「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

浦風

2017年08月30日 | お茶三昧

        

八月も終わりますね。
このころはお稽古で使う道具の銘にも悩みます。
今日は「浦風」という銘を使った方が。
皆さんいろいろと他の方の使わない銘を見つけてお答えしてくださいますが、
この銘は初めて使われました。
「浦風」とは、海辺を吹く風、浜風のことですが、
夏の終わりをどことなく感じさせます。

浦風と言えば、日本相撲協会の年寄名跡のひとつにその名がありますね。
江戸時代から続く名跡で、
初期の浦風親方の時代には大関雷電爲右エ門が在籍したそうですが。

九月場所も近いです
最近盛り上がっているスー女。
何事も熱中できることがあるというのはいことです。
相撲人気を支える一助になっていますから。
スー女まではいきませんが、(どなたかががスー婆かもと)
最近は若いこれからのお相撲さんが、みなかわいいなあと思います。

夏休みも終わります。
先日お稽古に来た中学生の男子。
まだ宿題が終わっていませんと言いながら帰りました。
もう無事に終わったでしょうか。

外は降るような虫の声。
風も涼しく、今夜は気持ちよく眠れそうです。

     


兆し

2017年08月28日 | 日記

       

まだ青いうちに切って入れてしまったキキョウのつぼみ。
咲かないかもしれないとあきらめていたのですが、
大事に取っておいたら、徐々に紫色を帯びてきて、
最後はかわいらしい花を開き、命を全うしました。
待っている時間の長さに比べれば、
咲いてしまってからの時間はずっと短いものでした。

最近「兆し」という言葉に考えが行っています。
兆しには目に見えるものと、
目には見えない「兆し」があるようです。
わたしたちが目で気が付いて、「あら」と気づく兆しの前に、
静かに準備されている兆しがあるのだと。

良い兆しや、病や不幸の悪い兆し、自然の移り変わり、
わたしたちは何に注意していればそれを観ることができるのでしょうか。
自然はきっとそれを観ることができるのですね。

何か人工的なものに囲まれて、動き回っていることで、
大事な兆しを観ることができないような気がします。

良い言葉が見つかりませんが、
無理な力をかけないで、
自然と同じように自然でいればよいのかと思ったりします。

もう秋の兆しは眼に見えていますね。

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ウサギもいいけどイノシシもね

2017年08月26日 | お茶三昧

   

「わあ、ウサギのクッション、かわいいですね」
二三日前からおいてあるクッションに初めて気が付いたのは、
やはりというか、ウサギ年生まれの人でした。

なんとなく自分の干支は可愛いもので、
身近にグッズを置いておきたくなったり、集めたりしますよね。

私はウサギではなくて亥年でこのクッションはたまたま頂いたのですが。
これから秋になってお月様がきれいになると、
お茶席にも、ウサギがか登場しますね。
毎年登場出来てうらやましいです。

でも自分の干支はいつでもこじつけでも、おまけでも使えますから、
幾つか持っていると楽しめますよ。

わたしの持っているイノシシは、今のところ

          

            

                   

 

             
お茶碗と、帛紗、それからお釜ですが、
香合も気に入ったものが見つかったらほしいかしら。
畑を荒らしたりして悪い子のイメージもありですが、
お茶ではちゃんと役立っているのですよ。
亥は陰陽五行説で水にあたり、火災を逃れるとされるため、
「亥の月の亥の日から火を使い始めると安全」といわれていますし。
無病息災を祈っていただく「亥の子餅」もありますし。
人気は兎にはかないませんが、頑張っていもらわなくては。

 

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冷茶で一息

2017年08月25日 | お茶三昧

 

暑さがぶり返して、夏らしくて嬉しいといったら笑われますね。
あと数日なら我慢しますよ。

今日は薄茶は冷茶の趣向で、一息入れていただきました。
手ごろなポットに氷水を入れて、
盆略点前良し、茶箱良しです。
少し濃いめに点てた冷たいお薄は、なんだか懐かしい味です。
そう、かき氷の宇治金時のシロップ抜きの味がしました。
目の前に風炉の火がないだけでも、ずっと涼しいですね。

冷茶のお点前などありませんから、
いろいろと自分で工夫して、暑さをしのぐお茶を、
それぞれお家て楽しまれてはと思います。

 

夏は普段ご一緒しない方とお稽古が一緒になったりします。
「初めまして」が時々あります。
昨日はお若い方が、初めて一緒になり、
もしかして同じくらいの年齢ではと思ったら、
同い年の同月生まれでした。
お稽古の曜日が違うと、「次は初釜ですね」なんてことにもなりますが。

