「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

眼福

2024年10月19日 | お茶三昧

目の保養の次は「眼福」です。
「静嘉堂`@丸の内」の特別展に出かけました。
以前は遠い美術館でしたが、近くなったのでそのうちにと思っていましたが、
今回のような特別展は良いチャンスになりました。


三度目のご対面になる国宝のお茶碗「曜変天目」は、
ライトアップの加減もありますが、とてもきれいに輝いていました。
これが最後になっても良いようにと、じっくりと見てきました。

眼福のキャッチフレーズの通り、名品ぞろい。
曜変天目以外は撮影ができるということでした。
目に焼き付けてくるだけで良いと思いましたが、
せっかくなので記念にと、何枚か撮りました。

添えられた天目台や、お盆等も一緒に展示してありましたし、

 

仕覆や挽家など、添えられたものはすべて展示してあり、
大切にされてきた道具たちのありがたみが一層伝わってきました。

四部屋に分かれていましたが、それほど広くない展示スペースですので、
一時間ほどで見て回れました。
私にはもうこれくらいの量で丁度良いです。
疲れないですし、印象にも残りますものね。
名品ばかりで、本当に眼福の時間となりました。

もちろん眼福のついでに、腹福もしました。

「混雑が予想されますのでご予約を」ということでしたので、
前日の夜にスマホから予約の初体験をしました。
出来るかなと思いましたが、大丈夫でした。
私にだってやりぁ~できるんです。


 

 

 

 


靖国神社献茶式に

2024年10月05日 | お茶三昧

十何年かぶりに、社中の希望者を伴って、
靖国神社の献茶式に行ってきました。
八時の受付開始に合わせて到着しましたが、
予想通り、すでに長蛇の列でした。


受付を済ませてから待つこと一時間半以上。
それでも、鵬雲斎大宗匠のお点前を拝見できましたので、
皆さん目的が達せられて満足なさいました。
ところが私は不覚にも人ごみに弱い事と、長時間立っていたためか、
貧血を起こしてしまい、皆さんにご迷惑をかけてしまいました。
百歳を超えてもかくしゃくとしてお点前をなさる大宗匠にくらべて、
なんと情けなく意気地がないと思いました。

何とか体調も戻り、その後は御茶席三席を廻ることができました。
どちらのお席も一時間以上並んで待つということで、
まずは一番にお点心をいただくことにしました。
お昼前の時間でしたが、皆さん朝食が早かったので美味しくいただきました。



さてその後が大変でした。
一行の中の若い方が、少しでも空いているお席をと、
走り回ってくださったのですが、どこも待つことに変わりはないので、
観念して近い場所から順番に入らせていただくことにしました。
心配した濃茶席にも、最終回に間に合いお茶をいただくことができました。
いままでの経験から並ぶこと待つことは覚悟して出かけましたが、
すっかりコロナ前の頃に戻った感がありました。
ただし濃茶はやはり各服点てでした。
ゆっくりとは拝見できなかったお道具ですが、
家に帰りお会記を読み返しながら、思い出して余韻に浸りました。

皆さんに無事にお献茶の雰囲気を味わっていただけたことは、
私の当初の目的が果たせてほっとしたのですが、
肝心の引率者が貧血を起こして迷惑をかけてしまったことが、
本当に申し訳なく残念です。
皆さん気温30度の中、きちんと袷の着物で頑張っての参加でした。

 

良い経験と思い出になりましたら嬉しいです。

 


茶道会館の茶会へ

2024年09月17日 | お茶三昧

高田の馬場の茶道会館で開催された、青年部のお茶会に行ってきました。
社中の一人が青年部に所属していますので、
お誘いがありました。
青年部は50歳以下の会員で成り立っています。

