「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

さびしい花見を

2022年03月28日 | 日記

昨日は数日前に亡くなった友人の告別式でした。
午前中の稽古を終えて、急いで浅草まで駆けつけました。

四年ほど前に突然倒れ、命は取りとめましたが、
そのまま意識が戻ることはありませんでした。
職場の中の良いグループのリーダーで、
とても面倒見の良いお姉さんでした。
それぞれが職場を異動したり、退職したりしても、
その仲間は離れることなく、
海外旅行や温泉旅行、そして食事会と、よく集まっていました。
そのいつも楽しく集える場を、設定、おぜん立てしてくれていました。
彼女がいたから、より強く長く繋がっていたのかもしれません。

その仲間が、全員集まってお見送りができました。
お寺の満開の桜が、華やかゆえにとても寂しく感じられました。
帰り道の雷門の賑わいにも、お花見の人々の列にも、
やはり昨日ばかりは浮いた気持ちにはなれませんでした。

コロナ禍でなかなか皆が集まれなかったのですが、
久しぶりに会うのがこんな時になってしまうのねと口々に。

七十代・・これからは寂しいことに出会うことが増えますね。
集まった仲間の、元気なことを確かめ合った時間になりました。

家に帰って、満開のゆきやなぎを眺めながら、
一服点てて、故人に供えました。

 

 

 


整いました

2022年03月17日 | お茶三昧

気晴らしに連れて行ったもらった「道の駅」
平日にも関わらず、けっこうな人出でした。
せっかくですから、野菜を少々買って、後は近くの湖畔でお花見をしました。
満開の河津桜もそろそろ盛りを過ぎていましたが。
次はソメイヨシノの開花を待つばかりですね。



さて、リビングの立礼席が整いました。
常設にして、いつでも椅子でお点前ができるようになりましたよ。
立礼にはちょっと低い座卓を、
友人のご主人が工夫して高くしてくださいました。
DIYが得意な人には朝飯前のことのようで、助かりました。
あっという間に立礼コーナーができて大満足です。

早速昨日のお稽古から、活用です。
和室で正座をしての、少し難しい長い濃茶点前の後で、
テーブルでくつろいで、盆略点前をしていただきました。
春のうららかな日、ゆったりとした話のはずむお茶三昧が、
コロナや戦争などの憂いを、一時忘れさせてくれたらと思います。

ところで今夜は、古い給湯器の沸かす最後のお風呂です。
明日新しい給湯器が付きます。
二度のエラーを出しながら、よく頑張ってくれました。
もう一日、今夜だけ頑張ってくれることを祈っています。

 

 


そろそろ立礼コースを

2022年03月13日 | お茶三昧

卜伴椿が咲きました。
暖かな毎日です。

先日二人の方がお稽古をお休みなさいました。
なんと一人は、自転車で転んで右肩を骨折なさったそうな。
もう一人の方は、坐骨神経痛で通院なさっているそうです。
お二人とも私と同い年。
他人事とは思えません。
自転車に乗らない(乗れない)私には自転車事故には縁がないと思いますが、
何処で躓いて転ぶかわかりませんから、
この年齢になると危険は同じですね。

お稽古に長く通われている方も、気が付けばそれなりのお歳になりました。
皆さん私よりお若いですが、膝が痛くて正座かつらい方、
立ったり座ったりが、大変な方も最近はいらっしゃいます。
それでもお茶が楽しみで通ってこられます。
そろそろ立礼コースが必要かしらと考えています。
何時でも立礼ができる環境を整えておいて、
いつもではなくとも、辛い時だけでも、
堂々と立礼を楽しんでいただきたいものと。

早速お友達の知恵を借りて、環境作りにとりかかっています。
皆さん膝や足が痛い時は、ご遠慮なく立礼でお稽古をしてください。

ところで、給湯器は、一度又エラーが出ましたが、
何とか頑張ってくれています。
何時になるかわからないといわれていましたが、
5日後には新しいものを取りつけてもらえることになりほっとしています。
どうかあと少し頑張ってくださいと毎日ひやひやものですよ。


やっと膨らみました

2022年03月05日 | お茶三昧

散歩道の途中にある、「杉村楚人冠記念館」の椿。
きれいな花を咲かせている一本を見つけました。
この庭には何種類もの椿がありますが、
今ちょうど見ごろ木や、すでに咲き終わった木など、
木によって盛りの時期はまちまちのようです。
この記念館を見つけて初めて知ったのですが、
あの昔習った小学校唱歌「牧場の朝」の作詞家は杉村楚人冠とか。
地元の発展に寄与した人物が、そんなところに関わっていたなどと知ると、
又親しみを覚えてしまいますね。

嬉しいことに、
我が家のベランダの曙椿もこのとおりつぼみが膨らみました。
友人のお庭の曙椿は、一月に全部咲いてしまい、もう終わったと。
一方私と同じようにベランダの鉢植で育てている方の加茂本阿弥椿が、
やっと膨らんだと写真を送ってきました。
椿の花の様子は、お茶を楽しんでいる私たちにとって、
共通の関心事であり、話題になります。
まだ鉢に残っている虎の子の椿の蕾が、お稽古に丁度よく間に合って、
皆さんの目を楽しませてくれると良いのですが。

 


お雛様にも心配をかけました

2022年03月01日 | 日記

つい最近片付けたかと思ったらまた出す・・・そんな感じがしたお雛様。
今年も忘れずに、お顔を拝見しています。

お菓子もお雛様で、お茶碗もお雛様・・・
短い間ですから、雛尽くしも良いですね。

そんなお雛様にも心配をかけてしまったことが。
給湯器が不具合を起こしました。
リモコンから「ピー」という音がして、エラーの数字が。
時間をおいて何度も試したのですが、やはりだめです。
とうとう来たかと。

24年も使っていますから、そんな日も近いと覚悟はしていたものの、
コロナに気を取られて、ついつい交換の腰を上げずにいました。
マンションの管理業者や、ガス会社の営業所に電話をして、
何とか交換の手配をと慌てました。
もう修理のレベルではないので、即交換でしょう。

電話をしたその日にガス会社の方が来てくれました。
「どんな不具合ですか?」
「リモコンにエラー表示が出ます」
そう言いながら、スイッチを入れると、不思議なことに何事もない。
お湯も出ました。
「こういうこと良くあります。」と言われました。
ガス会社のお兄さんがイケメンだったから、リモコンも気分を良くしたのでしょうか。
とにかく一時的なエラーで復旧はしたようです。
原因が消えたわけではないので、風前の灯であることは確かですが。
とにかくすぐにでも業者にお願いして、取り替えてもらうことにしました。
何やら今は給湯器の品薄で、すぐにとりつけられる状況ではないようで、
数か月待たなくてはならないようなことも。
それまで機嫌よく働いてくれていねと良いのですが。

復旧してすぐにしたこと。
それはお風呂に入るということでしたよ。
とにかく給湯器の故障と知った時は、まず頭に浮かんだのは
"お風呂はどうしましょう!!"
でしたから。
お湯の出るうちに入っておかなくてはと、
夜を待たずにいい湯だな~極楽極楽~をしました。
しばらくはひやひやしながら過ごすことになりそうです。
同じように20年以上使い続けている友人に、
その日は突然やって来ると、教えてあげようと思います。

さぞかしお雛様も一緒に心配してくれたでしょう。

急に春めいてきました。
三月もよろしくお願いいたします。