お茶の稽古も、一期一会ですね。
その時が素敵な出会いになりますように。

 

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夏よもう一花咲かせて

2017年08月23日 | 日記

             

例年ならば、早く涼しくなってほしいと願うところですが、
今年は夏がまだ完全燃焼していないようで。
今日の暑さが嬉しくもありというのは勝手な思いでしょうね。
夏にもう一花咲かせてほしいと、
短冊も瀧に画賛の「白雲自去来」です。

この言葉は、「青山元不動 白雲自去来」の後半ですが、
両方を合わせると、
「周りのことにとらわれ右往左往することなく、わが道を貫き通せ」
ということでしょうか。
稽古の時はいつも、
「私はこの様にとらえていますが、皆さんはどのように」となりますが。
一時、自分を振り返って見ることができますね。

お盆休みの間に、今年はじっくりと本を読み、
涼しいから食欲も落ちず(食欲が落ちるということはほぼないのですが)
家でのんびりと過ごしたせいか、体に悪い事が起こりました。
なんと、体重が最近見た腰のない数値を示しました。
つくづく毎日忙しく稽古をしたり、出歩いたりしていたほうが、
体には良いとわかりました。

小人閑居して不善をなすとはよく言ったもの、
「閑居」とは精神的にもあまりよくないようで、
いろいろと余計なことに考えが向いてしまいます。

忙しいからこそ、空いた時間が何倍も価値があり、楽しいものです。
まあ忙しすぎるのは困りますが。

というわけで、今日から月末まで、
皆さんと毎日お茶で過ごす時間をとてもありがたく思います。
そしてもう数日で良いですから、夏らしさも楽しみたいです。

 

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ジョロ(ジョウロ)は如露

2017年08月21日 | 日記

        

パリのオペラ座

土曜日のこと。

「今から出発します」と羽田空港から姪のLINE。
「今ハノイ」と節約のため直行便でないので経由地から。
「オペラ座です!」とパリから。
フランス語の勉強の一環で一か月のホームステイに出発した姪は、
無事に到着して、夢いっぱいの生活を始めているで様子です。

さて私はベランダで植木に水を遣りながら、
例年のように鉢の土がすぐ乾いて、毎日水を遣らなくては、
ということがないのに気が付きました。
この天候に、作物もそうですが、植木にも影響がが出そうです。

        

水を遣る道具のジョウロ。
この語源はポルトガル語のjorroから来ているそうです。
これに付けた宛字が「如露」「如雨露」です。
南蛮文化と一緒にやってきた道具のようです。
この宛字がなんとまあ素敵ですね。
あの「蓮口」( 蓮の実のようだからですね)から吹き出す水が、
「露の如し」であり、「露の如き雨」なのですね。
吹き出し口でもいいのに「蓮口」なんていうのもいいですね。

日本人の感性のすばらしさだなと思います。

我が家の「如露」には、蓮口が付いていません。
実は、ベランダで水を撒くと、手すりから飛び出て、
時には階下の方に迷惑をかけるということで、
水が広がらないようにして、
根本の土に静かにやるようにしているからです。
シャワーのように葉に水をかけてあげたい時は、
鉢を奥に移動しなくてはなりません。
マンションのベランダでの植物の世話も、
いろいろと大変なことがあるのですよ。
草むしりをしなくてよいなんて喜んでばかりいられません。

今年のように日照時間が少ないと
朝晩、忘れず水を遣らなくてはならないような、
じりじりと太陽の照り付ける夏が恋しくもありです。

 

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Zライトがあった!

2017年08月18日 | 日記

                         

個室の照明が暗く感じるようになりました。
そろそろ寿命でしょうか。
照明器具は少しずつLEDに交換し終わりつつありますが、
いよいよこの部屋の番かしらと思っています。
でも差し障りのあるのは夜PCを開いた時ぐらいなので、
何か手元を明るくする照明はなかったかと・・ありましたZライトが。
捨ててはいないはずと、納戸部屋に。
取り付ける場所を限られるので、
今の部屋に個室を移動してからは使っていませんでした。
何とか取り付けられるテーブルをそばに運んできて、手元は明るくなりました。
Zライトなんか今でも売っているのかしら。
何でも進歩著しい世の中、もうこれに代わる便利な照明が出てきて、
Zライトなどは死滅しているのかと思いましたが、
ちゃんと電気屋さんで売っていました。
違うのは電球が、LEDに代わっただけのようです。
もしかしたら、以前にはなかった付帯機能が付いているでしょうけれど。
これで十分、明るければよいです。
そのうち電球が切れたら天井のライトとともに、
電球だけでもLEDに取り換えましょうか。

