Sydney Yajima


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中国の元

2016-10-09 14:00:33 | 経済
中国の元が、SDRを獲得する。
これによって、北京で発行する中国の銀行券が、世界で通用する紙幣として決済できることになる。
北京が沢山発行すれば、現金は沢山あることになり、沢山ある現金は、多くの企業や不動産を買収することができる武器となる。

これにより、中国共産党は世界中を買いまくるつもりらしい。

今までのIMFや国際的取引における為替の在り方とうものは、なるべく透明性を確保するというものだった。
もちろん、それは、嘘だ。

透明性は、欧米のスタンダードにおけるものであって、それが、本当に無色透明であったことなどなかった。
証拠を上げるなら、なぜ、デリバティブが起こったのか?
そして、なぜ? 今、ドイツ銀行はまさに、破たんの危機を迎えているのか?

いずれにせよ、中国が今後、為替においても力を持ってきているのは、確かな話なので、世界のあらゆるところに、中国の影がちらつくことになるだろう。

日本の場合は、円という国際決済できる通貨を持ちながら、決してその有利さを活用しては来なかった。

ナイーブな日本人は、「そんなこと、やっちゃいけない」と自分で律するところがあるようだ。

しかし、中国は違うだろう。
国際通貨として、今後、自分たちの元が世界中で認められ、使える通貨として・・・できれば米ドルにとって代わりたいとさえ願っているに違いない。

では、中国の元がこれから20年後あたりに、米ドルにとって代わったとしたら、どんな時代になるだろうか?

まず、これはフィクションだと思ってほしい。


恐らく、東京のほとんどの土地は、彼らの地所になるだろう。
繁華街のあちこちに、チャイナタウンの柱が立ち、学校教育も、中国語が必須になるかもしれない。
大阪から名古屋までの土地に、あるいは名古屋から大阪までの土地に、それぞれ、拠点となる中国の町が 連絡網のようにできあがるはずだ。

山陽新幹線も、中国系のファンドに抑えられるので、全ての技術は、筒抜けになってしまうだろう。
エアポートも抑えられるので、中国の軍用機が自由に使えるように法律も改正されるに違いない。

米軍は撤退するだろう。
米国のほとんどのファンドも、銀行も中国の傘下に入ってしまい、身動きが取れなくなっていることだろう。
また、中国人でなければ、採用されない企業も多くできてくるだろう。
公用語も、中国語となり、マンダリンを放せない欧米人は、掃除などと単純労働者にならざるを得ないだろう。

トヨタは、ローマ字表記から、豊田という漢字表記になる。車のロゴも変わり、社内の取締役以下、ほとんどが中国系になるはずだ。

中国は、世界中に、現在の孔子学院を、大学として昇格させるに違いない。
そして、孔子学院で学んだものには格別な待遇を与えることだろう。
それは、たいして能力が無くても、マネージャーにするなどというやり方で、露骨だが、分かりやすい構図を作るに違いない。

日本人は、どうやって生きていくのか?
それは、中国のための、デザイナーとして、あるいは、クリエーターとしての地位を確保することだろう。
もちろん、それなりの待遇を与えられるに違いない。
だが、言論の自由は著しく制限されたうえでのことだろう。