、ずいぶん多くのことが、変わってしまった。
今から思うと、あのころが懐かしいし笑っている自分の顔が憎くもある。

そもそも、人が死ぬということに、対面を切って 今ほど身近に 向き合うということが無かったような気がする。
死ぬということは、もちろん概念のなかで分かっていたつもりであり、そのことについて、よく考えたつもりでいたけれど、今ほど、目の前で、まざまざとむごたらしく、むきだしで、おぞましい形で見たことは なかった。
それは私だけではなく、多くの日本人にとってもそうなんだろう。

今、私が自分の立場で できることは、もしかしたら、多くの日本に住んでいる日本人とは違うかもしれない。
もしかしたら、シドニーに住んで 調子こいてんじゃねえ。などと言われるかもしれない。
しかし、言い訳になるかもしれないが、それは、運命と多少の偶然と、それらの不思議な縁の中で 星が回っているように、私がシドニーにいるというだけの話で、もしかしたら、私は釜石にいたかもしれないのである。(これは あまり詳しく言いたくはないが、本当にその可能性は、過去の私の人生のなかにあるのだ)
そして、私も被災者の一人に数えられていたか、もしかしたら、行方不明の一人になっていたかもしれないと思う。
また、そのころに、お付き合いをしていた人が、どうなったのか など、いまさら30年もたって、考えても、複雑で泣きそうにはなるけれど、すでに 私は15年も結婚生活をしていて、その人のことなど、考えることさえ、実を言うと、このことがあるまで、なかった。
考えることさえ、罪だと思っていたからである。
今も、心のどこかで うずく傷のようなものが、心配をしているが、家族にはそんな表情をみせてはいけないことも 分かっている。
ただ、無事を祈りたいし、できるなら、飛んでいって様子をみて、助けて上げれるものなら・・・と思う気持ちと、現実には三人の子供がいる自分の家族を守る父としての自分の立場と、責任、その重さには、何事も変えられないということも、十分に分かっている。
だから、こうして、せめて、心の中で 祈り、自分がこのシドニーに住んでいる。不思議なめぐり合わせや、多くの兄弟たちの親しい言葉に、いつの間にか、癒されているのである。
私は、卑怯な人間ではないだろうか?
とふと 自問自答してみる。
シドニーにいて、この日本の国難のときに、ぬくぬくと暖かいベッドに寝て、偽善のようにチャリティーで いくばくかの金を払って、それで、お前は、人間として正しいと思っているのか?と・・・
私は、何度も なにか人生の危機らしきものにあい、それは人並みの程度であったのか あるいはそれ以上であったのかは、比べる術もないけれど、それなりに、自分の機知で乗り切り、うまくやってきたと思う。
そうだ、お前は良く頑張ったじゃないか と自分に言い聞かせ、それが、しかし、今 一体なんの役に立つ?と自分に問いかけてしまうのである。たかが、お前はおまえ自身のために、やってきただけじゃないか。そして、それを何かエライことをしたつもりになって いい気になっていただけじゃないか・・・と。

むしろ、裸の自分にもどって、もう一度駄目になった自分を、やり直したい衝動にさえかられるが、いまさら、戻れない。

それは家族というものがいるからであり、また、仕事や、将来の自分のやりたいことや、勉強や、そのための自分で作ったロードマップや、それらの統括できるかどうかのチャレンジ、時間軸のなかでの己の残された人生など、様々なことが交錯し、そんなことを考えて、もはや、一歩も踏み出せないでいるのだ。

一歩踏み出せば、家族が犠牲になり、仕事が犠牲になり、生活が犠牲になり、そして様々な、何十年もかけて作ってきた自分の仮面が、なくなってしまうという不安は、とても人に見せられないほど ぶざまで、教養のかけらもない、野蛮で 粗野なものだ。

私は、所詮、そんな人間なのだ。

だが、それでも、そのなかで生きていくしかないのである。
なんと、小さい人間なんだろう。

うんざりするほどの自己批判をここで展開することで、もしかしたら、私は自分の中の鬱憤を晴らそうとしているのかもしれない。
そんなことを、ここで展開し公表したところで、自分の恥の上塗りであり、誰一人助けられるわけでもなく、ただ、言い訳をしているに過ぎないのに。
分かっているんだ。
分かってる・・・