このZライトの下で、少しPCを閉じて、
今日やっと図書館へ行って借りてきた本6冊を、
今月中に読み終えようと思っていますよ。

 

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お盆休み

2017年08月17日 | 日記

          

お盆休みを三日取りました。

こんな日は朝は30分遅く起きたり、
普段できないことをあれこれと片づけたり、
好きな時間にコーヒーをいれて、
読みかけの本を読んだりして過ごしますが、
一日があっという間に終わります。


三日間もじっと家にいられないので、出かけたりもしますが、
今回は我が家に茶友をお茶遊びにお誘いしました。

そしてこのタイミングでやってきた洗濯機。
新しい物と遊ぶには絶好のチャンス。
もってこいのお休みになりました。

一通り、いろいろなコースを試して、
器械がどのように働くのかを見届けようと、
おしゃれ着用と、毛布洗濯用の大型ネットも買い込み、
洗剤も吟味してそろえ、準備をしたのですが、
ここのところの天気は、とても洗濯には向きませんね。
まるで梅雨のようですもの、あきらめました。

そうそう、「京都ぎらい」
先日お稽古で話題になったので、読んでみました。
お茶を楽しむ身のわたしには、とても大好きな京都です。
でも住むとなるといろいろとあるようですね。
「可愛さ余って憎さ百倍」かしらとも。

東京の下町のおじさん、おばさんが、
「三代続かないと江戸っ子たあいわねえよ」
なんて言うのとは比べ物にならないし、異質なものですね。

「ひ」と「し」の発音の区別があやしいだけで、
「あんた江戸っ子だね」と言ってもらえる、
今は郊外に住む一代限りの江戸っ子で、良かったと思いました。

 

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花の法度も数寄の道にはなし

2017年08月15日 | お茶三昧

           

金襴手秋草茶碗

利休における茶花の禁花

「花の法度  木ずり、十文字、一花一葉、四花四葉、たけくらべ
 四方くれない、わかれのえだ、ぬきとおし、えぎり、しんくずし、
 さすえだ、返り葉、ひがき、ともずり、きらひ申す事あるなれ共、
 数寄のみちにはなし・・」

茶花を入れるときにしてはならないことの例のようですが、
わたしの注目するのは最後の"数寄のみちにはなし"のところです。
数寄者となれば、この限りではないということですね。
何事でも一度突き抜けた人は、何をしても、人を納得させるもの。

ここで「守破離」という言葉が浮かぶのです。
守・・ひたすら教に従い守る段階。
破・・個性を出して少し型を破る段階。
離・・そのものから離れて新しいものを創造する段階。
でしょうか。
道を求めるものはこの段階を踏んでいかなくてはならないようです。

私などまだまだ守守守(まるで蒸気機関車みたい)の段階なのですが、
いつの日か"数寄の道には無し"と自信をもって、
自ら思うところを実践してみたいものです。

今日は図書館へ行って、本を何冊か借りてこようと思っていたので、
午前中に支度をして化粧までしたのに、雨が降り出しました。
往復30分の道程を、傘をさして重い本をもって歩くのがおっくうになり、
天気の良い日にしようと計画を断念しました。
数寄者は雨でも行くのだろうか・・と、ふがいない私です。

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灰形や茶花にも興味が広がり

2017年08月14日 | お茶三昧

       

花より

     

  団子か

京都から取り寄せたチーズケーキ

      

先週のお稽古で、タイミングが合われた方には召し上がっていただきました。

写真だけになってしまった方御免なさい。
またの機会にね。

 

今年は上級の資格のある方には、灰形も体験していただこうと思っています。

私も、二度ほど、灰形教室でご指導を受け、
必要にせがまれて、作る機会が多くなり、
何とか30分以内に仕上げられるようになりました。
でもまだまだ未熟で、ひとさまにじっくりとみられると、
とても恥ずかしいのですが。

皆さんにも、そのおおよその作り方だけを体験していただいて、
それからは興味とやる気のある方は、灰形教室に通うなり、
自分で風炉に灰を入れて作ってみるなりしてほしいと思っています。

そんなことを考えていたところに、
お盆のお休み中に、茶友とお茶を楽しもうと計画したところ、
なんと「灰形をしたいのだけど」との希望が。
丁度よいと、今日は、
練習用の風炉に灰を入れて準備することにしました。

