「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

王羲之展へ

2013年01月30日 | 日記



上野の国立博物館へ「書聖王羲之展」を見にに出かけました。
平日でも上野公園界隈はいつも人が出ていますね。
ひっきりなしに、さまざまな展覧会が催されているからでしょうか。

ずいぶん前になりますが、少しばかり書を学びました。
その時に耳にした偉大なる名前「王羲之」
その書における凄さを、あらためて納得させられた展覧会でした。


王羲之の書は戦乱などで失われ、現在真蹟は一つも残されていないそうです。
そのため、宮廷で作られた精巧な複製は、王羲之の字姿を類推するうえで、
もっとも信頼の置ける資料だそうで、
その多くの資料が一堂に会されたような展覧会でした。
「王羲之筆」と言っても、それらはみな精巧に写し取られた物ということですが、
その書の勢いからかすれまでも、真筆と同じように写し取る技術にも驚きました。

スタートからじっくりとくまなく見て回ったため、
中間点ではや二時間半を要してしまい、
後半を見て歩くには集中力が無くなってしまいました。
全部で163点の展示とはかなりの量ですね。
初めから少し狙いを定めて見て回れば良かったと思いました。
半分はまたあらためて見ましょうということで、
すっかり遅くなってしまったランチにすることにしました。

帰りは駅中のお店を見ていこうということで、ぶらぶらしました。
こんな時はお稽古の時にお出しできるお菓子を探すのも楽しみ。
最近、根岸の「岡埜」が店を出していると耳にしたので、
「こごめ大福」が手に入るかしらと、早速行ってみました。
以前職場が近かったので、良く買ってその姿と味を楽しんだ大福です。

もう一件御目当てのお菓子を手に入れて、帰ってきました。

   

この袋の中の何かか、お稽古の時に出てきますよ。
ブログをご覧になって、楽しみにしていらしたのに、
タイミングが悪く、無くなっていたらごめんなさいね。

そうそう合言葉は「ブログみました」でお出しする・・
というのも楽しいかも。
一度試しに言ってみてくださいね。

早速「こごめ大福」は、一つ私がまず賞味しました。

     

「お先に~」
 久しぶりでとても美味しかったですよ。


つぼみが膨らんできました

2013年01月29日 | 日記
    

今日はちょっと暖かな日差しを感じながら、
ベランダの鉢植えにお水を。

見つけましたよ、寒芍薬のつぼみを。
近づくとこんなつぼみもありました。

    

もう少しで開きますね。
今週のお稽古で、皆さんにお見せできるでしょうか。

寒いころに頃咲くので、「寒芍薬」とはいい名前ですね。
寒芍薬は和名で、ヨーロッパ原産だそうです。
一部四川省に自生するキンポウゲ科の多年草。
明治の頃、日本に薬用植物として移入されたとか。
近年日本では、一般にクリスマス・ローズと総称されています。

種類もたくさんありますが、
茶花としてはやはり、淡い色の小さな花が似会いますね。

他にも膨らみ始めたものが。

   

紅梅のつぼみです。
この様子を見ると、今年も見事に、
枝いっぱいに花をつけてくれるでしょうね。

立春も間近と言っても、まだ寒い日々ですが、
こうやって春の準備は着々ですね。

新しい冷蔵庫

2013年01月27日 | 日記
   

冷蔵庫が完全に壊れる前に、
新しい冷蔵庫が無事に配送されました。

色がオフホワイト~シルバーグレイに変わりました。
幅や高さはほぼ同じですか、奥行きがやや狭くなり、
前がゆったりした感じです。

とてもよく冷えますよ。
音も静かて、省エネで・・・

これで安心して食品の買い物ができますね。
大事に使って、今度は20年以上持たせようと思います。

筒茶碗の季節です

2013年01月27日 | お茶三昧

~筒茶碗深き底より拭き上がり重ねて内へ手をやらぬもの~

     

筒茶碗を使って、『絞り茶巾』のお点前を楽しむ頃です。
上の利休道歌は、その扱いについて教えています。

お茶を点てる時は、何よりも清浄を大切にします。
ふつうは周りを拭き、最後に底を拭いて終わりますが、
筒茶碗は口が小さいですから、周りを拭いてから底を拭くと、
せっかく清めたところに手が当ってしまいます。
ですから下から拭いて拭き上がりなさいと言っているのです。

