中国の圧力に対して、たった一人の男が人生をかけて、日本の弱腰に抗議した。
その罪は すべて受けると言う。
その姿は多くの日本人の心を動かし、やがてうねりとなって 民主党政権を崩壊させるのに、十分な力を持つ。
なぜならば、日本人は そういう男が好きだし、そういう生き方が好きだし、桜のように散ることに美意識をもってほとんど涙を流すほど感動する資質を持っているからである。
それは心琴を鳴らすのに 大きな力を持つ。
今後、なぜ、彼が人生を賭して抗議しなければならなかったのか、そして、誰がそれをさせたのか、についても考えなければならないだろう。
ステーキ ホルダーという考え方がある。
今回の場合、ステーキホルダーは
1 日本政府
2 日本国民
3 日本の漁民
4 保安官たち
5 アメリカ
6 中国政府
7 中国の漁民
そして 日本人の中国でのビジネスを展開している会社
あるいは、日本で中国人を相手に観光で生活を凌いでいる人々。
などなどであろうか。
それぞれに、利益があり、その利益の中で、自分の損得を考えるのであるから、当然、対立も出るだろう。
しかし、一色氏にしてみれば、公開しない政府の弱腰に、痺れを切らし、思い余って行動したのであろう。
他方、別のグループ・・・中国でビジネス展開している商売人にしてみれば、鎮火してきた両国の関係がまた冷え込むことに、うんざりしているだろう。彼らにしても 自分たちの生活がかかっているからである。
理想ときれいごとだけで言えば、一色氏の行動は、絶賛されていい。
私も 快挙だと叫びたい一人だ。
だが・・・
もしここに、坂本龍馬がいたら、何と言うだろう。
彼は、日本中が攘夷を叫んでいる中、孤独に、開国を考えていた。
開国などというと、一思いに斬られる時代にである。
彼ならば、もっと遠く、大きな視点で物を考えるはずだ。そして感情や、面目などは後回しにして、未来の視点で見るはずだ。
そうすると、ちょっと 違った見方ができる。
一色氏を罰するとか罰することを 反対するということは、彼個人の覚悟の上のことなので、我々が口を挟むことではないのかもしれない。いらぬ 口を挟むことは、彼のせっかくの覚悟をないがしろにすることでもあるからだ。
私の、今、言いたいこと、そしてそれは、今まで書き続けてきたこと。
アメリカと中国のパワーゲームが、今後、どんな化学変化で、いつ、どんな傾きをするのかだ。
経済の面から、軍事の面から、あるいは政策や政治の駆け引きの面から、たくさんのアングルを通じて見るべきだという提案で、今、感情だけで動くことは、日本にとって利益にはならないと言っているのである。
民主党は、いくつかの間違いをしてきたと思う。
特に、大きな間違いは、日本が、不安定な政治をしている国だという印象を世界に与えてしまったことだ。
そして、もっと大きな問題は、雇用を増やすことに最大限の努力をすると 念仏のように言ってきたが、実際にはその手腕が無かったことである。雇用を増やすためには、まず若者に夢を持たせなければならない。少なくとも、昭和の時代には、夢を持たせる政治家がたくさんいた。彼らは今の政治家のように小理屈は言わなかったが、もっと 太かったし、ダイナミックだった。
日本が、今しなければならないことは、中国とアメリカの鼻息をうかがうばかりではなく、きちんと、世界の経済大国の一員として、透明性のあるしかし骨組みのしっかりした青写真を、官民ともに、チームとなって作り上げることだ。
その罪は すべて受けると言う。
その姿は多くの日本人の心を動かし、やがてうねりとなって 民主党政権を崩壊させるのに、十分な力を持つ。
なぜならば、日本人は そういう男が好きだし、そういう生き方が好きだし、桜のように散ることに美意識をもってほとんど涙を流すほど感動する資質を持っているからである。
それは心琴を鳴らすのに 大きな力を持つ。
今後、なぜ、彼が人生を賭して抗議しなければならなかったのか、そして、誰がそれをさせたのか、についても考えなければならないだろう。
ステーキ ホルダーという考え方がある。
今回の場合、ステーキホルダーは
1 日本政府
2 日本国民
3 日本の漁民
4 保安官たち
5 アメリカ
6 中国政府
7 中国の漁民
そして 日本人の中国でのビジネスを展開している会社
あるいは、日本で中国人を相手に観光で生活を凌いでいる人々。
などなどであろうか。
それぞれに、利益があり、その利益の中で、自分の損得を考えるのであるから、当然、対立も出るだろう。
しかし、一色氏にしてみれば、公開しない政府の弱腰に、痺れを切らし、思い余って行動したのであろう。
他方、別のグループ・・・中国でビジネス展開している商売人にしてみれば、鎮火してきた両国の関係がまた冷え込むことに、うんざりしているだろう。彼らにしても 自分たちの生活がかかっているからである。
理想ときれいごとだけで言えば、一色氏の行動は、絶賛されていい。
私も 快挙だと叫びたい一人だ。
だが・・・
もしここに、坂本龍馬がいたら、何と言うだろう。
彼は、日本中が攘夷を叫んでいる中、孤独に、開国を考えていた。
開国などというと、一思いに斬られる時代にである。
彼ならば、もっと遠く、大きな視点で物を考えるはずだ。そして感情や、面目などは後回しにして、未来の視点で見るはずだ。
そうすると、ちょっと 違った見方ができる。
一色氏を罰するとか罰することを 反対するということは、彼個人の覚悟の上のことなので、我々が口を挟むことではないのかもしれない。いらぬ 口を挟むことは、彼のせっかくの覚悟をないがしろにすることでもあるからだ。
私の、今、言いたいこと、そしてそれは、今まで書き続けてきたこと。
アメリカと中国のパワーゲームが、今後、どんな化学変化で、いつ、どんな傾きをするのかだ。
経済の面から、軍事の面から、あるいは政策や政治の駆け引きの面から、たくさんのアングルを通じて見るべきだという提案で、今、感情だけで動くことは、日本にとって利益にはならないと言っているのである。
民主党は、いくつかの間違いをしてきたと思う。
特に、大きな間違いは、日本が、不安定な政治をしている国だという印象を世界に与えてしまったことだ。
そして、もっと大きな問題は、雇用を増やすことに最大限の努力をすると 念仏のように言ってきたが、実際にはその手腕が無かったことである。雇用を増やすためには、まず若者に夢を持たせなければならない。少なくとも、昭和の時代には、夢を持たせる政治家がたくさんいた。彼らは今の政治家のように小理屈は言わなかったが、もっと 太かったし、ダイナミックだった。
日本が、今しなければならないことは、中国とアメリカの鼻息をうかがうばかりではなく、きちんと、世界の経済大国の一員として、透明性のあるしかし骨組みのしっかりした青写真を、官民ともに、チームとなって作り上げることだ。