原発について

2011-03-18 17:19:05 | フリーメーソン
昨日、メーソンのメンバーと電話で会談した。
彼は、ケミカル エンジニアとして ある大会社でCEOをしていた人物。
彼に、原子力発電所の問題について聞いてみた。
様々な数値の説明やら、今後の対策などことこまかに話してくれたが、かなり専門的過ぎて、私にはよく分からなかった。
だが、しかし、

彼の意見を集約すると
 

大丈夫


なんだそうだ。

よくチェルノブイリみたいになるようなことを言う人がいるけれど、まったく そんなことはなく、絶対に大丈夫。
なにしろ、スイッチは切れている。
最初の72時間が深刻な時間だが、すでに 冷え始めている。

確かに、周辺に、放射能は出ているが、これは 許容範囲。
それよりもM9で耐えた日本の技術を むしろ賞賛すべきだ。と言った。

だから、

大丈夫

安心しろ。

とのことだった。
私は、胸をなでおろす。

地震ぐらい、克服できる。
放射能の心配が無くなれば、あとのことは、時間の問題だ。

また、別のメーソンの兄弟にいたっては、
「あの福島の土地を買いに行こう。いまなら安いぞ」
と言っていた。
もちろん、ブラック ジョークだが、しかし、それにしても、ジョークが出る辺り、もう峠は過ぎたことは間違いない。

できることをする

2011-03-17 21:14:32 | フリーメーソン
私は メーソンのブラザーたちに呼びかけて、募金活動を行う。
また、妹はすでに オーストラリア向けに募金のホームページを作り始めている。

それぞれが、できることを今の状況で始める。
それしかない。

私は、思う。
日本人は、本当にいい奴の集まりなんだと、そう思うんだ。
こんな いい奴らを 殺してしまってはいけないんだと。

何も無いのに、人に 「どうぞ」と 自分の飲み物を 分け与えようとする 田舎の老人に、イギリスの新聞記者は涙したという。

私は、泣いている。
泣いても仕方が無いのは分かっている。
でも 涙が出て 止まらないんだ。

いくつかわかったことがある。

2011-03-17 16:35:24 | フリーメーソン
昨夜、私は、ウォーシュフル マスターとして 3階級を行った。
本当は、あちらを思い、こちらを思い、心が千路に別れて それどころではなかったのだが、前から決まっていたことでもあり、またこちらにいるオーストラリアのブラザーたちにも 私の気分で迷惑をかけることもできないので、何も考えないように心を粛々と三階級の司祭を務めるということだけに集中させて行った。
フリーメーソンを良く知らない人のために、説明すると、フリーメーソンは多くのロッジに分かれている。
例えば、私の属するロッジは、シドニーロッジ1020であったり、あるいはF.S.Mance 671であったりする。
このロッジというのはブルーロッジと言われていて、そのほかに、ロイヤル アーチ あるいはローズ クワ (日本やアメリカではヨーク ライトとか、スコティッシュ ライト などと呼ばれていたりする)あるいはシークレットモニターや、ナイト テンプラー、シュライナーなどと第三階級を超えると、多岐に渡って様々な新しい扉に向かって行く。
ところで、私は、そのロッジ F.S.MANCEの トップであり、キングソロモン王の謙虚な代理執行者である。
そのキングソロモンの代理執行者として、さる会員を第三階級にまで引き上げる儀式を行った。
その儀式には、ダイレクト グランド インスペクション ワーキングという役目を持った、グランドロッジのオフィサーが同席する。彼は、ユダヤ人の 仮に Jさんとしておこう。
その、Jと私は、セレモニーが終わった後、隣同士で食事をした。
これも、恒例で、そのロッジのトップである私と、そのDGIWが隣に座って、例えば、会を仕切るために、乾杯をしたり、あるいは、様々な情報を交換したりする。
ところで、フリーメーソンの大まかな説明は、ここまでとして、今回の日本の原発は、多くの兄弟たちも本当に心配していて、電話が来たり、メールで安否を聞いてきて、あるいは家族の安全を気遣ってくれたり、それは、興味本位の野次馬的なものではなく、真率に、自分になにかできないか?というものだ。
もちろん、そういうときのために、この会はあるのであって、それは博愛主義や平等、自由などを神の元で、分かち合おうという気持ちがあるからだ。
宗教ではないが、会としては、とても優しいもので、兄弟が困っていると、何かして上げられないか?というところから始まっていると言っていい。