 

灰形もそうですが、稽古のお茶事で亭主をする頃になると、
皆さん少しずつお点前以外のことにも目が向き、興味も広がるようです。
お料理、お菓子、そして茶花と。
茶花へ興味を持たれる方も増えたので、そんな勉強の機会も持てたらと、
私自身が今皆さんのためにもっとしっかりしなければと勉強中です。

ここのところの気温は、30度を超えず涼しいくらいで、
いろいろと準備をするにはとても助かりますね。
終わって、冷凍して残しておいたチーズケーキの
最後の一切れを頂きました。

 

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二人が三人になられて

2017年08月12日 | 日記

          

可愛らしいベルばらマシュマロをお干菓子の彩りに。
マシュマロにもこんな風にプリントできるのですね。

今日は、お仕事で海外にいらしていた方がこの度帰国されて、
三年ぶりにお顔を見せてくださいました。
出かけるときはお二人でしたが、帰国の時は三人でした。
こちらも何ともかわいらしくて、お利口な赤ちゃんでしたよ。

           

この日に合わせて、お仲間が、お稽古を兼ねて集まりました。
少しの時間でしたが、茶箱でお茶を点て合って楽しみました。
奥様は長くお茶をお稽古なさっていましたが、
ご主人は、外国で必要なこともあろうかと、
半年ほどお茶の特訓をなさっての出発でした。
これからは子育ての毎日で、お茶への復帰はまだ先のことですね。

お盆というと、帰省が多くの方達の行事ですが、
私は帰省する場所はもうありませんし、
帰省をしてくる子供もいませんから、
懐かしい方の訪問は、家族が帰ってきたような気持ちになりますね。

こんなにぎやかな時間を縫って、
今日は三人も真のお点前の稽古をしました。
瞬く間に時の過ぎた一日でした。

 

そうそう、新しい洗濯機が、昨日、威風堂々とやってきました。

今まで、あこがれてドラム式を使っていましたが、
そのメリットは水が少なくて済むということくらいなので、
今回は他の特徴を重視してこれです。

     


そして12年頑張った古い洗濯機は役目を終えて、
粛々と運び出されていきました。

頼もしい姿の洗濯機と、これからは寿命比べです。
まだまだ私の方が勝ちますよ。


明日もお稽古をして、それから私のお盆休みに入ります。

 

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盛夏の着物

2017年08月10日 | 和服生活
  •             

トンボの羽のように透ける明石上布。
盛夏にはとても涼しそうに見えます。
八月に入ると着られる時期もあとわずか、
お手入れの前にお稽古で、1~ 2度着ることにしました。

「絽と紗の違いを教えてください」
「一枚作るならどちらがいいですか」
「どちらも着る時期は一緒ですが」

最近このような質問を受けました。

絽と紗は織り方が違うので、見て触るチャンスがあれはすぐわかります。
お茶をする方なら、夏の着物は絽の紋付をぜひ一枚。
着る時期は絽は夏物のさきがけから着ることができますが、
紗は本格的な夏になってから、いわゆる盛夏がふさわしいですから、
紗のほうが着る時期が短いですね。
より透けて見えるので絽よりなんとなくおしゃれ感がありますが。

 

夏の着物、いざという時のために準備してあっても、
なかなか"いざ"が来なかったりして、しまわれていませんか。
着ないのが、一番もったいないと思うのですが、
「娘に譲るためにきれいなままで取っておく」という方も。

娘がいなくてよかった…と思っています。
でも母が着物をしつけのついたまま残してくれてよかったともね。

 

        

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インスタ映えサラダにしてね

2017年08月09日 | 日記

           

姪が夏季合宿所を我が家に決め、
四泊五日の長逗留中。

「落ち着いて勉強に専念したい」
なるほど、自由に放っておいてくれて、
上げ膳据え膳の生活は、きっと勉強に専念できるかも。

気分転換に「サラダくらい作って」というと、
生ハムサラダを作ってくれました。
「インスタ映えするようにね」
というと一人分ずつきれいに盛り付けてくれましたよ。
インスタなんてしていませんが、こうやってブログの彩にはできますね。
お料理モードで写真も撮ってくれました。