筒茶碗の拭き方だけにとどまらず、
この歌は清浄なお点前をすることに対する、
心構えを教えているとも言えるでしょうね。

茶杓や柄杓は、節より上を持たないことや、
点前中は、亭主のおじぎは草に限るということなど、
みな清浄を保つための約束ですね。

赤楽のお茶碗や、天目釉のお茶碗をつかって、
厳寒の候、少しでも熱いお茶を頂きましょうか。

     

絞り茶巾のお点前のお稽古の様子です。


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懐かしい顔との再会の時を楽しみました

2013年01月24日 | 日記

ずいぶん昔に卒業させた子供たちに、
久しぶりに会う機会がありました。

子供たちと言いましたが、もう34才です。
さぞかし変わってしまったのではと思っていましたが・・

一目で「ああAさんね」と分かる子もいれば、
自己紹介をしてもらはないと名前が浮かばない子も。

でも不思議なもので、話し始めるとすぐに22年前にタイムスリップ。
一人ひとりの幼顔と、エピソードがうかんできました。

   
       近況報告の様子です。ちょっと暗いですが。


34才といえば社会に出て10年あまり、
そろそろ自分の生活の基盤がが固まってくるころですね。
早い人はすでに二児の母だったりしています。
私から見るとまだ卒業したての子供と変わらないように見えるのですが、
確実に時は流れて、
それぞれの職業の色もにじみ出てきているのがおかしいくらいでした。
私はと言えば「先生は少しも変わっていませんね」と言われて、
「会場が暗くてよかったは」と答えましたが、
そんなことを言ってくれることが嬉しいですね。

それでも小学校の仲間は、今がどんな状況かなんていうことを飛び越えて、
ただ懐かしく、お互いが元気でいることだけが素直に嬉しい仲間なんですね。
決められた時間をオーバーして、名残尽きない時間が過ぎていきました。

そのあと、Facebookでたくさんの友達ができました。
お互いの安否がそんな形で分かる時代なんですね。

帰りがけにある男の子(?)から「これ持って行ってください」と渡されたもの。
    

お仕事関係のキャラクターですね。
ちゃんと飾ってありますよ。



観音様へ初詣に

2013年01月21日 | 日記

初釜も終わり、やっと初詣に出かけました。

私の故郷の、浅草の観音様に行きました。
平日でしたが、思ったより人出もあり、
ランチに寄ったお目当てのお店にも、少し待たされて入りました。

    
         ごま油で揚げた天丼、1500円なり。
これがいただけたのですから、
暮れに食べられなくなった私の胃も、復活といってよいでしょうか。

浅草寺は去年すっかりきれいになって、新年を迎えていました。

    
 
○○円のお賽銭で、たくさんお願いをしてしまいました。
何をお願いするにせよ、
年に一度くらい、無心に神仏に手を合わせる瞬間を持つのも良いですね。
気持ちが定まるというか、さあ頑張ろうという気合が入るから不思議です。

お参りのあとは、お決まりの仲見世歩きと、
覗いてみたいお店をふらついて回り。
美味しそうなお菓子を見つけると、つい「お稽古の時に皆さんと」と、
買い込んでしまうのは職業病でしょうかね。
今回は「芋きんつば」を買いましたよ。

    

最後はやはり、スカイツリーのビューポイントに。
冬のスカイツリーをカメラに収めて、今年の初詣は無事に終わりました。

集合写真

2013年01月20日 | お茶三昧



初釜の集合写真が出来上がってきました。
社中の方のお父様が撮ってくださいました。
実際の写真はもっとはっきり撮れていますよ。


あの大雪の降る前の、
朝一番の元気な顔時に撮りました。

毎年集合写真を見ると、
少しずつ時間が動いているのがわかります。
一年という時の流れが、短いようで長いのですね。

去年はご結婚したばかりで、にこやかに写っていた方が
今年はおめでたでお休みだったり。
ご主人のお仕事の関係で、この会で皆さんにとしばらくお別れする方もいます。
今年初めてお顔が載る方も。
もちろん一度も抜けることなく、10年連続という方もね。

こんなよちよち師匠に、良くっいてきてくださると何時も感謝でいっぱいです。
もっともっと勉強しなくてはなりませんね。
皆さんが自分のお茶を見つけるためのお手伝いを、これからも続けながら、
私自身のお茶も見つめていきたいと思っています。

