「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

心がさわぐ日は

2025年03月20日 | 日記

ベランダに日よけの簾を取り付けました。
植木鉢はまだ5鉢ですが、すぐに4鉢増える予定です。
茶花になるような植物だけでなく、
カラフルな洋花の鉢も、少しは並べて楽しみたいです。
柔らかな日差しの下で、風に揺れている花々を眺めると、心が休まりますね。

今日は心さわぐ知らせがあったり、
気持ちを切り替えないといけないことがあったりの一日でした。
こんな時は必ず一点前して、心を静かにします。
これがわたしには一番効くようです。
お菓子を口に入れて、一人お点前をして、お茶を飲む。
この時間が、私のざわざわした気持ちを落ち着かせてくれます。
全てが良い方向に落ち着くことを願いつつです。

この年齢になると、明るい良い知らせは少ないですね。
大谷選手の活躍が、ちょっと気持ちを上げてくれています。




少しずつ準備

2025年03月15日 | 日記

春になりなんとなく茶箱がしたくなって、
お稽古のない時は、リビングでいろいろな茶箱点前をして過ごしています。
六点前ある茶箱ですが、何とか区別がついてお点前ができるので、
まだ記憶力は衰えていないと、すこぶる安心していますよ。

「色紙点てをさせてください。」
と御所籠をお持ちになっていらした方が。
久しぶりの色紙点てでした。
終わって私も御所籠を出してきて、お稽古の後に一人で楽しみました。
女性の方はかわいらしいお道具のこのお点前が好きですが、
どうも男性陣は、扱いがちまちましていて、ちょっと苦手のようです。

今日は注文していたベランダ用の簾が届きました。
夏の日差しを遮るための準備です。
真夏のベランダは日当たりが良すぎて、
人にも植物にも耐えがたいのです。

それから新しく注文した苗のための植木鉢と肥料も届きました。
少しずつ、大規模修繕のためにまっさらになったベランダが、
また植木で彩られる準備ができてきました。
来週のお稽古の無い日に、ぼちぼち手を付け始めます。

こんな気になったのも、
何とか膝が痛まずにおとなしくしていてくれるからですが。
今週は膝の痛みが引いてから初めて、駅前のスーパーまで行ってこられました。
また痛くならないかと、ひやひやものでしたが、
何とか大丈夫だったのでほっとしています。
これも整骨院の先生に聞きながら、少しずつ少しずつです。

さて、いよいよ野球シーズン到来ですね。
日本のプロ野球も、大リーグも開幕間近。
私か唯一ルールを熟知しているスポーツですし、
推しの選手や、チームがあるので、これから毎日楽しみです。

 

 


春は足踏み

2025年03月08日 | 日記

蕾で頂いた椿が、お雛様の横で見事に開いています。
雛祭りが終わっても、名残惜しく飾っておいたお雛様も、
さすがに明日のお稽古が終わったら片付けようと思いますが。

 

濃茶も薄茶も、次々といろいろなお点前を皆さんと楽しんでいます。
お棗も、菜の花蒔絵で春の風情ですが、現実は少し足踏みしていますね。
今夜も又雪の予報で後戻り、本当に待ち遠しいです。

すっかりすっきりとして何もなくなったベランダを眺めながら、
そろそろ花の季節ですから、少しは植木も置きたいものと、
通販で、三種類ほど苗木を注文してしまいました。
それは良いのですが、植え替える鉢が余分にありません。
大規模修繕に際して、見事に処分整理してしまったものです。
そんな園芸用品一つ一つから、またそろえて行かなくてはなりません。
もう先もあまりない年齢ですから、物を増やしたくないのですが、
考えてみたら、今この時を楽しむために必要なものはやはりほしいですね。
植木を育てながら世話をする時間も楽しいですものね。
苗が届くまでに、少し受け入れ準備もしておかなくてはと思います。

膝の調子も心なしか良くなって、
少し先に目標を見つけて、色々準備する気持も沸いてきたようです。

 

 

 


飛んでいきたい

2025年03月01日 | 日記

「先生にお見せしたくて。」
と素敵な冊子をお稽古の時に持ってきてくださいました。
新幹線で目にして、これは先生にと持ち帰ってきたそうす。

「京都ー新春骨董探検」という特集が組んでありました。
本当に、私にとっては垂涎ものの記事です。
以前骨董店歩きをした楽しい思い出がすぐによみがえって、
"また行きたい、飛んでいきたい"と。
今の私の膝の状態ではとても無理ですが、
もう少し自信を持って歩けるようになったら、
もう一度果たしたい、京都骨董探検です。
ここ二~三日のぽかぽか陽気は、
いやがうえにも、どこかへ出かけたいという気持ちを掻き立てますね。