そこで、話題になるのは、やはり、これからの日本の行き先だ。

今は、まだ多くの問題・・・地震以外にも、原子力発電所・・・があるので、まずは、自分自身の無事を確認し、逃げるべきだということ。
もちろん、昨日書いたとおり、どこに住んでいる人も、みな闇雲に逃げればいいというものではない。
しかし、逃げるという選択そのものは、大きくは間違っていない。

次に、作業員の勇気をたたえる言葉もあった。

そして、みなは、表情を曇らせて、多くの被災者たちに 何が出来るかを考えていた。



もちろんフリーメーソンは、表立って 寄付をしたりはしない。
しかし、そっと、そっと、寄付をし続けている。
それは、そのときだけでなく、何十年も 何百年も 社会のもっとも苦しんでいる人たちのために寄付をし続けている。

フリーメーソンの人たちには、お金持ちの人もいれば、普通の人もいる。
もちろん、生活に困っているような人はいないにせよ、みなが、アメリカの大統領であったり、有名な映画俳優であったりするわけではない。
その人たちの集まりは、日本の一般の人にはどう受け入れられているのか分からないが、民主主義の繁栄する国では大抵 オープンに受け入れてもらえる集団だ。

さて、前出のJ氏。

日本は、必ず 復活する。それも今までに無いほど、力強く。今回の悲劇は、もちろん悲劇には違いなかったが、それはより大きくなるための、強い基礎になるだろう。日本人はまた団結し、そして、不死鳥のごとく立ち上がる。私は知っている。日本人の資質は、とても忍耐強くそして、勤勉であることを。

だから、まったく心配していない。

日本は、今回のことで、またひとつになる機会ができたのだ。

とここまでは良かったんだが・・・
彼は、鉄鋼株を買うと言った。このあたりが、まあユダヤ人なんだけど・・・それだけに、彼の見通す日本の将来像には、より確からしさが感じられる。



ありがとうと言おう

2011-03-14 01:25:43 | フリーメーソン
世界中65カ国が、日本のために救援を申し出てくれている。
アメリカはすでに、3万の食料と海兵隊を送り、韓国、中国なども救援隊員を送ってくれている。イギリスからも150名もの救援隊員が駆けつけてくれている。
命がけで、戦っている原子力発電所の技術者の方々。
被災地でがんばっている自衛官の方々。


ありがとう

復興は、まず ここから始めていこう

誰のせいにするでもなく
誰のためにでもなく
私たちや子孫がもう一度 明るい笑顔をとりもどせるために


国には、ディスクローズの義務があるはずだ

2011-03-13 01:07:40 | フリーメーソン
枝野幸男官房長官は、「建屋の壁が崩壊したものであり、中の格納容器が爆発したものではない」と主張している。
確かに、中の格納容器は5重になって、核の心棒を保護しているので、簡単には壊れない。だが、実際に見て確かめたわけではなく、そうであってほしいという希望的観測で言ってはいけない。
より 大げさにでも、住民の安全のために尽くすべきであって、この際、原子力発電所の危険性など大したことはないですよ、とか、政府の面目などどうでもいい。まして、ヘリコプターに発電所の撮影を自粛させたり、あるいは、爆発の瞬間映像をBBCからでなければ入手できにくいような状況にしたりと、いまさらながら、一体 何を隠匿しようとしているのか?
まずは、安全性の確保が 第一だ。
今回の爆発を見て、内部に全く影響が無いという根拠は、放射能のレベルが爆発後のほうが減っているというものだ。
だが、その数字が具体的にどのくらい減り、それがどういう時間軸での推移なのかの具体的な説明はないのか?

