「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

杖登場

2024年11月20日 | 日記

玄関に杖が登場しました。ここの所膝が痛いので、
出かけるときは、安全のため杖を持っていきました。

一本は母が使っていたもの。
もう一本は以前膝の手術をしたときに私が手に入れたもの。

 

 

私の物は折りたたみ式になっています。
用心のために持ち歩こうと思ったのですが、
前回はほとんど使いませんでした。
今回また出番があって、手に入れていてよかったと思いました。

膝の痛みは、心なしか快方に向かっています。
昨日は会合があるので、
イチローのスパッツに、サポーターと、がっちり身を固めて、
杖を携えて行ってきました。
道中杖を使うことは少なかったですが、持っているだけで安心感がありました。
銀座まで行って戻ってきましたので、少し自信が付きましたが、
そのことで、きっと回復がすこし遅れたことと思います。
今日は午前中にお稽古をしましたが、後は静かにしていられます。
早く良くなりますように。


もう一つの日光土産

2024年11月16日 | 日記

大規模修繕中のベランダからの眺めです。
シートがかかっていますが、
思ったほど光はさえぎられずに、朝日もちゃんと見えます。
これなら修繕中でも、初日の出が拝めると思います。

先日の日光観光のお土産にお菓子を買って来て、
お稽古で召し上がっていただいています。
実は他にももう一つお土産を持って帰りました。
"左膝の痛み"です。
翌日はちょっと痛いかしらくらいだったのですが、
その翌日なんと急に膝が強く痛み出し、歩行困難になりました。
土日を挟んで、お稽古もありましたので、我慢をしながら過ごし、
幸いなことに何とか歩けるようになったので、
月曜日に朝一番で、杖を突いて整形外科に行き見てもらいました。
レントゲン写真を見た結果、膝の骨には異常なし。
変形性の膝関節症にもなっていないということでした。
二社一寺巡りの一万六千歩は頑張りすぎだったようです。
しかも階段あり、坂道あり、砂利道ありでしたから。
というわけて何の治療もしてもらえずに帰ってきました。
痛いのだから注射ぐらいしてもらいたかったです。
一日置いて、かかりつけのクリニックに薬をもらいに行ったときに、
先生に冷たい整形外科医のことを訴えたところ、
ご自分の若いころの膝を痛めた時のお話などとともに、
湿布を処方していただけました。
さすが頼みのかかりつけ医です。
痛み出したときは、右足を手術した経験があるので、慌てましたが、
今は少し落ち着いて、無理をせず気長に痛みの引くのを待つことにしました。

お稽古の方に膝の話をしたら、
イチローの使っているスポーツ用のスパッツを進められました。
膝と腰をサポートしてくれるので、ジョギングの時に履いているそうです。
他にも「あれは良いですよ」と言う方もいらしたので、早速取り寄せました。
膝痛の経験者は周りにたくさんいらして、色々な情報が得られましたよ。

一日一日少しずつ良くなっている気がしますが、膝はまだ痛いです。
とても正座などできません。
泣く泣く予定していたお茶会に行くのをあきらめて、
お友達にお茶券を譲って、代わりに行っていただくことになりました。
思い返してみると、10月から11月と、膝を酷使する日が多かったなと。
手術した右足をかばいながらだったので、左足も悲鳴を上げたのでしょう。
「左膝さんごめんなさいね。」
もうぜった~い無理をしません!