膝の調子は良くなり、落ち着いていますが、
まだ自信もないし、もう少し安静にと止められてもいるので、
駅までの距離すら歩いていませんから、
京都に行くなど何時になるやらですが。

おかげさまで、家の中は不自由なく歩いています。
皆さんからも「随分しっかり歩けるようになりましたね。」と。

ページをめくると広がる豆皿の世界も
私を浮き浮きさせてくれました。


お帰りなさい

2025年02月25日 | 日記

大規模修繕もあと二週間ほどで終了のようです。
足場の外されたベランダ側は、物を置いても良いようになり、
少しずつ取り込んでいたものを戻しています。

「お花の咲いているうちに。」と、
預かっていただいていた椿の鉢が戻ってきました。
「お帰りなさい。」
嬉しくて、部屋からよく見えるところに並べて、眺めています。

他にも、風呂場に置いてあった蹲も戻しました。
まだレイアウトは本格的ではないのですが、
ひとまず出すものは出しました。
思えば、今回の修繕のために、
今まで置いてあったものを随分と思い切って捨てたものです。
これからは本当に必要なものだけを置こうと思っていますが、
そんな風に考えると、何もないのもいいかもと思えて来ますが。
ウッドデッキふうにパネルを敷き詰めていたのですが、今度はどうしようかしら。
洒落たエアコンの室外機のカバーはやはりつけようかしら。
マンションのベランダですから、だれに見えるわけでまないのに。
でもお茶事の時の露地になるので、少しは格好をつけておいた方がいいかしらとか、
色々と考えを巡らせていますが、あと何年・・と思うと。
なんだかそれもさびしいですね。
少しでも長く楽しむつもりで、色々とやろうかしら。


ベランダを眺めそんなことを考えながら、ふと和室に目を遣ると、
お雛様が長閑な様子で鎮座していました。
退職記念に我が家にやってきた私のお雛様。
もう25歳になりました。
心なしか貫禄がおつきになりました。





すっきりしました

2025年02月19日 | 日記

今日の午前中、お稽古をしている間に、
ベランダにあった足場がすっかり取り払われました。
すっきりしました。
これで長かった囲われ生活ともお別れです。

 

昨日はお稽古がなく時間が取れたので、
久しぶりにお菓子を作りました。
名付けて、あけぼの・・花だより・・と言うところでしょうか。
膝ももう大丈夫かと、車いすも返却しましたので、
こちらの方もすっきりしました。
整骨院の先生にはまだ無理はダメと言われていますので、
もう少し安静にしていますが。

先日の新年初茶会の時に、
社中の方のお友達が、お客様でお見えになったのですが、
その方が、当日の様子を俳句に詠まれたとかで、
カードに印刷して届けてくださいました。

一句一句、当日のことを思い出しながら味わいました。
嬉しいですね。
良い記念になりました。

今日も冷たい風の強く吹く一日でした。
寒波がもう一山あるようですが、それを越えれば春が来る。
お稽古の時に、ある方が、
「鶯の声を聴きました。」と。
楽しみに待ちましょう。


まずは近所から

2025年02月10日 | 日記

立春が過ぎましたが、寒波襲来に大雪の被害が出ていますね。
夏の豪雨、冬の豪雪と想定外の自然の猛威は恐ろしいです。

一月から二月と、厳寒のお点前をしたり、逆勝手をしたりして、
春を待ち望む日々です。
初茶会の頃が一番最悪だった膝の状態ですが、
何とかそれも無事に済み、稽古も一日も休まずに頑張れたのは、
吾ながら、お茶からもらうエネルギーを再確認しました。
私の膝を気遣いながらも通ってきてくださる皆さんに感謝です。

若い方に、お茶に関する本を二冊お貸ししました。
お茶に関わる勉強を何から始めたらよいかと悩まれていましたので、
「まず本でも読んでみたらどう。」と。
少し難解かなと思う岡倉天心の「茶の本」と、気楽に読める「茶道名言集」です。
「茶の本」は以前ほかの方に勧めたところ、
「私にはまだ早いです」と、すぐに返ってきましたが。
お茶を初めて10年以上、お茶名も頂き、
さてこれからどのようにお茶と関わっていけばよいか。
それを助ける手掛かりになってほしいと思います。

 





