京都のお土産に、いろいろとお干菓子を買ってきました。
そこに頂いたお土産などが加わり、
ここのところ、お稽古のお干菓子を日替わりで楽しんでいます。
今日の組み合わせは、
高野屋貞広製の琥珀のお菓子「嵯峨の涼風」と小布施堂製の「生栗らくがん」です。
日持ちの順にいただいています。
どのお菓子がお口に入るかは、その時のめぐりあわせですね。
「最近これはこう変わったのよ」
お仲間のお茶の先生との話の中で、
お点前について時々こういわれることがあります。
ちょっとしたところなので、そんなにこだわらなくてもと思うところもありますが、
その扱い方は古いといわれると、気になりますね。
時には研究会で、先生によって、微妙に解釈が違っていることも。
お茶を楽しむにはそれほど気にしなくてよいこともありますが、
教える立場になりるととても悩みます。
新しく教える方には、できるだけ最新の点前を伝授したいです。
そういう情報がきちんと得られる環境にあれば良いのですが、
そうとばかりかぎりませんものね。
お点前も生き物のようです。
確かに400年も前のお点前が、全く変わらずに伝わってきているわけではないでしょう。
時代の流れで、少しずつ変わってきていることも確かだと思います。
その変化に対応しつつも、自分なりのぶれない指針を、
きちんと持っていなくてはならないのでしょうね。
第一に、師匠の教えてくださったことを大切にする。
そして、どちらが本当と迷った時は、
自分をより納得させてくれる方をえらぶようにしています。
教えるということには一生勉強するということなのだと思います。
もうすぐ節目の年の誕生日を迎える私ですが、お茶人の世界では、
まだまだはなたれ小僧のようですので、悩んで当然でしょうね。