三度三度の食事、時々おやつ。
それに別に付き合わなくても良いのですが、
ついつい一緒にお相伴・・。
この二三日で体重増加です。

一番心配したのは風前の灯火の洗濯機でした。
もう二日で新しい洗濯機が来るのですが、
それまで何とか動いてくれていることを願う毎日でした。

それも何とかクリアーして、あと一日の滞在となりました。
月半ばから、語学の勉強という目的で、フランスにホームステイするそうで、
海外旅行用のスーツケースを貸すことになりました。
それはよいのですが、そのスーツケースには古い衣類を詰めてあったので、
収納場所を失った衣類に「これどうするの」という状態に。
これを機に捨てようかしら。

フランス語の問題集を一冊やり終えるという勉強の成果は上がったのやら。
集中できる合宿所に選んでくれたことを喜ぶことにしましょう。

となんだかんだしながらも、今週のお稽古が始まりました。
今年一番の猛暑の中、皆さんガンバっていらっしゃいました。
明日からはいつものペースに戻ります。

 

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暑くても和服

2017年08月07日 | 和服生活

     

昨日はオペラのガラコンサートへでかけました。
わたしのような素人には、題名も聞いたことのないオペラばかり。
バリトンの村田孝高さんを応援しているおかげて、
すこしはオペラの観賞の機会も増えたのに、情けないことです。

いつも聴きに行くコンサートは、
は理代子さんの軽妙な司会で、わかりやすい解説などもあるのですが、
このコンサートは、ちょっと違っていて、
字幕のみの情報でしたので、必死で聴きました。

「オペラの深さは限りなし」ですね。

この夏はお稽古以外にお茶関係で、正式に和服を着ていく機会がなく、
ちょっと寂しかったので、暑いことを覚悟で和服で出かけました。
着ると覚悟をしてしまえばそれほと大変ではありませんよ。

さてその着物が、なんと40年近く前にあつらえて、
ずっと箪笥の中で眠っていたものなくです。
お茶名を頂いた時に嬉しくて、記念にと、
目立たない程度に「つぼつぼ」の縫い紋を入れてあるのです。
入れては見たものの、若輩がそんな紋をと、
先輩に叱られそうで恥ずかしくて、
しばらくしまっておくことにしました。
そしてそれから何十年も、なかなか出番が回ってきませんでしたが、
もうこの年ですから、早く一度袖を通したいと思っていましたので、
思いついて、お茶会でもないのに着て出かけました。
本当に目立たないのに、気が付いた方がいて、
「この紋はなんですか」と聞かれてしまいました。
お茶名とともに許される「つぼづほ紋」は、
お茶をなさらない方には珍しい紋だとおもいますね。

夏の薄物は、汗で手入れも大変ですが、
それを心配していると、
せっかく仕立てたのに、着る機会を逸してしまいますから、
あと何度着られるかを思うと、どんどん着なくてはと思います。
それにしてもこの頃の暑さはは程度を超えていますからね。
大変でないとは言いませんが、着ることは楽しいですよ。

 

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遠花火と駄菓子

2017年08月06日 | お茶三昧

            

花火の写真はシャッターチャンスが難しく、
スマホやなどでは上手に撮れませんね。 

お稽古で、「遠花火」や「大文字」がお茶杓の銘に。
今日はわが街の花火大会もありました。
ベランダからの花火を楽しみました。
明日は「立秋」です。
もう夏の終わりを感じます。

遠花火はとても懐かしさを漂わせる銘ですね。
ベランダから見る遠遠花火が本当に少なくなりました。
何年か前までは、この時期は、
毎晩のようにどこかで花火が上がっていました。
その遠く聞こえる音を聴きながら、
時には音も聞こえないような、遠くの花火を立ち上がって眺めたりしながら、
お勤め帰りの方と夜のお稽古をしたものです。
景気が悪くなり、震災があり、その数は少しずつ減りました。
街の花火大会も、一度は中止の憂き目を見ましたが。

お干菓子代わりに、お土産に頂いた「仙台の駄菓子」を、
皆さんと楽しみました。
        
お菓子は口に入ってしまいましたので、栞の写真を。
皆さんその懐かしい素朴な味に魅了されて、
「仙台に出張する方に頼んで買ってきてもらおうかしら」
「時々仙台に行くことがあるので探してみます」と盛り上がりました。
そこから松島や、平泉など、東北旅行に行った話や、
七夕の話題で話も弾んでしまいました。
京風のお干菓子とは又趣の違った、シンプルで、歯ごたえのあるお菓子は、
皆さんの郷愁を誘ったようですよ。

 

一夜明けてお休みの今日は、村田孝高さんの出演するガラコンサートへ。
頑張って和服で行きましょう。

 

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