昨日は数日前に亡くなった友人の告別式でした。
午前中の稽古を終えて、急いで浅草まで駆けつけました。
四年ほど前に突然倒れ、命は取りとめましたが、
そのまま意識が戻ることはありませんでした。
職場の中の良いグループのリーダーで、
とても面倒見の良いお姉さんでした。
それぞれが職場を異動したり、退職したりしても、
その仲間は離れることなく、
海外旅行や温泉旅行、そして食事会と、よく集まっていました。
そのいつも楽しく集える場を、設定、おぜん立てしてくれていました。
彼女がいたから、より強く長く繋がっていたのかもしれません。
その仲間が、全員集まってお見送りができました。
お寺の満開の桜が、華やかゆえにとても寂しく感じられました。
帰り道の雷門の賑わいにも、お花見の人々の列にも、
やはり昨日ばかりは浮いた気持ちにはなれませんでした。
コロナ禍でなかなか皆が集まれなかったのですが、
久しぶりに会うのがこんな時になってしまうのねと口々に。
七十代・・これからは寂しいことに出会うことが増えますね。
集まった仲間の、元気なことを確かめ合った時間になりました。
家に帰って、満開のゆきやなぎを眺めながら、
一服点てて、故人に供えました。