御茶席は「薄茶席」が二席。
それと「お楽しみ席」と銘打った席が。


青年部のお席はテーマは「オリンピック」
五輪のお茶碗をはじめとして、オリンピックにちなんだ道具が、
どれもみな面白かったですよ。

トリコロールという銘のお菓子は、
あの寅さんで有名な柴又にある高木屋製。
もう一席の青年会議所の茶道同好会のお席で、
その高木屋さんの社長さんがお点前をなさっていました。
草団子のお店のイメージしかなかったので、
うかがって、「まあ!」と皆さん感嘆の声でした。

参加者の年齢層もこころなしか少し若いようで、
私など最高齢だったかもしれません。
私は膝をかばって小さな折りたたみ椅子持参でしたので、
きびきびと動く若い方を見ていると、うらやましかったです。
お楽しみ席では、和菓子作りのデモンストレーションを見ながら、
出来立ての和菓子と、お薄が頂けました。
茶道会館が懐かしくて、出向いてみましたが、
肩の凝らない楽しいお茶会でした。

午前中は雨も降り、少ししのぎやすい一日でしたので、
単衣の着物でもなんとか過ごせて助かりました。

 


秋の訪れも秒読み

2024年09月14日 | お茶三昧

今週のお稽古のお菓子を二種類作りました。

「こぼれ萩」と「月見団子」

今年の中秋の名月は九月十七日ですね。
お天気予報によると、暑さもあと一週間の我慢ということ。
いよいよ秒読み、なんとか頑張れそうです。
でもその前に、暑い中お茶会とコンサートに出かける予定があります。
あと一週間早く秋が来てくれるとよかったのですが。

 

さて一年生と二年生でお稽古をスタートしたお二人、
一年が過ぎ、もう二年生と三年生です。
頑張った盆略点前もそろそろ卒業ということで、平点前の準備を始めました。

「鉄瓶ではなくて、柄杓でお湯を汲んでみましょう。これからはお盆は使いませんよ。」
そう言われて嬉しいような心配のようなお顔でしたが。
熱いお釜の蓋をあけたり、難しい柄杓の扱いはまだちょっと無理です。
水指なども初めから置いておきます。
「少しずつやれることを増やしていきましようね。」と励ましました。

こんな姿にお母さん、「写真撮っていいですか。シャッターチャンス!」
お茶を点てる姿が様になってきたので、ご当人よりもうれしそうでした。

 

 


ありがたいです

2024年09月05日 | お茶三昧

「お預かりしている椿は、今のところ順調に育っています。」
写真付きで送られてきたLINEのメッセージ。
大規模修繕でベランダに置いておけない植物たちを、
お庭のある方に、少しずつ預かっていただいているのですが、
心配であろうかとこんなメッセージを送ってくださいました。

なんと幸せな植木たちでしょう。
責任をお感じさせては申し訳ないので、
「枯れてしまっても構いませんので、ご心配なくね。」と申し上げてありますが、
皆さん植物がお好きな方ですので、面倒見がとても良いのでありがたいです。

ベランダが広いから、何の制限もなく増やした時期もありましたが、
最近はセーブしていました。
植え替えや、枯れてしまった時の始末がとても大変なのです。
特に土の始末が一番の問題です。
これもお庭のある方が、
「庭の隅にでも捨ててあげますよ」と、ありがたいお言葉に甘えてきました。

植木鉢の数はあまり増やさない。
でも茶花になりそうな植木は、一種類でも多くほしい。
本当に悩ましいです。


夏休み真っただ中

2024年08月11日 | お茶三昧

お稽古の時に、可愛いプレゼントを頂きました。
気が付けばそうか、子供たちは今夏休みだなあと。
もう記憶もないくらい遠い昔、私は夏休みをどのように過ごしていたかしらと。
そのプレゼントに、子供の頃を思い出させる懐かしさが漂いました。
いつもはお母さんが付き添ってのお稽古ですが、
今日は中学生のお兄さんが付き添いでした。
優しいお兄さん、暑い中ご苦労様です。
私の手作りのお菓子と、妹さんの点てるお茶で、ちょっとくつろいでいただきまし。