初釜が終わって、皆さんの胸にも、それぞれの目標が。
今年もたくさん楽しみましょう。

つぶやき

2013年01月17日 | 日記
考えことをしていて、ふと思いました。

お茶も自己表現。
苦しみがあって当然なのだ。
自分らしさはそのあと生まれると。

時にはこんなつぶやきで更新です。

   

先日うこん色の風呂敷を、
間違って白いものと一緒に洗濯してしまいました。
御覧の通りです。
少し漂泊してみましたが、
やはり、クリーム色の布巾とタオルになりました。

新年早々の出来事です。
分かったようなことをつぶやいている場合ではありませんね。

大雪の翌日は良い天気

2013年01月16日 | お茶三昧

大雪の降った翌日はとてもよい天気でした。
でも外は凍った雪で、多くの人が転倒してけがをしたようです。
私は滑ることにはトラウマがあり、恐怖を感じていますので、
そんな日は極力外に出ないようにしているのですが、
どうしてもの用事があり、郵便局まで出かけました。
雪のないところを選び選び、そろそろと、
5分のところを15分もかかって着きました。
さすがに何時も番号札で待つほどなのに、他に人はいませんでした。

お茶会の後、皆さんが無事に帰宅できた様で、一安心したのですが、
次回こんなことがあったら、
すぐに中止して帰ることにしようと固く誓いました。
あんなに大雪になるとは予想もしなかったことが甘かったですね。
社中皆さんには大変ご迷惑をかけてしまいました。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

皮肉にも翌日の良い天気には、これが一日ずれればと思いましたが、
使った道具を干すには大変助かりました。



二日間干して点検して、全部箱に詰めなおして、
これから所定の場所に片付けます。
着物もそのままかけて、干してありますしね・・

年頭の行事も何とか無事に(と言ってもいいかしら)終わり、明日から平常のお稽古です。
初釜に参加して、今年の目標も決まったという方も。

それぞれのお茶の一年がスタートしますね。

大雪の初釜になりました

2013年01月15日 | お茶三昧
     

           鱗波の絵茶碗  和田桐山造


成人の日は社中の初釜でした。
今年は巳年ですね。
干支のお茶碗でお茶を頂き、今年の健康を祈りました。

      

神社からの有難いお酒も頂きました。
車での方が多くお酒を飲飲んでよい方が少なかったので
頂ける方が代表して、味あわせていただきました。

ちょっと天候予報が心配の幕開けでしたが、
午前中は私の嶋台でのお点前と、茶名を頂いた方の披露の点前で、
皆さんで濃茶を頂きました。

私は毎年の新年のお点前ですが、
年々足腰が弱くなるので、情けない気持ちです。
心だけは十分に込めて、濃茶を点てて差し上げましたが。

80才を越えられた私の師匠が、膝を痛められて正座ができず、
「皆さんにお点前をしてさし上げられなくなりました」
とおっしゃっていました。
私も何時までできるかと、それもこれからの挑戦の一になりました。

御祝い膳を囲み、午後のお点前の抽選もすんだころ、
午前中から降り出した雪が、庭をあっという間に雪景色に。
     

帰りの足がちょっと心配になりましたが、
午後の、広間と小間での親睦の茶席は、和やかに過ぎて行きました。

    

    

静かな茶室に時折聞こえる「ササ~」という枝から雪の落ちる音に、
「雪の茶会も風流ですね」と。

    

と、ここまでは良かったのですが、
一時間ほど早めに切り上げた会も、時すでに遅く、
思いのほかの大雪に駐車場から車が出られない危険が迫り、
茶室の係の方が、総出で雪かきまでしてくださる事態に。

車でいらした方がほとんどでしたので、
自分の車や迎えの車で、渋滞の道路を覚悟して、帰路に着きました。

道具を積んだ私達の2台の車も、渋滞と安全運転のため、
30分の道のりが3時間半かかりました。
とにかく皆さん無事に帰りついたようでホッとしました。

おもわぬ事で、忘れられない伝説の初釜になってしまいましたね。
これに懲りずに、今年も良い年にしましょう。

スマホから

2013年01月13日 | お茶三昧
初釜を控えての一週間、
皆さん新年そうそう熱心にお稽古です。
お手前が決まっている方はもちろんですが
実は当日抽選で、お点前が決まることがあるからです。
「皆さんもう何が当たっても大丈夫ですよね。」
と言うのですが、
「いえいえ、一度復習させて下さい。」
ということで準備怠りなしですね。

それももう明日になりました。
今日は、持って行く道具をまとめたり
お花の準備をしたり。

明日はお天気が心配ですね。

ゆっくりパソコンに向かう時間がないので、
初めてスマホから更新してみました。
ちゃんと出来たでしょうか?