 


日光で、けっこう歩きました

2024年11月07日 | 日記

日光へ行ってきました。
スペーシアXに乗ってみたいというのが目的ですが。
私は"乗り鉄"気味なんです。
乗りたい電車にのって、車窓の景色を眺めているのが好きです。



朝の第一号に乗って、かえりも最終のスペーシアに乗って日帰りしました。
満足しました。

日光では何度も見た、二社一寺を見て回り、
途中で湯葉料理をお昼に頂きました。

湯波刺しと湯波のしゃぶしゃぶ

箱膳

湯波の揚げ出し

デザートは湯波のプリン

その後後半の見物を済ませ、ここまでは予定通りに行きましたが、
最後の金谷ホテルでのコーヒータイムは、着いた時点で、
オーダーストップの時間を過ぎていて、クローズしていました。
仕方なく売店でお土産を買い、雨も降り始めたので、
タクシーを呼んでもらって、駅まで戻りました。
駅前の店も、早々と閉まっていて、予定外でした。
帰りの電車の中で食べようとしたお弁当も、すでに売り切れ。
やっと一つ残っていた豪華なサンドウィッチを三人で分けて食べることに。
あとは湯葉饅頭をお腹に入れて、夕飯代わりになってしまいました。
ランチが豪華でしたから、良しとします。

 

紅葉も見ることができました。

輪王寺では、護摩木に願いを書いて納め、護摩行を最後まで見届けました。
書いた願いは、「身体健全」。
もうこれしかありません。
東照宮では、鳴き龍の響きもしかと聞きました。

今回しみじみ感じたのは、お寺や神社見物は、階段が多いということです。
坂道もあり、かなり頑張って歩きました。
家に帰るまでは無事でしたが、翌日は膝が痛くなりました。
もうあまり調子に乗って、無理はできないと思いました。
やりたいことが一つ叶ったので、後はちょっとおとなしくしています。

 

 

 


自分にご褒美

2024年10月30日 | 日記

二日連続で、お茶名を拝受された方に、引次の式をしました。
私は真のお点前を二度することになるので、
膝が耐えてくれるか心配でした。
何しろ30分以上のお点前ですので、あまり正座を長くしないようにと、
日々注意している身にとっては、頑張りどころです。
お点前の後は、許状をよみあげたり記念品をお渡ししたりと、
一時間ほど座っていたでしょうか。
何とか二日間無事に終わってホッとしています。
次の日から、お膝に「いいこだったわね。」と言いながら、ねぎらっていますよ。

式の前日、お家元から、喜寿のお祝いが届きました。
長年皆さんにお稽古をして差し上げたご褒美だと、ありがたくいただきました。
特別に織りあげた裂地の古帛紗でした。

次の日は、予約していた「足つぼマッサージ」に午後から出かけました。
責任を果たして、気持ちも楽になり、のんびりとしようと。
「足つぼ痛いわよ」と言われていたので、覚悟していましたが、
それなりの痛さは、これもご褒美と耐えられましたよ。
施術も体のためになりましたが、何よりお話しが心を癒してくれました。
自分の体をいたわることの大切さが身に沁みました。
そして、少しでも良い状態でいるための心の在り方や、
それを保つための心がけなど、なるほどと思いました。
都内の一時間ほどかかる場所ですが、しばらく続けてみようと思いました。
ついでに都内での予定もこなせますしね。

さて十月もあと一日。
明日の稽古が終わったら、いよいよ炉の準備をします。
そして11月に入ったら、日光へ行く予定があります。
日光は仕事でも、プライベートでも、飽きるほど何度も訪れていますが、
紅葉の頃は初めてです。
「スペーシアXに乗ってみたい」という私の希望に友人二人が応えてくれて、
始発のスペーシアに乗り、最終のスペーシアに又乗って、日帰りで行ってきます。
綺麗になった東照宮と、湯葉料理と、金谷ホテルのコーヒータイムくらいの、
のんびりとした日程です。
紅葉の季節ですし、外国人も多いと聞きますので、
お昼の湯葉料理のお店は、ちゃんと予約しました。
これも楽しみなご褒美です。
なにしろ、「自分を一番大切にしなさい。」と言われたのですもの。

 


期日前投票

2024年10月22日 | 日記

10月も後半になりました。
五行棚で、中置のお点前をしていますが、
まだまだ炉に移るという実感がわきませんね。
私も皆さんも大好きな、萩のお茶碗で一服いただいています。
とても果報者のお茶碗です。