午後の最後のお稽古の方に、
「お時間ありますか。付き合ってくださいな。」
と私のお点前でお茶を一服飲んでいただきました。
最近の日課の「一日一点前」にお付き合いいただいたのです。
お点前のできる膝を保ち、ちゃんと立てるようにしておくために、
リハビリのような、トレーニングのようなものなのですが。
いつもは稽古の合間をみてひとりで点てていますが、
たまにお稽古の方にお付き合いしていただくことがあります。

「先生のお点前でお茶をいただけるなんて、得しちゃいました。」
そう言っていただけるので。時々チャンスがあればそうしています。

オリンピックも終わりました。
アスリートたちの胸には、
悲喜こもごもの夏の思い出が、刻まれたことでしょう。
寝不足になるほど熱心に見ていたわけではありませんが、
祭りの終わりには、淋しさも。


 


夏が過ぎれば

2024年08月08日 | お茶三昧

立秋も過ぎましたが、暑さはまだまだ収まりそうもありませんね。
そんななかでも、ぼちぼちと秋の予定が入り始めました。



 

昨日届いた十月四日の靖国神社のお献茶のお茶券です。
とても大きくて、ちょっと笑ってしまいました。
四つ折りくらいにしないと、小さなバッグに納まりそうもないのですよ。
当日はまだお献茶に参加したことのない社中の希望者五名を引き連れて、
六人で出かけることになっています。
靖国神社のお献茶は、鵬雲斎大宗匠が勤められます。
九十歳を越えられた大宗匠のお点前を、少しでも間近で拝見できればと思いますが、
きっと早々と受付に並ぶ方も多いと思いますので、
遠くから駆けつける我々には不利でしょう。
皆さんどこまで早起きをして頑張れるかしら。

その前に九月には、茶道会館のお茶会にも。
まだまだ暑いころですから、単衣の着物でもつらいかもしれません。

それから待ちに待った、
お茶名を拝受された方の引次ぎの式を、
涼しくなったらと思い、十月にすることにしました。
やっと私の元に届きましたので、大切に保管してあります。

他のことでは、どうしようかしらとか、できるかしらとか思い悩む私ですが、
お茶のことになると、やるのが当たり前と、
不思議とエネルギーが湧くのがありがたいです。
もう後がない年ですから、
できることはできる限りして差し上げようと、思っていますよ。

とにかく早く秋らしくなあれ・・です。

 


暑さを凌ぎつつ

2024年08月02日 | お茶三昧

八月になりました。
暑い毎日が続きそうです。
何とか乗り越えなくてはならないと、覚悟を決めています。
お茶の稽古も、いらっしゃる方は暑さとの戦いでしょう。
せめて見た目だけでも涼しさをと、道具を用意してお待ちしています。
大きな平水指にお水をたっぷりと張り、長板二つ置きのお点前で。
薄茶のお茶碗は、義山の露芝を出してみました。
薄茶器はガラスの物もあるのですが、お茶碗と重なるので、
ブリキの胡椒入れを、見立て使いです。
フランス語で胡椒と打ち出してありますよ。
パリオリンピックの今には丁度よいかしらと。
旅先の小物やさんで見つけた物です。

「萩茶碗を手に入れました。これでお濃茶を点てさせてください。」
というかたが、マイ茶碗の初使いを楽しんでいかれました。
私も三十代に萩に旅して手に入れたお茶碗を大切に使っています。
その方のお茶碗と私のお茶碗を並べてみると、
やはり、使い込んだものはなんとなく貫禄が付いています。
「たくさんお茶を飲ませて、味をだしたいです。」と。



プレゼントで頂いたお花が、玄関先で、香りを漂わせています。
暑い時期ですが、涼しい所に置いて一日も長く持たせたいです。

 