論理的に考えてみて、

1、建屋の内部の圧力が増えている。
2、放射能の検出がされた
3、放射能のさらなる増大が確認された
4、燃料の露出が広がっているすでに4メートルの全体のうち半分以上が露出。
5、爆発
6、被爆者

という流れで考えると、これは、メルトダウンしか考えられないのではないか?
ならば、内部から溶け出しているのは、放射性物質で、それが5重の囲いを破り外に出てきたか、出てきつつあると考えるべきところだ。

なぜ、一体 何を守るために、枝野幸男官房長官は、自分で見てきたわけでもないこの危険な状況を、いかにも安心させるような言葉で話すのか?
まさかとは思うが、実は、風下にあたる東京が危なく 人々がパニックを起こし、東京中のすべての首都機能がストップし、日経株価が崩落し、逃げ惑う人々が南下していくことを予測し、それを 恐れたからではないか?
東京が終われば、日本が終わると思ったからではないか?
まさか、嘘も誠心誠意つけば真実になると 思っているわけではないだろうか。
人がいれば、いくらでも どこにでも東京を作り直すことはできるが、その肝心の人が死んでしまえば、何をかいわんやである。

極論になるが、ひとつだけ 真実を知る方法がある。

皇族は、今 どこに おられるのか。

祈り

2011-03-12 23:46:36 | フリーメーソン
私は 全知全能の神の前に祈る。
この価値ある国 日本のために。
そして、選ばれし民 日本民族のために。
国として、生活する民として、この地球の上で存在する人々なれり

ここから 今 この地点から
最大の私一個の全能力をかけて祈る

神よあなたに約束しよう。
あなたが私に授けてくれたすべての力、秘密、神秘については一切 誰にも口外はしないことを。

神よ この私の全霊の力をもって、この国の民を救え。
この民のために、多くの奇跡を起こせ。
この民に力を与えよ。
そして、この民の命を守りその口に水と食物を与えよ。

神は天より 民をこの地に導いたではないか。

神は生めよ増やせよ地に満ちよと のたもうたではないか。
ならば、その民を 殺してはならない。


この民は、多くの過ちを犯した。
それは、神の禁ずる忌まわしいことでもあった。

多くの過ちは、彼ら自身が気付くべきで、それは彼らが悔い改めることだったことはよく分かっている。
過ちを犯すから人なのだ。
過ちを犯さない人はいない。
なのに、この民にだけそれほど過酷な試練を なぜ 神は与えるのか?

責めるのは、この民の中の一体誰なのか。
そのために傷つく無垢に 神の手は差し伸ばされないのか。

いつから、この民族を恨み、窮地に立たせることを 神は選んだのか?
それとも、もう一度この試練を乗り越えてみよと、神は試されているのか?

ならば問う。
神は、この民ならば乗り越えられると知ってこの試練をおあたえになったのか?

私は全霊をかけて、祈る。
この民を滅ぼさないでほしい。
この民にもう一度立ち直るための力を与えよ。







ひとつ質問を投げかけてみたい

2011-02-20 17:33:49 | フリーメーソン
このブログには 不特定多数の人が 観覧してくれているので、その人たちに向かって、ちょっと 質問を投げかけてみたい。

日本が、北朝鮮から 核ミサイル攻撃されたとする。
ミサイルは 東京にも大阪にも、もちろん 米軍基地のある 沖縄にも 雨あられのように降り注いでくる。

一般の日本人の市民たちは逃げ惑う。

こういう状況を、まず 想像してみて欲しい。

注: 私は幸福実現党の支持者ではありません。もっと言えば、特定の宗教団体と政党活動が リンクすることには、反対の立場です。しかし、このビデオに関しては、良く出来ていると思っています。




さて、質問

そのとき、アメリカは、どこを守るか?



沖縄を優先するはずだと思う人。

東京などの日本の都市部の人々を優先すると思う人。

あるいは、日本のどこも守ることはなく、アメリカ本土の攻撃をのみ食い止めるために日本を使って軍事展開するだろうと 考える人。

ねえ ちょっと考えてみようよ。

洪水 そして 感動

2011-01-15 08:38:11 | フリーメーソン
ブリスベンに多くのオーストラリア人が集まっている。
ボランティアだ。
彼ら、彼女ら・・・はどこからともなく集まり、行列を作って (そう文字通り 箒やモップを持った 軍隊行進のようだ!)無言で掃除を始めた。