今日は散歩兼買い物の帰りに、期日前投票をしてきました。
日曜日は都合が悪いということと、
投票所がそのほうがずっと近いということでそうしました。

社中の方で、期日前投票の一番を経験した方が。
一番ということで、投票箱の中を確認するなどの、
一連の儀式をさせられたということです。
貴重な体験をなさったのですね。

投票所には次々と人が来て、にぎわっていました。
投票率はどのくらいになるのでしょうね。
私たちの世代は、70%が投票に行くとこたえたそうですが。


眼福

2024年10月19日 | お茶三昧

目の保養の次は「眼福」です。
「静嘉堂`@丸の内」の特別展に出かけました。
以前は遠い美術館でしたが、近くなったのでそのうちにと思っていましたが、
今回のような特別展は良いチャンスになりました。


三度目のご対面になる国宝のお茶碗「曜変天目」は、
ライトアップの加減もありますが、とてもきれいに輝いていました。
これが最後になっても良いようにと、じっくりと見てきました。

眼福のキャッチフレーズの通り、名品ぞろい。
曜変天目以外は撮影ができるということでした。
目に焼き付けてくるだけで良いと思いましたが、
せっかくなので記念にと、何枚か撮りました。

添えられた天目台や、お盆等も一緒に展示してありましたし、

 

仕覆や挽家など、添えられたものはすべて展示してあり、
大切にされてきた道具たちのありがたみが一層伝わってきました。

四部屋に分かれていましたが、それほど広くない展示スペースですので、
一時間ほどで見て回れました。
私にはもうこれくらいの量で丁度良いです。
疲れないですし、印象にも残りますものね。
名品ばかりで、本当に眼福の時間となりました。

もちろん眼福のついでに、腹福もしました。

「混雑が予想されますのでご予約を」ということでしたので、
前日の夜にスマホから予約の初体験をしました。
出来るかなと思いましたが、大丈夫でした。
私にだってやりぁ~できるんです。


 

 

 

 


目の保養に

2024年10月15日 | 日記

東京美術倶楽部の「東美特別展」に行ってきました。
もちろんひたすら目の保養です。
数が多いので、茶器を中心に興味を引かれたところだけを見て回りました。
とても私の手の出るような美術品ではありませんので、
安心して目の保養に徹することができました。

当日の目的は美術品もそうですが、画家の千住博さんのお話しを聞きたかったからです。
会場に入れる人数が限られているということで、予約を取っていただけました。
千住博さんの作品の源流や、描こうとしている想いや、表現のねらいなど、
一時間、休む暇なくお話しをしてくださり、
表現することへのエネルギーが伝わってきて、充実した時間でした。

目と耳の保養はたっぷり。
それに先駆けて、会場の一角に設けられた、
ホテルオークラのレストランで、ビッフェのお食事をしました。
これもまた美味しくて、ちょっと贅沢なランチをしてしまいました。
脂質を気にしながらだったので、もっと頂きたかったと後から思いました。
膵炎を起こしてから丁度一年経ちました。
もうあのような思いはしたくありません。
「今年は何事もなく終わりますように。」

と思ったとたんに、今日は眼がひどく充血して眼科へ。
何の心配もないということで、目薬を処方されて終わりました。ホッ!

 


勇気づけられました

2024年10月08日 | 日記

みなとみらいまで、コンサートを聴きに行ってきました。

トランペットの演奏も、歌声も、心に沁みました。
やはり生は良いですね。
トランペットの演奏をこれほど近くで聞くのは初めてでしたので、
力強さと繊細さの調和に引き込まれ、
よろこびというキャッチフレーズそのままに、体から力が湧いてくるようでした。