梅雨明け間近

2024年07月15日 | お茶三昧

梅雨明け間近の一日、葉蓋のお点前をしました。
毎年このころになると、
お庭の木の葉を切って、持ってきてくださる方がいます。
お稽古のタイミングが良い方はこのお点前ができます。
まだ稽古が浅くて、やっと今年初めて体験する方がいらして、
せっかくの葉をたたんで捨ててしまうところで、目を丸くしていらっしゃいました。

今日は出かける用事もないので、
午後から和菓子作りをしました。
今年は練切の「朝顔」を作ります。
一度に四個ずつ作り、何度か暇を見て作るので、
これもタイミングが良いと召し上がっていただけます。

お稽古の回数が、月に三回の方、二回の方、一回の方といらっしゃるので、
どうしても皆さんに平等に体験していただけないのです。
私も、あの方はこのお菓子は・・
と思い出しながらお菓子を用意していますが。
まあ、一期一会の出会いを楽しんでください。
「朝顔」お出しするのが二日後なので、即冷凍保存。
写真を撮るのを忘れました。

 


いよいよベランダの片づけ

2024年07月09日 | お茶三昧

先日友人たちと食事をしました。
食後のお茶の場所に悩んだ末、
最近できた銀座のとらやさんのカフェに行ってみました。
和菓子と飲み物のセットで2000円弱。
ゆったりと落ち着いたスペースなので、くつろげました。
飲み物のメニューに、カフェインレスコーヒーもありました。
稽古で抹茶は毎日というくらい頂いているので、
私としては嬉しい選択ができました。

さて、先週お茶事が済んだので、
いよいよベランダの茶庭を片付けることにしました。
秋に始まるマンションの大規模修繕に備え、
ベランダの物を撤去しなくてはなりません。
ウッドデッキや、蹲、枝折度や衝立など、
茶庭の風情を出すために、色々なものを置いてありましたので、片付けるのも大変です。
植木と、蹲と、砂利だけを残してすべて捨ててしまおうと思い、
業者に電話をして、見積もりに来てもらいました。
二か月の余裕があるので、都合の良い日どりも取りやすいと思います。

 

 

いろいろ工夫して楽しんだベランダ茶庭ともお別れです。
次の片づけは私がすることにはならないかもしれませんし、大変だということが分かったので、
綺麗にした後は、いたってシンプルにしておこうと今からどうするか考えています。
ベランダが広くて庭ができると選んだマンションです。
私も若かったですから、どんどん物を増やしていきましたしね。
25年間十分楽しませてもらいました。

今は植木の預かっていただけるところを思案中です。

 

 

 


お茶事、終わりました。

2024年07月01日 | お茶三昧

稽古茶事無事終了。
皆さんお疲れ様でした。

ご亭主は初体験の方。
お茶碗を記念に求められて、茶碗荘のお点前で初使いをされました。
お茶事で茶碗荘の初めての試みでしたが、
初座の床に、御物袋に入れたお茶碗を荘りつけて、
お稽古の時の荘るという意味が解って良かったと思います。

「お菓子を何にしましょう。」
「六月三十日だから、水無月がいいかしら。」
ということで、どこで手に入れようかしらと。
意外とこのお菓子、近くでは手に入りません。
そこで「手作りされたらどうですか。」と言うと、
やってみますということになりました。
私のレシピをコピーして差し上げると、
何回か試作をされて、当日は一番良い出来に仕上りに嬉しそうでした。

お客様も、「今日は夏越の祓で、ぴったりのお菓子ですね。」
と喜んでくださいました。
良かったですね。

お客様は四名。

亭主側は、亭主と半東、懐石担当二人で同じく四人で。

お点前は緊張して少し上がり気味でしたが。

 

少し早いのですが、朝茶事の形式でしました。
水屋もてきぱきと。
私は御簾の陰から時々声掛けをすれば何とかなりました。
責任を持ったのは、風炉の火の下火を入れることと、軸とお花を入れること。



(あら、撮られていました。)