この姿を見て、感動しない人間はいないだろう。

これこそが、オーストラリアン スピリットだ。

隣人が困っていると 必ず手助けをする。

私の妻が 赤ん坊を育てているとき、階段を昇降するとき、見知らぬ人がすっと手を出して助けてくれたことが何度もあったという。
私自身、若い頃、車がオンボロですぐ故障したけれど、見知らぬ人が路肩に停まっている私を助けてくれたことが何度もあった。

隣人が困っていると、すっと助ける。
今、そういう善意のオーストラリアンが、ブリスベンのストリートを掃除している。
自分たちの街なんだから、みんなで力を合わせて助け合い 盛り立てていこう。いつまでも下を向いてはいられない。

ナチス

2010-12-19 05:48:12 | フリーメーソン
過去を、振り返り、そこからものを考え、未来を占う。
まったく、その通りにはならないが、人間のすることに、さほど 立派な進化はない。
依然として、人間は21世紀になっても 愚かで、そして 欲が深く さらに言うならば、残虐性をも持ち続けている。


今まで 私はナチスについての話題を 避けてきた。
それは、人間の残虐な歴史や人種問題、発展していく工業製品と、むき出しのエゴイズム、優位性への信念と自分たち以外へのむき出しの敵意と攻撃。などなど、ナチスは多くの要素を含んでいる。
多かれ少なかれ、戦争には、それらの要素があるものだが、少なくとも、アメリカは誤った戦争をしたことがあったとしても、一応の大義名分をなんとか取り繕うとする。
ナチスには、始めこそ、大義名分があったが、最後のほうは、もうやけくその無茶苦茶といっていいほどの、体たらくで、戦争に負けて、ドイツは、ボロボロになった。

ナチス、というのは、侮蔑用語で、正式には、国家社会主義ドイツ労働党という、きちんとした名前がある。
国家社会主義というのは、共産主義とは違う思想だが、似ている部分もある。少なくとも、アメリカの自由主義、民主主義よりは、もっと、共産主義的な考えに近く、さらにいえば、中央集権で、しかも、労働者を守るという大義名分も、不況の時代には、民衆に広く受け入れられた。
時は、1930年代
大恐慌が世界中に伝播し、闇に包まれた時代だ。
そんな折、ドイツ国民は熱狂的に、ヒトラー率いる労働党を支持した。

ヒトラーは、アーリア人至上主義、反ユダヤ主義、反共主義を三つの柱として、見事にドイツをひとつの中央集権国家として、独裁者になり、強い指導者として、まとめていった。
最後にはおぞましいホロコーストが、行われ、多くのユダヤ人の市民たちが、効率的な方法で、大量虐殺される。
効率を求めて、システムを組んで、人殺しをするなどということが、わずか 70年前に行われた。
死者は 600万とも言われている。

しかし、ヒトラーは世界一の虐殺人数ギネス記録を、持っては、いない。
もっと、近代で、ヒトラーが真っ青になるほどの虐殺を行った人間がいる。
スターリン?
確かに、彼は、ヒトラーよりも多く人を殺した。
2000万人から、4000万人とも言われている。
しかし、そのスターリンさえ子供に見える人殺しがいる。

毛沢東だ。
毛沢東は、5000万人から7000万人も 殺している。

旧日本軍だって、南京で大虐殺したとしても、せいぜい10万人程度である。
だから旧日本軍が良いことをしたといっているわけではない。
虐殺は、理由が何であれ、悪い。
私がここで言いたいのは、そんな とても悪い旧日本軍でさえ、毛沢東に比べれば、赤子のようなものだということだ。

中央集権を標榜する中国共産党、(カミー・・・と英語では侮蔑的に言われる。日本語ではコミュニストとカタカナで書くが、英語読みではカミュヌストに発音が近い。そのカミーの部分だけで、短縮して言われているわけだ)

カミーはナチよりひどい。のである。

カミーは、テロリスト国家と親交を厚くしている
その国とは、イランであったり、北朝鮮であったり あるいは、パキスタンであったりする。

パキスタンは、まるでジョークのような国だ。今、イギリスに投資をしないかと持ちかけている。
考えてみてくれ・・・
いつ爆弾が、どこで爆発するか分からない。
国中ワイロだらけ。
しかも、政情はとても不安定だ。
そんな国に、誰が一体投資するって言うんだ?
まったく、お笑い種だ。
でもまだ、それでも、イランや北朝鮮にくらべれば、ずっとマシだ。

