
ひな祭りも近付いて、
お稽古もついついお雛様尽くしになってしまいます。
お雛様の付いた筒型の入れ物がかわいらしくて選んだ、
老舗の和菓子屋さんの雛あられ。
実はそのお店に少しの間勤めていた男性がいます。
「濡れ甘納豆」が好きてそのお店に就職してしまったのだそうです。
そして選んだお茶のお稽古。
分かるような気がしますね。
ですから「○○の雛あられですよ」と言うと、
「このお店は材料を本当に吟味していますからおいしいですよ。」
と自信ありげに店自慢です。
今は転職してしまいましたが、やはり好きなお店なんですね。
別添えの濡れ甘納豆をブレンドして、江戸切子の器に持っていただきました。
夜はご夫婦でのお稽古の方が。
奥様は六月に出産予定なのですが、元気にお稽古を続けています。
三歳になる息子さんをお母様が見てくださる時は、ご夫婦でお稽古なんです。
ご主人も一緒野お稽古の方が安心なのでしょうね。
何気なく奥様の体を気遣う様子が、本当にほほえましいです。
「お留守番している坊やにお土産ね」
と小さな雛あられの袋をプレゼント。
今度のお子さんもどうやら男の子のようです。
お雛様には又縁がなさそうですね。
十年前に母と選んだ小さな私のお雛様は、
今年も皆さんに眺めていただけて幸せです。
裏千家我孫子茶道教室