二部の「椿姫」も、池田理代子さんのナレーションで、
その世界がコンパクトですが、素敵にまとめられていて、
静かな語りにはジーンと来てしまいました。

久しぶりに理代子さんの歌声を聞いて、
ほっとしたり勇気づけられたり。
頑張っていますね。
私は、二日前に外出先で貧血を起こしているので、
すっかり着物を着てでかける自信がなくなり、
この日に着て行こうと楽しみに用意しておいた着物を止めて、
洋服にしてしまいました。
体を張って舞台で演奏する皆さんの思いと、エネルギーに触れると、
こんなこと言っていられないと、元気をもらったような気がします。
私も頑張らなくてはね。



靖国神社献茶式に

2024年10月05日 | お茶三昧

十何年かぶりに、社中の希望者を伴って、
靖国神社の献茶式に行ってきました。
八時の受付開始に合わせて到着しましたが、
予想通り、すでに長蛇の列でした。


受付を済ませてから待つこと一時間半以上。
それでも、鵬雲斎大宗匠のお点前を拝見できましたので、
皆さん目的が達せられて満足なさいました。
ところが私は不覚にも人ごみに弱い事と、長時間立っていたためか、
貧血を起こしてしまい、皆さんにご迷惑をかけてしまいました。
百歳を超えてもかくしゃくとしてお点前をなさる大宗匠にくらべて、
なんと情けなく意気地がないと思いました。

何とか体調も戻り、その後は御茶席三席を廻ることができました。
どちらのお席も一時間以上並んで待つということで、
まずは一番にお点心をいただくことにしました。
お昼前の時間でしたが、皆さん朝食が早かったので美味しくいただきました。



さてその後が大変でした。
一行の中の若い方が、少しでも空いているお席をと、
走り回ってくださったのですが、どこも待つことに変わりはないので、
観念して近い場所から順番に入らせていただくことにしました。
心配した濃茶席にも、最終回に間に合いお茶をいただくことができました。
いままでの経験から並ぶこと待つことは覚悟して出かけましたが、
すっかりコロナ前の頃に戻った感がありました。
ただし濃茶はやはり各服点てでした。
ゆっくりとは拝見できなかったお道具ですが、
家に帰りお会記を読み返しながら、思い出して余韻に浸りました。

皆さんに無事にお献茶の雰囲気を味わっていただけたことは、
私の当初の目的が果たせてほっとしたのですが、
肝心の引率者が貧血を起こして迷惑をかけてしまったことが、
本当に申し訳なく残念です。
皆さん気温30度の中、きちんと袷の着物で頑張っての参加でした。

 

良い経験と思い出になりましたら嬉しいです。

 


突然思い立って行ってみました

2024年10月02日 | 日記

十月になりましたが、今日の気温は30度。
秋を感じさせる軸や道具に代えては見ましたが、
着物はまだ単衣で稽古をしています。
4日に靖国神社の献茶式に出かけますが、
袷を着ていく覚悟をしなければなりません。

 

「古カフェ系」という番組を好きで見ています。
紹介される古民家カフェに行って見たいと思いますが、
日本全国ですから、なかなか行けるところはありません。
少し前に近くにあるカフェが紹介されました。
谷中霊園の入り口にある「花重」です。
ここは古くからあるお花屋さんですが、最近一部をリノベーションして、
素敵なカフェになったそうなのです。
我が家からは一時間以内で行ける場所です。
花屋さんも何度もその前を通ったことがあるのでよく知っています。
思い立って月曜日に行ってきました。

柱は古いまま利用してありますが、
全体としてはモダンな空間です。
谷中散歩の方達が立ち寄るのか、外国人も見られました。
浅草に住む友人に声をかけて合流し、
軽い食事をし、店内の雰囲気を味わいながら、ゆっくりと過ごしました。

 



特製の月餅があるというのでお持ち帰りに二つ。
いつか行って見たいと思っていましたので、訪れることができて良かったです。

店を出て、日暮里の駅まで谷中の通りをぶらぶら歩き。



 

困ったことにこんな旗を見つけてしまい・・

「今年はかき氷を食べていなかった。」と。


昔ながらのかき氷をいただいてしまいました。

突然思い立っての行動でしたが、
願いが二つも叶って、良い一日になりました。