イランのアハマディネジャド大統領は、イスラエルを地球上から消し去ると演説した。
こいつは、天然の馬鹿だ。
ヒトラー以来、久々に我々人類が、目にする馬鹿である。
馬鹿のなかでも、とても危険な馬鹿なので、ある。
うんざりする・・・

そして、もう一人、立派な馬鹿がいる。
言うまでもない、アジアのチャンピオン、金正日だ。
北朝鮮が国として存在することが、不思議だ。
偽札、人殺し、誘拐、核を使った脅迫、そして、無差別攻撃に麻薬に人身売買に弾圧。
一体、なんなんだ?


そういう国たちと、とても仲良くやっていける国、中国。
日本が武装を選択することは、今、とても 正しい判断だ。
民主党は、ろくなことを 今までしてこなかったが、今回の武装についての動きに関してのみ言えば、私は評価できると思う。

カミーはナチスの再来だ。
歴史を鑑みて、とても危ない未来へとつながる可能性があると断言できる。

宗教弾圧、中央集権、言論統制、近隣国への覇権を求める態勢、軍事拡大、そして、コピー製品、技術を盗み、各国の資源を獲得し、そして、自国では、何千万人も人殺しをした政権が、モノポリーとして、君臨し、その国民たちは、一日に5億円使う人間と、5セントで生活しなければならない人間が、その大きな、大きな格差と矛盾のなかで、生活している。国の役人はワイロを好み、そして、外国資本をどんどんと受け入れたかと思うと、それを乗っ取る。


カミーはそうやって、巨大化し、そして、近隣諸国を呑み込んでいくつもりらしい。
カミーをとめられるのは、誰だろう?
多分、日本人では、ないだろうな・・・



2010-11-30 06:47:17 | フリーメーソン
アメリカの馬鹿げたゴシップのような リークが、各国首脳を滑稽に風刺していて、恥をかかせたと 話題になっている。
恥は、かかされた後 そのことについて、忘れることはできない。

しかし、今回のリークは、あまりにも稚拙だ。
全く、恥にもならないだろう。

どうして、世界はこんなふうに不景気になってしまったのだろうか?

いくつかの理由がある。

理由1
アメリカの株式を左右するのは、投資家の資金ではなく、わずかな利ざやを稼ぐために資金を移動させている70%のスーパーコンピューターたちである。これは、スピードの速いほうが勝つというゲームで、スーパーコンピューターを持つファンドの格好のビジネスモデルになっている。こんなのは、ただのゲームで、市場には信用も、あるいは将来の約束も存在しないのだから、景気が良くなることは、ない。
理由2
今の日本も、アメリカも、減税などというまやかしで、ミドルクラスばかりを優遇する政策を採る。
しかし、実際はミドルクラスよりもより優遇を受けるのは、アッパークラスのわずかな人々である。彼らは、保守的で、しかも、代々の約束された資産を持っており、貧しい人々の苦しみなど、全く分からない。 例えば、大金持ちに10%の収入を増やしてあげたとしても、その金が、消費に回ることはなく、せいぜい、マネーゲームに行くだけで、不自然に高すぎる土地や、金価格になるだけである。その10%の資金を、貧しい層に回せば確実に彼らは自分たちの欲しいものを買い、消費意欲が上がるはずだ。かつて、王政のあった時代、世界はもっと暗黒だった。なぜなら、一般の人々は、貧しさから脱却できずに、永遠に貧しさのなかで生きていくしかなかったからである。消費は、貧しい層に支えられるものなのだ。

理由3
遅すぎる規制。ヨーロッパ、ユーロ諸国は、FX取引などの新規制が敷かれることに戦々恐々としている。なぜか?
それは、やましいことが たーくさんあるからだ。
よく、日本に透明性を持てと、1990年代に説教し、そして ジャパンバッシングをしてきた欧米が、今、そのカーマのなかで、もがき苦しんでいる。ざまあみろと言いたいが、、日本にもかかってくる難題なので、そうも言い切れないのが悲しい。ただ、日本の状況は、世界の中では多分、一番マシだ。非雇用率が5%台など、世界では、とんでもなくうらやましい非常識な数字だ。スペインは20%を越えている。アメリカだって10%近い人が、無職だ。