始まる前にご亭主と半東さんと、記念写真を撮りました。

 

今日のご亭主さん、お茶名をいただいて、早く記念のお茶事をと思いつつ、
コロナ禍に阻まれたりして、やっとの実現です。
「失敗したところは、次にリベンジね。」というと、
ほっとしたように、そして次への決意も湧いたように見えました。


初めての経験

2024年06月23日 | お茶三昧

 

ミニ向日葵が咲きました。
本当に可愛らしい向日葵でした。

 

ところで今朝は大変でした。
稽古日に寝過ごすなんて初めての経験です。
スマホのアラームを目覚ましにしているのですが。
何故か手違いでそれがオフになっていました。

それでも普段なら、目覚ましの鳴る前に目を覚ますのですが、
何故か今日に限って、いつもより二時間近くもよく寝てしまっていたのです。
こんなこと珍しいです。

さあ大変、お稽古の方がいらっしゃるまでに二時間もありません。
その間に食事をして、お稽古の準備です。
いつものようにゆったりと食事をして、のんびりと食休みなんてできません。
それだけなら少し急げば何とかなりますが、
なんと今日はお稽古でお出しするお菓子として
「葛切り」を作らなくてはならなかったのです。
黒蜜は昨晩作っておきました。あとは出来立ての葛切を用意すれば。
というわけで、朝食15分、化粧と着物を着るのに25分、茶室の掃除に10 分の超特急。
残りの時間でお稽古の方が見えるまでに、汗をかきかき葛切りづくりをしました。
出来上がったところに、ピンポーン!
ぎりぎり間に合いました。
無事に皆さんに作り立ての葛切りを食べていただけました。

 

話は変わりますが、先日藪内流の御茶席を楽しんできました。

 


席主の方は、陶芸家でお茶人のアメリカ人の方です。
日本名をお持ちです。
他流のお点前やお好みのお道具はなかなか新鮮でした。
席主の方が、気さくにお道具の説明をしてくださり、
お席終了後もお道具を拝見しながら和やかな時間を過ごしました。
その後の点心席のお料理も、飲み放題?のお酒も美味しかったですよ。

会場内のギャラリーでは、
丹波焼を中心とする作家さん達の作品展が開かれており、
それも楽しんできました。
気に入って、手の出るくらいのお茶碗もありましたが、
ぐっとこらえて我慢をしました。
お茶席ではそれぞれの作家さん達の作品のお茶碗で、
お茶もいただけました。

続けての外出で疲れたのでしょうか、
二三日後に微熱を出しました。
次の日から、休む間もなくの稽古でしたからね。
気候のせいかもしれませんが。
梅雨入りしましたね。
ご自愛くださいませ。

 

 


お家元とのつどいに

2024年06月17日 | お茶三昧

「お家元とのつどい」に社中の若い方三人と行ってきました。
暑い一日が想定されましたが、まだ六月半ばなので、
単衣を着て出かけましたが、30度は越えなかったようで助かりました。

総勢1400人が参加ということで、
目白駅からは、貸し切りバスが送迎のピストン輸送をしていました。
われわれもそのバスに乗り込んで会場まで。
茶道人口が減っていると言えども、それだけの人数が集まると壮観でした。
若い方はまだお家元のお点前を拝見したことがないとおっしゃるので、
私もお付き合いして、第一回ということで参加してみました。

受付を済ませるとお呈茶があり、大勢さんで並んで、次々とお茶を一服いただきました。

頂いた後のお茶碗はお土産としてお持ち帰りということで、
参加の記念になりました。
茶箱にでも使えそうな可愛らしいお茶碗です。

呈茶の後は、会が始まるまで時間があるので、
その間にお昼を済ませることにしました。
近くのカフェに行くと、そこは同じ目的の着物姿の方達でいっぱい。
だいぶ待たされて、ぎりぎりでランチを済ませることができました。