「マチュピチュにいってきました。」
LINEとともに送られてきた写真。
二月から三か月の予定で、南米一人旅に出発された方の初便りです。
仕事を止められて、人生の一区切りをと思われたのでしょうか。
「気を付けて行ってらしてね。」と心配しながらも、
若いからこその行動にうらやましいかぎりです。
でも私は若くても、三か月の外国一人行脚をする勇気はありませんが。
三か月後にお稽古に復帰されたときの彼女の姿も楽しみです。
元気で、無事に、楽しい旅を続けてほしいですね。


私はと言えば、今日膝が少し良くなってから、
思い切って勇気を出し、初めて一番近くのポストまでハガキを出しに行きました。
杖を突いてゆっくりとです。
無事に痛くならずに帰って来られました。
無理をせず、少しずつ距離を伸ばします。

 

 


ベランダ解禁

2025年02月01日 | 日記

大規模修繕のベランダ側の修繕が終わりました。
ベランダに物を置いてもかまいませんということで、
リビングに取り込んであった鉢を外に出しました。
緑の葉を出し始めた植木も、堂々と光を浴びて気持ちが良い事でしょう。
他にお預かりいただいている鉢も、そろそろ戻すことができます。
これからは洗濯ものも毎日外干しができますし。
まだ足場はありますが、やっと少し開放感が感じられます。

次の大規模修繕まで、このベランダをどう使おうか、色々策をめぐらせています。
もうあれこれと並べることはしません。
ごくごくシンプルに行くつもりです。

膝はまだ痛いのですが、歩くことはできるようになりました。
家の中ではもう車椅子も、杖も必要なく歩けています。
杖無しで外に出るのはまだちょっと無理かな。
急に痛くなったらどうしようと、自信が持てません。
まだ負担を掛けるような無理はしないようにします。
それでも気持ちは少し晴れて、
きれいなカップで珈琲など飲んだりしています。
節分、立春と春の声は聞こえてきていますから。

 


好転

2025年01月29日 | 日記

今日から車いすに頼らず、家の中は杖だけで歩けるようになりました。
整骨院の施術と、膝を冷やしたことで、炎症が少し収まったようです。

まだ先のことがわからないので、レンタルした車いすは、
もう少しの間、返さずに置きます。

このままどんどん痛みが引くと良いのですが。


今日はデパートのオンラインストアーで、
稽古用のお干菓子や、主菓子を注文しました。
買い物に行けなくて一番困るのは、お菓子とお花です。
大規模修繕で、ベランダにはお花がありませんし、
茶花になりそうなものを探しにも行けませんから。

 


先日、椿の鉢を預かっていただいている方から、
「椿が咲きましたよ。」と、
LINEで写真が送られてきました。
我が家にいればお稽古に使うことができたのに残念ですが。
でも元気でいるのは嬉しく有難いです。


もうすぐ立春ですが、まだ寒い日は訪れるようです。
でも春はもうすぐという期待で少し浮き浮きしています。
もちろん膝も良くなると期待して。

 

 


車椅子で

2025年01月20日 | 日記

新年の初茶会も無事に終わりました。
今年は正座のできない方もお点前ができるように、
綺麗な御園棚を用意しました。
いつもの炉のお点前とはちょっと違った雰囲気で、
お正月らしく楽しめました。

今年もお社中の方のお父様が、
専任カメラマンとしてたくさん写真を撮ってくださったので、
皆さん楽しみにしています。
というわけで私の撮った写真は数枚で、ご紹介するほどありませんので、
当日の悲惨な私のことについてちょっとご報告。


お茶会の週の火曜日に、病院に退院後の検査に行きました。
膵炎は無事に収まりその後も異常無しというお墨付きをもらってきたのですが、
その帰り道の途中から急に膝がひどく痛み出し、
その後左足が全く着けない状態になってしまいました。
少し良くなり掛かっていたのになんということでしょう。
治療院に連れて行ってもらい二度施術をしていただいたのですが、
全く効果なしです。
お茶会を控えてどうしたものかと途方に暮れてしまいました。
家の中でも歩くことができないので、仕方なく車椅子をレンタルしました。

というわけで、当日は私は車いすに座って、何もできずに口だけという始末でした。
それでも、皆さんベテランぞろいですし、
スケジュール表に従って、滞りなくできるとは思っていましたが、
期待通り、私など何もしなくとも一日無事に過ぎました。
心配していた和服デビューの方のお点前も、何とかなったようですし、
お運びデビューのかわいらしい二人も、ちゃんと立派にできました。
私が車いすだったということ以外は、全て良しで、良かったよかった。



ひとまず無事終了のご報告。

やっと膝のことだけに集中できます。
何とかしなくては。