我が家の近くの沼に、蓮の花の群生地があります。
沼は15分ほど下ったところですが、群生地までは距離があるので、
気が付くと、いつも時が経ってしまって、見ごろを逃していました。
朝早く出られる日に、見に行ってこようと思います。
『蓮見舟」が出るそうです。
蓮の花を見ると、仏さまを思い浮かべます。
切っても切れないお花ですものね。
もうすぐやって来るお盆。
「盂蘭盆会」とはお盆の正式な名称ですね。
「盂蘭盆」とは「逆さ吊」を意味すると知った時は驚きました。
お盆は、神通力を持った釈迦の弟子目連尊者(もくれんそんじゃ)が、
死後の母が地獄で逆さ吊になっているのを見て、
釈迦の教えを受け、母親を救うために、
修行僧に施しをしたことから始まったということです。
聞くところによると、
優しかった母は、きっと天国に行っていると思っていたのに、
これはどうしたものかと思った目連尊者ですが、
どうやら母親は、彼にはとても良い母でしたが、
他人にはあまり施しをしなかったようです。
そうなのですね・・家族に良い事をしていても、
他人のためにも施さなくてはそれは片手落ちのようですよ。
世のお母様方も、わが子ばかりにかまけていると、
「盂蘭盆」になってしまうかも。
こんな話を聞くと、私にできる周りへの施しとは何かしらと。
お稽古では十分施(サービス?)をしているつもりですが。
大丈夫かと思うのですが、
優しかった母が盂蘭盆になっていたら大変ですので、
供養と施しをちゃんとしなくてはと思いました。
と、殊勝なことを考えたせいでしょうか、
風前の灯の洗濯機が今日息を吹き返しました。
何事もなかったかのように動いていました。
数日後には新しい洗濯機がやって来るというのに。
でもこれは、もう捨てられることを悟った洗濯機の、
最後の頑張りかもしれません。
ある日パタッと動かなくなる可能性あり。
というわけで、その12年間頑張った雄姿をカメラに納めておきました。