開会のセレモニーの後、お家元の「お茶湯」のお点前を拝見しました。
「さすがにまよいのないお点前でしたね。」
などと若い方達の感想です。
そののち、お家元がお点前の説明をしながら、
舞台上でのご指導でした。
「いろいろとべんきょうになりました。」と、
これも若い方の感想です。


休憩時間にロビーに出ると、和服姿の人の波。
こんなにたくさんの着物姿を一度に見るのも壮観です。
皆さん、これもいろいろと和服を着るうえでの参考になったようです。

お茶会ではありませんが、このような一日も、
刺激をいただけて皆さんにはよかったのではと思います。
私も若い方の新鮮な感想を伺いながら、楽しく過ごさせていただきました。

翌日の今日もこれから、気楽なお茶席とお食事のお茶会に出かけます。
続きますが、疲れないかしらね。

 

 


お茶事に招かれて

2024年06月09日 | お茶三昧

まもなく喜寿を迎える私を、お茶事で祝ってくださいました。

「先生の喜寿のお祝いのお茶事をします。」
そんな計画を伝えられたのが半年前。
それから日取りが決まり、場所が決まり。
ご招待状が届き、お返事をしたため、
どのようなお席になるのかしらと心待ちに過ごし。
嬉しい当日となりました。

「師匠冥利につきますね。」とうらやましがられました。

都内の、ビルに囲まれた中にある、オアシスのような茶寮。
淡々斎ゆかりの茶室がおもてなしの場でした。
「このお茶碗で飲んでいただきたい。きっとお好み。」
と選んでくださった御本茶碗や、安南のお茶碗。
和やかにすごせるように、
お客様にあまり手数を掛けないようにとの趣向を凝らし、
型にはまらないないおもてなしでした。
私たちのためだけに清々しく整えられた露地の打ち水の清らかさ。
贅沢な空間と時間を満喫しました。

相客としてお付き合い下さった社中の方々にも大変感謝をしています。
節目の年にまたとない幸せな時を過ごさせていただきました。
私なりに、手塩にかけて育てた弟子の成長した姿も、
嬉しくもまぶしくもありました。

これから私は皆さんに何を伝えられるのだろうと、
更なる精進を誓った一日でもありました。


お茶会を楽しんできました

2024年05月02日 | お茶三昧

友人の所属する支部の、恒例の五月の茶会。
今年はあいにくの雨に見舞われてしまいました。
午後からは本降りの予報に、濡れるのを覚悟して和服で出かけました。
会場が都内の結婚式場ですので、和室がありませんから、
お点前は舞台をしつらえて見せていただけますが、お客様は皆椅子席です。
これが、畳に座ることが大変になってきた私たちには、とてもありがたいことです。

グループごとに時間が決められていて、
濃茶席、薄茶席、立礼席と流れるように待ち時間もなく進みます。
わたしたち一行が予約した時間帯は、
十時半に受付で、十二時半からお点心をいただいて終わるという、
二時間半の行程で、丁度よい時間帯でした。
お点心がまた、結婚式場の美味しい本格的な和食が頂けるのも嬉しいです。
皆さんに好評のお茶会で、私たち一行、社中の方と、私のお友達は、皆、
去年も参加して今年もという方々ばかりです。

お心入れのお道具も素晴らしく、目の保養をさせていただきました。
そしてお菓子も又、季節感あふれる美味しいお菓子でした。
私には掟破りになるカフェインですが、
濃茶、薄茶と、三服ちゃんと頂きました。

写真はお菓子だけ撮りました。

濃茶席‣玉柏きんとん

薄茶席・あおば羹

立礼席・兜 菖蒲


久しぶりのお茶会が雨というのは残念でしたが、
初風炉の清々しいとても良い時間でした。
やはり、出向いていけるうちは(げんきでいなくては)、
機会があったらできるだけお茶会には参加したいと思いました。

さて今日からは、風炉のお稽古を始めています。