友人の、骨董に魅せられた暮らし

2013年01月08日 | 日記
    

友人の家がこの本に載っています。
一緒に美術館めぐりをしたり、
時々骨董店を覗いたりする友人です。

二十代から、お小遣いを古伊万里などの骨董につぎ込んできたという、
私から見れば筋がね入りの骨董趣味を貫いています。

私のようにお茶との関連で、
徐々に古いものの魅力に嵌って行ったというのとは、
ちょっと流れが違いますね。

新しい骨董を手に入れると、
「最近少し増えたのよ、見に来ない」
と声がかかったりして、何度かお家にお邪魔して、
そのコレクションを拝見しています。
一つ一つに思い出が籠る器や、掘り出し物を、
何時も嬉しそうに説明をしながら見せてくださいます。

    

こうやって雑誌に載った骨董の数々と、
素敵なディスプレイとともに映し出されたお家のようすは、
また一段と素敵に写っていました。


私も刺激されて伊万里焼の器も何点か手に入れましたが、
茶陶として使うには伊万里は応用範囲が狭いので、
魅力的で好きな焼き物ですが、
一筋というわけにはいかないかもしれません。

骨董はとにかく嵌ったら怖い世界ですから、
私は見るだけと、肝に銘じていますが。


スマホデピュー

2013年01月07日 | 日記
    
     

新年そうそうにスマホデピューしました。

お店で機種交換したいと言うと、
若いお兄さんにいろいろと説明されました。
何とか理解できたので、大丈夫かなと。
見栄を張って、らくらくスマホにはしませんでしたよ。
とにかく説明がわかるうちに、
新しいことを始めておこうと思ったのです。

新しいスマホなるものを渡されると同時に、
使いなれた携帯電話は、
もうただの目覚まし時計になってしまいました。。
でもしばらくは耳慣れた声で、
私を起こす役目は果たしてくれると思います。
せっかくダウンロードした素敵な声で起こしてくれるのですからね。

お稽古の時に目ざとく見つけた方に、
「スマホになさったのですか」と言われ、
何だかちょっと嬉しかったりして。

幾つになっても何かにデビューできるのは、
わくわくしていいですよね。
何とか使いこなしています。

:稽古も始まりました

2013年01月06日 | お茶三昧

     

1月5日は稽古始めでした。

去年伊勢神宮に詣でた時に、
お土産にと手に入れた巳の土鈴がやっとお出ましです。

社中顔合わせの新年茶会を14日に控えて、
皆さんおとそ気分も振り捨てて、お稽古にいらっしゃいました。

「今年もよろしくおねがいします」の挨拶を交わしながら、
やはり皆さんとの稽古の時間が私には一番心地よいということを、
あらためて感じています。


毎年のことですが、
新年のお茶席でお点前デビューする方がいらっしゃいます。
そのお一人は男性なのですが、初めて袴を着用してお点前をなさいます。
そこで稽古始めは袴持参でした。
一緒にお稽古をする男性に着付けをしてもらい、和服での初点前です。

     

一度目は袴を踏まずに立つことや、
邪魔なすそのあしらいに苦労していましたが、
二度目はなんとなく動きも良くなり、ほら形もきまってきたでしょ。

     

内心は大変だったようで、大汗をかきかきのようでしたが。
半東をしてくださる先輩と、仲良くリハーサルもして、
無事に準備は整ったようです。
当日はきっとうまくいきますよ。頑張ってください。




今年もよろしくお願いいたします

2013年01月01日 | お茶三昧
      


新しい年ですね。
皆さん爽やかにスタートされましたでしょうか。
何かと落ち着かない世の中ですが、
今年もお茶を頂きながら、
皆さんと穏やかな時間を持ちたいと思います。
よろしくお願いいたします。

元旦の午前中に宅配便が届きました。
何かしらと思いましたが、

     

昨年頼んでおいた福袋でした。
ちゃんと元旦に届くなんて嬉しいですね。
中身は高麗人参ドリンクなど・・
私の健康のために必要なものなんですよ。

さあこれで、私も皆さんに負けないように勉強して、
たのしいお稽古ができるように頑張りたいと思います。